白雪姫「女同士入れ替わりと、女同士の憑依が好きです。


by irekawari
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狙われた少女 その13

狙われた少女 その13





四葉「よし、性感を高める以外で、我が思いついたことがある、それを試してみよう」
椿「魔王長さま、それはどのような方法で?」
理央「痛いのや疲れるのは嫌ですよぅ~くすん」
四葉「言葉で説明するよりやってみたほうが早い。椿、そこにある椅子を一つだけここへ持ってこい」
四葉は振り返り、魔王長の私室の奥にある椅子を指で指し示した。
椿「い、椅子ですか?は、はい、ただちに」
椅子は二つあった。どちらも同じデザインなので、椿は片方を選んで四葉のいるほうへ持ってきた。
椿「魔王長さま、どうぞ」
四葉「ん、ご苦労」
椿が四葉に椅子をすすめ、四葉は肘掛けの先を手でつかみながら、どっかりと腰を下ろした。
四葉はそのまま背もたれにもたれかかるようにして体重を預け、右足を少し高く跳ね上げて左の太ももの上に下ろし、足を組んだ。
理央「えーと、魔王長さま、私はどうすればいいのでしょう~」
四葉に向かい合うようにして立っていた理央は、なにをしていいのか分からずオロオロしている。
四葉「四葉、お前は我の足元で跪け」
理央「ひ、ひざまづくんですか!?は、はい」
理央は四葉の足先に触れるぐらいの距離まで近寄り、ドレスの裾が汚れないよう、一応気を遣いながらその場にしゃがみこんだ。
跪いた理央のすぐ目の前に、足を組んでいる四葉の足先がある形になっている。

四葉「よし四葉、今から我の足を舐めろ」

理央「ひええええええええっっっっ!!??な、舐めるんですかぁ!?」

椿「ま、魔王長さま、ほ、本当にそんなことをさせるのですか?」
四葉「なんだ、我のすることが不満か?」
椿「い、いえ、そのようなことは決して。しかしキスの後で足を舐めるというのはいささか突飛かと」
四葉「そんなことは我とて分かっておる。我と四葉の身体が元に戻らんのは、四葉に我への忠誠心が足りんからだ。なにせ四葉は、我の身体を得たときに我に成り代わろうとしていたほどだしな。我への忠誠心が足りんのは明白だ」
理央「そ、そんなぁ~、あれは、一時の気の迷いですよ~。私は、心の底から魔王長さまに忠誠を誓ってます~」
四葉「なら、それを態度で示せ」
理央「それに、今の私は魔王長さまなのですから、私が足を舐めたら魔王長さまのお口が汚れちゃいますよ~」
四葉「構わぬ。一切のことは気にせず、ただひたすらに我の足を舐めよ」
理央「ひううう・・・分かりました~」
理央は泣きそうな顔をしていたが、魔王長の命令とあらばとにかく従うしかない。理央は観念して、目の前の四葉の、足を組んでいて前に出ている右足を靴ごと両手でつかみ、自分の口を少し開いて舌を出しながら、ゆっくりとその舌を靴のほうへ近づけていった。
そして、理央の舌が四葉の靴の先端に触れようとしたそのとき。
四葉「待て、なにをしている。我は足を舐めろ、と言ったのだ。靴ではない」
理央「ひあ!?そ、そうなのですか!?な、なんか素足のほうがもっといやーな気がするんですが・・・」
四葉「なんだ、なにか言ったか」
理央「い、いえーなんでも!舐めます、舐めます、足でもなんでも~」

理央「じゃ~魔王長さま、靴を脱がせますよ~」
四葉「ん」
理央は跪いた姿勢のまま、左手で四葉の右足の足首を優しく掴み、自分の右手で四葉の靴の裏側を掴んで、そっと靴を脱がせた。

理央(私、なんでこんなことしてるんだろ・・・こんなことして元に戻れるなんて思えないんだけど、恐れ多くてとても言い出せないし・・・)

