白雪姫「女同士入れ替わりと、女同士の憑依が好きです。


by irekawari
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妃沙子(ひさこ)「わ、私、お姉ちゃんになってる・・・!?そ、そりゃ、隆史さんと結婚できるお姉ちゃんをうらやましいって思っていたけど、ま、まさかお姉ちゃんに乗り移っちゃうなんて・・・」
貴子「妃沙子、どうしたの、突然鏡を見るなんて。お化粧が崩れたようなら、メイクの人、呼んできてあげるわよ」
妃沙子「お、お母さん、ううん、なんでもない、なんでもないの・・・よ」
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by irekawari | 2007-06-30 13:21 | 女同士の憑依・乗っ取り
リーゼ「さあマリア、今日もアレ頼むわね」
マリア「またですか、姫様」
リーゼ「マリアのくせにつべこべ言わない!さあ、入れ替わるわよ」

リーゼ王女は、直属のメイド・マリアを抱き締め、キスをした。

マリア「ぷはぁっ、よし、今日も成功ね」

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キスを終えた後、マリアのほうから身体を離し、マリアは肩にかかっていた髪を両手でかきあげた。

リーゼは「入れ替わりたい」と念じながらキスすることで、相手と身体を入れ替えることのできる特殊能力の持ち主だった。
王女は城の外に出てはいけない、そのため、毎日が退屈の連続だ。リーゼはこの入れ替わりの能力を使って、時々マリアと入れ替わり、マリアとして城の外に遊びに行ったりして、気晴らしをしていた。
ちなみにこの特殊能力は、「身体」自身が持っている能力であるため、元に戻るときは、リーゼの身体に入っているマリアが「入れ替わりたい」と思いながら、リーゼの精神が入っているマリアの身体にキスするようになっている。

最近は二人が入れ替わる回数もだんだん増えてきた。

マリア「それじゃ、今日も遊びに行ってくるわね」
リーゼ「あの、私のメイドとしての仕事もあることをお忘れなく」
マリア「わかってるわよ、うるさいわね。適当にやっとくから安心しなさい!じゃあね」

マリアが部屋から出て行った後、リーゼ王女は溜息をついた。

リーゼ「姫様が私の身体で好き勝手するものだから、私が仕事サボッていると皆に思われてしまうわ。せっかく王女直属のメイドという最高の職に就けたと思ったら、肝心の姫様がこんなワガママ娘だったなんて。このままでは、私は職務怠慢で解雇されてしまうわ。そうしたら、私の代わりに誰かが姫様直属のメイドになるわ。姫様にとっては、気晴らしのために入れ替わるのであれば、メイドが誰であろうと問題ないに違いないわ」

リーゼ王女は考え込みながら、部屋の中にある鏡の前に立った。

リーゼ「くくく、でもそれも今日までよ。なぜ今までこうしなかったのかしら。あのワガママ娘には一生私で居てもらうわ。そして私が王女リーゼになるのよ」

鏡の中のリーゼは、とてもいやらしい笑みを浮かべていた。




買い出しの仕事に合わせて、城の外で遊びまわっていたマリアは、夕方になり、また城門から城に入ろうとした。

マリア「お仕事ご苦労さま、じゃ、入るわね」
兵士「待て、お前はマリアだな?」
マリア「私はリーゼよ、・・・じゃなかった、ええ、マリアよ。それがどうかしたの?早く中に入れてよ」
兵士「リーゼ王女さまより、マリアは本日付けで解雇したと聞かされている。城の中に入ることは許可できん」
マリア「な、なんですって!?そんなことあるわけないでしょう!?リーゼは私なんだから!」

兵士はマリアを見て、なにを言っているんだこの女?という顔つきをした。

マリア「これはなにかの間違いよ!マリアを・・・じゃなかった、リーゼ王女をここに呼びなさいよ!なんで解雇したか、問い詰めてやるわ!」
兵士「バカな、そんなこと出来るわけないだろう?解雇された身で、王女さまを呼び出せなどと、偉そうな口をきくな!」

ちょうどそのとき、城門のところにリーゼ王女がやってきた。

兵士「ひ、姫様!?なぜこのようなところへ・・・」
リーゼ「マリアに最後の別れを言いに来たのよ」
マリア「マリア、あんた・・・こんなことして、ただじゃおかないわよ!元に戻ったら、本当にお前をクビにしてやる!」
リーゼ「元に戻る?そんなこと、私がするわけないでしょう?私達は一生、このままなのよ」
マリア「な、なんですって・・・」
兵士「ひ、姫様、いったい何のことを言っているのですか?」
リーゼ「お前が気にする必要はない」

リーゼににらまれた兵士は体をビクッと震わし、姿勢をただし、かしこまった。

リーゼ「じゃあね、マリア。もう一生会うこともないと思うけど」

リーゼは振り返り、マリアに背をみせながら、また城の中へと戻り始めた。

マリア「ま、待ちなさい!私の身体、返してよ!」

マリアはリーゼを追いかけようとしたが、兵士に止められてしまった。

兵士「無礼者!これ以上姫様に無礼を働くと、牢屋行きだぞ!」
マリア「う・・・」

マリアは城門から城の中へと通じる通路を見たが、既にリーゼ王女の姿はなかった。

マリアはとぼとぼと、また街のほうへ引き返し始めた。
しかし、具体的にどこか行くあてもない。
すでに、夕闇があたりを覆いかけていた。

マリア「ど、どうしてこんなことに・・・」





完。



後書き

ちょっと実験的に、頻繁に改行を入れてみました。具体的には、台詞の前後には必ず一行分の空白を入れるようにしてみました。

「メイド」で「マリア」という名前なのは「ハヤテのごとく!」を意識しました。
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by irekawari | 2007-06-30 13:12 | 女同士入れ替わり
王妃エリーゼは夕食の後、自室でくつろいでいた。
そこへ、突然一人の女性が現れた。
年は40後半ぐらいだろうか、中年の女性だ。
化粧は濃い。小じわなどを隠しているのだろう。
黒髪のストレートで、後ろでポニーテールにしている。
襟の立った漆黒のマントで体全体を覆っているため、下にどんな服を着ているかは分からない。

エリーゼ「あ、貴女は誰?どうやってここに入ったのですか!?」
バーバラ「初めまして王妃エリーゼ。私は魔女バーバラ。テレポーテーションの魔法で、ここに入らせてもらった」
エリーゼ「魔女バーバラ!?あの有名な・・・。ま、魔女が私になんの用です!」
バーバラ「安心しろ、なにも危害は加えない。私はただ、お前のその身体を貸してもらいたいだけだ」
エリーゼ「か、身体を貸す・・・ですって?」
突然バーバラは羽織っていたマントを脱ぎ、床に放り捨てた。。
マントの下は、なんと全裸だった。
エリーゼ「きゃ、きゃああああ!な、なにを・・・」
エリーゼは中年女性の身体らしく、胸は垂れており、腹も少し出ていて、全体的に肌がたるんでいる。