靴を脱がし終えた理央は、持っていた四葉の右足の靴を床に置いた。
理央(うっ)
理央の目の前にある四葉の足から、刺激臭、というほどではないが、酸っぱい系の匂いが鼻に突き刺さるように漂ってくる。
理央(うえ・・・私、毎日ちゃんとお風呂入ってるのに、やっぱり足、匂うんだぁ・・・うう、ちょっとショック。これ、ほんとに舐めなきゃいけないのかな・・・)

理央「え、えと、その、な、舐めます・・・よ」
四葉「うむ。優しく丁寧に舐めろよ」
理央「わ、分かりまひたぁ・・・」
理央は舌を出しながらしゃべったため、やや変な発音になった。

理央は両手で四葉の右の素足を掴み、ゆっくりと、その足先の親指付近に、自分の舌を近づけていく。
足を掴む手も、顔から舌の先に至るまで小刻みに震えていて、さらに顔全体がなぜか紅潮している。

ぺろっ

理央はまず四葉の親指の裏を舐め上げた。
理央の舌に、やや固めの弾力性のある人の肌の感触が伝わってくる。
ついでに、やや湿ったような酸っぱい匂いも、ダイレクトに鼻に入ってくる。

理央(うあっ・・・)

理央の身体に電気が走ったような刺激が走る。
人の足を舐めるというただでさえアブノーマルな行為をしている上に、自分は魔界の頂点に位置する魔王長の身体になっていて、その魔王長の口と舌を使って、元の自分の足をぺろぺろと舐め上げている、というダブルでまずありえない状況からくる倒錯感
を感じて、理央はなにやら奇妙な快感を感じていた。

理央(うう、なんだろこの感じ、自分の足舐めるなんて変で汚いことしてるのに、なんだかちょっと気持ちいいような・・・)

四葉「ほら、まだ親指しか舐めていないぞ。舌を休めるな」
理央「は、はいぃぃ~」
四葉に言われ、理央は親指から小指にかけて順番にぺろぺろ舐め始めた。

理央(私の足、爪だいぶ伸びてるなぁ・・・そろそろ切ったほうがいいかな・・・)

四葉「足の指の先だけでなく、指の間もちゃんと舐めるのだぞ」
理央「ひふ、ふぁ、ふぁい・・・」
四葉にさらに細かく指示され、理央は足の指の間も丹念に舐めていく。
足の指の間は細かい埃や垢みたいなものが溜まっている部分もある。そんなのも舐めなきゃいけないのはいやだったが、とにかく足全体を綺麗に舐めきらないといけないと思い、足の指の間のゴミ・汚れまで、舌を使って綺麗にぺろぺろと舐めていった。
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by irekawari | 2007-09-26 23:55 | 女同士入れ替わり

狙われた少女 その12

「狙われた少女 その11」

前回








狙われた少女 その12



ぴちゃぴちゃ、にちゃにちゃ、ちゅばちゅば
四葉「んっ・・・んはっ」
ぴちゃぴちゃ、ねとねと、んぐんぐ、
理央「ひゃふはっ・・・ひあ、はぁ」
魔界の住民も皆寝静まっている真夜中、魔王長・理央の私室に、魔王長直属の下っ端部下・四葉と魔界を統べる王・魔王長理央の舌と舌が絡み合い、唇と唇が触れ合い、唾液がぴちゃぴちゃとはじける音が響いている。
椿(ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃ)
そして二人から少し離れた壁際で、顔に両手を当てて指の隙間から、魔王長直属の部下で隊長の椿が四葉と理央の痴態を赤面しながら凝視していた。

それまでずっと舌を絡ませ続けていた四葉が唇を離して、少し神妙な顔をした。
四葉「ふむ・・・だいぶ興奮しているはずなのだが・・・まだこれでもだめか」
四葉は顔が少し赤く火照っているが、疲れた様子はない。
一方、理央は顔は四葉より遥かに赤く、息も切れ切れで、しかも、目の焦点があまり定まっていない。
理央「あのほぉ、まひょーひょーはま、わひゃひ、もう舌がうごかなひでふ・・・」
理央はかなりろれつが回らなくなっていた。
四葉「なに言っているのか分からん。もっとはっきり言え」
理央「もう舌、動きまへんでふよぉ~!」
四葉「30分ほど舌を絡ませていたぐらいで、だらしがない。それは我の身体なんだから、もっと体力あるはずだぞ」
理央「いえ、あひゃひ、舌絡ませるなんて初めてだし、それになんか頭の奥とか体の芯が痺れるというか疼くというか、なんかもうあたし変になりそうで・・・」
四葉「ディープキスとはそういうものだ。発情期の牝猫みたいに前後の見境がなくなるぐらいお前を興奮させるつもりだったのだが、そこまではいかなかったようだな。我もまだまだ舌の使い方が甘いようだ」
理央「い、いひぃぃええええええええっっっ!!??牝猫って・・・」
四葉「ものの例えだ、気にするな」
理央「気にしますよぉ~、あたし、当事者なんですから~」

四葉「ふむ」
四葉は宙を見て腕を組み、なにか考えこむような仕草をしていたが、にやりと笑うと、腕を解いて片手で理央のあごをそっとつかんだ。
理央「ひゃひっ!?ま、魔王長さま!?」
四葉「興奮しないなら興奮しないで、興奮させてみたくなるな、どうせなら限界を突破するぐらい。よし、続きをやろう」
理央「ひ、ひあああっ!も、もう舌は勘弁・・・んぷっ」
理央が全部言い終わる前に四葉が自分の唇で理央の唇を塞いでしまい、さらにそのまま舌を入れてまた舌を絡め始めた。
理央「んごごごーー!」
四葉「ぷはっ」
四葉はいったん唇を離し、瞳に嗜虐心の光をたたえ、理央の瞳を見据え、唇の端を吊り上げながらこう言った。
四葉「おとなしく、しろ」
理央「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

椿「さしでがましいようですが魔王長さま!」
それまで黙って事の成り行きを見守っていた椿が、久々に声を発した。
ぴちゃぴちゃと音を立ててまた理央の口内を攻めたてていた四葉が、椿の声を聞いて理央から唇を離し、少し不機嫌そうな顔で、首だけを捻って椿のほうを見た。
四葉「なんだ椿、まだいたのか」
四葉は本当に椿の存在を忘れていたかのような、やる気のない口調で椿に声をかけた。
四葉「もう帰ってよいと言ったはずだぞ?用がないならさっさと帰って休め。我は今、良い気分なのだ、邪魔するでない」
椿「いえ、私はそこにいます四葉の上司ですから、部下の失態の後始末をしっかり見届けなくてはいけないと思いまして」
四葉「そうか、椿は仕事熱心だな」
四葉は一応返事はしているが、既に視線は椿のほうを見ておらず、視線は宙を泳いでいて、片手で理央を抱き締めた視線のまま、もう片方の手は所在なさげに理央の髪に指を通し、手櫛で髪を梳っている。
椿「それで、その、今の方法で効果がないようでしたら、また別の方法を試してみてはいかがかと愚考する次第でございます」
四葉「ふむ、そうか、そうかもしれんな」
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by irekawari | 2007-09-15 23:52 | 女同士入れ替わり

狙われた少女 その11

狙われた少女 その11





理央と四葉は向かい合ったままだったが、理央だけが椿のほうに顔を向けた。
こちらを振り向いた理央の表情は無表情で、中身が理央なのか四葉なのかよく分からない。
ただ視線だけが、まっすぐに椿のほうに向けられている。
理央は魔力もカリスマも魔界一だが、その美貌も、魔界の頂点に立つ者にふさわしい美しさを誇っている。
そんなたぐいまれなる美貌を持つ理央にみつめられ、椿は思わずその美しさに見入ってしまう。

理央「ふぇ」
端正な理央の顔つきが突如、だらしなく崩れたものになる。
椿「え!?」

理央「ふぇぇぇぇ~ん、元に戻れてませ~~~ん」

また理央は目元に手を当て、わんわん泣き出した。
椿「だぁぁぁぁぁぁぁ!!」
四葉「ふむ、失敗したようだな」
四葉は自分の目の前に手のひらを持ってきて、開いたり閉じたりしている。

椿「魔王長さま、し・・・失礼ですが、失敗すること・・・なんてあるのでしょうか?私は最初の入れ替わりのときはいませんでしたが、魔王長さまと四葉はキスして入れ替わったのですよね?」
四葉「そのとおりだ。だから今回もキスして元に戻ろうとしたのだが・・・なぜだか元に戻れていないな」
椿「こら四葉!あんた、まだ魔王長さまの身体のままでいたいとか思ってるんじゃないでしょうね!あんたがそんなこと思ってるから、元に戻れないんじゃないの!?」
理央「ち、違いますよぉ~、あたしはもう魔王長さまになりたいなんて大それたこと思ってません!あたしだって早くあたしに戻りたいんですが・・・なぜだか元に戻れなくて・・・」

四葉「元に戻れない理由で、我にひとつ思い当たることがある」
理央「ええっ!?魔王長さま、原因が分かるのですか?」
椿「魔王長さま、それはなんなのでしょうか?こいつに原因があるのでしたら、私がすぐに矯正させます!」
理央「ふえええ~ん、たいちょう~いじめないでください~」
四葉「我のこの入れ替わりは、お互いに性的興奮が高い状態でないと入れ替わることができん。さっきのキスでは、その性的興奮が足りなかったのだろう」
椿「せ、性的興奮・・・で、ございますか!?」
椿は、さっき理央と四葉がキスしていたのを目撃したときのように、顔が真っ赤になった。

理央「えええええ~~~~~、魔王長さま、だって最初のときはたしかごぷぁっ!!」
ぱしーーーん。
魔王長の私室に、乾いた音が1つ響いた。
突如四葉が理央に歩み寄り、スナップの効いた右手のビンタを理央の左頬にお見舞いしたのだ。
四葉の右手は綺麗に振り抜かれ、理央の顔は、はたかれた勢いで90度ぐらい首が回転している。
理央「い、いったぁぁぁぁぁ~い、な、なにするんですか魔王長さまぁ~」
四葉「貴様が余計なことを言おうとしていたからだ」
椿「よ、余計な事とは?」
四葉「椿、お前は気にしなくていい」
椿「さ、さようでございますか」
理央「これ、魔王長さまの身体ですよぉ~、あたしも痛いですけど、魔王長さま、ご自分でご自分の身体痛めつけちゃってますよぉ」
理央ははたかれて赤く腫れている左頬を左手で押さえ、涙目になりながら四葉に抗議した。
四葉「我の身体はそんなヤワではない」
理央「そんなぁ~、横暴ですよぉ~」
四葉「口答えするな。とにかく、原因は、さっきのキスが刺激が少なすぎたのだ。よし、次は舌を入れてやってみよう」
理央「ふええええええええっっっ!?」
椿「し、し、舌ですか!?」




続く。
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by irekawari | 2007-07-24 23:51 | 女同士入れ替わり

狙われた少女 その10

狙われた少女 その10



理央「魔王長さまぁ、ごめんなさぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!!反省してます!どうか、どうかお許しをををををををををををを!!」
あの後、四葉と椿は小さな子供のように泣きじゃくる理央を引き連れながら、謁見の間から理央の私室に移動した。
椿「うるさい!!子供じゃないんだから早く泣きやめ!それに、どうせ泣くなら元の身体に戻ってからにしなさい!」
理央「ふえ~ん、だ、だって・・・」
椿「だってじゃなーい!」
四葉「ふう、四葉よ、そろそろ我も元に戻りたいのだが、構わぬか?ほら、まずはそのみっともない顔をなんとかしろ」
理央「はひ・・・あひがとうございまふ~」
理央は四葉からハンカチを受け取り、滝のように流れていた涙を拭き、ついでに、涙と共に出ていた鼻水を拭くため、大きな音をたてて鼻をかんだ。
椿(いくら中身が四葉とはいえ、魔王長さまのこのような姿は見たくなかったな・・・しかし、魔王長さまも、自分の身体でこんなことされて少しも怒っていらっしゃらないとは・・・さすがお心が広いというか、寛容すぎるというか・・・)
理央「魔王長さま、ありがとうございました!このハンカチは、きちんと洗って必ずお返ししますから!」
四葉「いらぬ。どうせそれはお前のだ」
理央「あそっか、これあたしのか。どうりで見たことあるデザインだと思った」
椿「ほら、私が預かっといてあげるから、あんたはさっさと元に戻らせてもらいなさい」
理央「あ、隊長、ありがとうございます~」
理央は椿に鼻水まみれのハンカチを手渡した。
椿「うわっ・・・」
その生暖かく水分混じりまくりのハンカチを手にした途端、預かるといったことを後悔した椿であった。

四葉「椿よ、さっきも言ったがお前はもう休んでよいのだぞ?あとは我と四葉が入れ替わればそれで終わりだ、椿が残っている必要はあるまい」
椿「いえ、私はこいつの上司ですから・・・最後まで見届けさせてください。事が済んだら、私からも直接お仕置きをしたいですし」
理央「ひ、ひえええっ!たいちょう~痛いのはいやですよ~」
椿「甘えるな!自分がしでかしたことの重大さをその身で思い知れ!!」
理央「ひえ~ん」
四葉「まあ、そこまで言うなら残っていても私は構わん。大して時間もかからずに終わるだろうからな」
そう言って四葉は腰かけていたベッドから立ち上がり、床にうずくまっている理央に手を差し伸べた。
四葉「ほら、四葉、立て。入れ替わるぞ」
理央「は、はい・・・」
理央はまた涙があふれそうになっている目をこすりながら、片方の手で四葉の差し伸べている手をとり、立ち上がった。

椿(そういえば、魔王長さまと四葉はどうやって入れ替わったんだろう?)
魔王長と四葉が最初に入れ替わったときの現場を見ていない椿の頭に、当然の疑問が浮かんできた。

四葉「ほら、もっと寄ってこい。入れ替われんだろう」
理央「は、はい~」
部屋の中央に立っている二人は向かい合ったまま、互いの手が届くぐらいまでの距離まで近づいた。
そして四葉が理央の背中に手を回し、ぐっと自分のほうに引き寄せた。
椿「え!?」
四葉と理央の身体が密着し、顔と顔も、お互いの息がかかりそうなぐらい接近している。
理央のほうが背が高いため、理央は四葉を見下ろし、四葉は理央を見上げる格好になっている。
椿「魔王長さま、な、な、なにを・・・!?」
四葉「ん?我はこうやって口づけを交わすことで、相手と入れ替わることができるのだ。唇と唇を触れ合わせるだけのことだ、別に大したことではあるまい?」
四葉は顔だけを椿のほうに向けて答えた。
椿「た、た、た、大したことですよぉぉぉぉぉ!!」
四葉「いいから、黙っていろ。気が散る」
四葉はまた顔を理央のほうへ向き直し、さっきより、さらに顔を理央のほうへ近づけた。
理央「に、2回目でも緊張しますよぉ・・・」
まだ理央は情けない声を上げていたが、唇と唇が触れ合うほどの距離になると、すっと目を閉じ、さらに自分も四葉の背中に手を回した。
椿(な、な、なんでそんな雰囲気出してんのよ四葉ぁ!!)
四葉「では・・・入れ替わるぞ」
四葉はすっと目を細め、口の端を吊り上げ、ニヤリと微笑むと、足のかかとを上げてつま先立ちし、自分も目を閉じて、理央の唇に自分の唇を重ねた。

椿(うわーーーーーーーーーーーーーーーーーー)
椿は口元を両手で押さえて、声も出せないまま顔を真っ赤にして立ちつくしていた。



しばらく四葉と理央は口づけしたままだったが、時間にして三十秒ぐらい経った後、二人とも目をゆっくりと開き、やがてどちらからともなく手を離し、お互い向かい合ったまま、一、二歩ほど後ろに下がった。

静寂が支配する部屋の中に、ごくりという、椿のつばを飲み込む音が響く。

椿「魔王長さま・・・?も、元に戻られた・・・のでしょうか・・・?」







続く。
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by irekawari | 2007-07-23 23:54 | 女同士入れ替わり

狙われた少女 その9

狙われた少女 その9




四葉「四葉、さっきまでの勢いはどうした?我に代わって、この魔界の王として君臨するのではなかったのか?」
四葉は立ったまま冷ややかな口調で、足元に倒れている理央に言葉を投げかけた。
理央「ひっ、ひぃ・・・」
理央はすっかり怯えていた。

椿「な、なにが起こってるんだ?」
階下にいる椿には、階段の上の玉座周辺にいる四葉と理央の様子はよく見えない。
だが、身体が別人になっても、さすが王たる者の風格からか、四葉の声は謁見の間全体によく響き、遠く離れていても会話の内容はよく聞こえる。
聞こえる限り、四葉は格別怒気を含んだような声で怒鳴っているわけでもないし、しゃべり方は至って普通、それに纏っているオーラだけで相手を圧倒するような、そんなピリピリした空気も感じない。
見たり、肌で感じる限り、四葉はさっきまでと同じ、余裕のある落ち着いた雰囲気のままだ。
だが、声を聞く限り、理央はなにやら怯えているようだ。なにが、そこまで理央を怯えさせているのか、椿には見当がつかなかった。

理央は、四葉が持つ魔王長としての風格に圧倒されていた。カリスマと言い換えてもいい。
入れ替わる前の四葉はポケポケした性格と、ニブい一面もあったので、魔王長の直属の部下でありながら、魔王長・理央のそういった偉大さを全く感じていなかったのだが、理央と入れ替わり、理央の鋭敏な感覚を持っている今、以前よりはっきりと魔王長の風格を肌で感じている。
それに、理央は魔王長という、魔界での最高の実力者の身体を得ていながら、下っ端兵士の四葉に対してなにもできず、今は文字通り手も足も出なくされている。
魔界の頂点に立てるかもしれない、という野望を持っていたが、今は完全に奈落の底に叩き落とされたような形だ。その精神的ショックも、今理央が怯えている理由の1つになるかもしれない。

理央は、目に涙を浮かべながら、あることを自分の肌ではっきりと感じていた。
「この御方には私は一生かなわない」、と。

理央「ひぃ・・・うっ」
四葉「泣いているだけでは分からぬであろう?」
四葉が、足で踏みつけている理央のスカートを、さらに足でグリグリと踏みつけまわす。
理央「ひゃぁっ!」
身体を踏まれたわけでもないのに、たったそれだけのことで理央は軽く悲鳴をあげた。

四葉「そう簡単に戦意喪失されてもつまらんな・・・ではこうしよう」
四葉は手首のスナップをきかせて右手自身を捻りながら、右手の親指と中指をこすり合わせ、パチンと指で音を立てた。
理央「きゃっ」
ばたん。
その途端、理央の身体を拘束していた光のロープが消え、外に向かって力を込めていた手や足が、床に投げ出された。
四葉「今、お前の身体にかけていた拘束術を解いてやった。今のお前は魔力が使えるようになっている。ほら、今すぐ我になんでもいいから術を叩き込めば、ひょっとしたら勝てるかもしれんぞ?もっとも、今度お前が我に攻撃をしかけてくるようであれば」
四葉はすっとしゃがみこみ、片方の膝を立てたまま、床に倒れている理央の頬に片手を当て、スリスリとさすりながら言葉を続けた。
四葉「我も、我の全力をもって、お前を叩くぞ」
四葉は、まるで諭すような穏やかな笑みで言ってのけた。
理央「ひっ・・・くぅ・・・う・・・」
四葉「ん?」
理央「うわあああああああん!!」
四葉「ぬおっ!?」
理央は大量の涙を流しながら体を起こし、四葉の足にしがみついた。
理央「ごめんなさああああああい!!つい出来心だったんですぅーーーーーーっっ!!もうしませんから、どうかお許しをををををををををを!!」


椿「本当に・・・子供か、あいつは」
階下で理央のわんわんわめく泣き声を聞きながら、椿は呆れた風に溜息をついた。





続く。
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by irekawari | 2007-07-21 23:51 | 女同士入れ替わり

狙われた少女 その8

理央「へ?」

理央の全身を取り巻いている光の筋は、まるで実体を持っているかのように集束し、理央の身体をきつく締め上げ始めた。
ぎゅううううううううううううううう
光のロープに全身を拘束された理央は、右手を前に突き出した格好のまま、身動きがとれなくなってしまった。
理央「な、な、な、なによこれぇぇぇ!!??」

四葉「ふむ、うまく術が発動したようだな。本当はその術が発動しないのが一番良かったのだが」
椿「魔王長さま、あれは一体・・・」
四葉「我が事前に仕掛けておいた術だ。椿、もう緊張を解いて良いぞ。あの術が発動すれば、四葉にはもうなにもできん」
椿「そ、そうですか」
どうやら危機的状況は回避できたらしい。椿は体の力を抜き、ほっと溜息をついた。

理央「事前に仕掛けていたですって・・・まさか、こうなることを予測していて、私と入れ替わる前にこの拘束の術を自分に施していたというの・・・!?」
理央は驚愕の表情を浮かべながら、それでも必死に体を動かしてみる。しかし、光の筋の拘束力は強く、わずかに腕や脚が揺れ動くだけだ。
四葉「その通りだ。その拘束術は我の身体が魔力を使う術を使った瞬間に発動する。そして、以降は身動きがとれなくなるだけではく、魔力を使うこともできなくなる。術自体は大したものではない。ただ、その術は一度発動したら、正真正銘、『我』でないと解くことはできない。」
四葉は理央に向かって、現在発動している拘束術の説明をしながら、理央のいる玉座へと通じる階段に足をかけ、一段、まだ一段と、一歩ずつ踏みしめるように、ゆっくりと階段を上っている。
そして四葉は階段を上りながらも、顔は上を向き、視線はしっかりと、頭上の理央を捉えていた。

四葉は余裕の笑みを浮かべている。
一方、身動きがとれず、魔力も使えなくなった理央は、完全に焦っていた。先程までの驕り高ぶった態度は、微塵もない。
階下からは四葉が近づいてきている。
このままでは、せっかく手に入れた魔王長の身体が、地位が、権力が、強大な魔力が、全て失われてしまう。
理央「くっ、動け、動け、このぉぉぉぉぉぉ!!」
理央はこれでもか、と全身に力を入れる。力を入れすぎて、顔が真っ赤になっている。しかし、それでも全身を縛っている光の筋に拘束は解けない。
そうこうしているうちに、四葉は理央のいるところまであと数段、というところまで階段を上がってきていた。
理央「く、来るな、来るなぁ!!こ、この身体は私のものよ、絶対に返さないんだ・・・」
と言っている最中、あまりに体に力を入れすぎていた理央は、足元がふらつき、後ろに倒れそうになった。
理央「か・・・ら・・・って、きゃあああああ!!」
ドシーーーーンと、ニブい音がした。
理央は背中から床に倒れてしまった。理央は光の筋で全身を拘束されているため、受け身をとることができず、まともに背中を床に打ちつけてしまった。
理央「いたたた・・・・・」
背中に激しい痛みを感じる。しかし、光の筋の拘束はまだ続いているので、痛いところをさすったり、起きあがったりすることさえもできない。
理央「!!」
理央は急にあたりが暗くなった気がした。
見上げると、そこに黒いシルエットの人影が見えた。四葉だ。既に、彼女は理央のいる最上階まで上ってきていた。四葉は理央を見下すように、理央の足元に立っている。室内の照明は四葉の背中から当たるようになっているので、四葉をはさんで照明の反対側にいる理央のほうには、四葉の体の影がかかることになる。理央がさきほどあたりが暗くなったと感じたのは、四葉の影が自分にかかってきていたためだ。
理央から見ると、照明の関係で四葉は逆光になっている。顔にも影がかかり、表情があまり見えない。自分は床に倒れた状態で、相手は立ったまま自分を見下している格好だ。

ジリ。
四葉はさらに一歩踏みだした。床に倒れている理央の、大きく広がっているドレスのスカートの裾を、構わず踏みつける。
理央「ひっ」
理央は思わず、軽い悲鳴を上げた。理央はまるで自分が猛獣のえさになったような威圧感を感じている。
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by irekawari | 2007-06-08 23:51 | 女同士入れ替わり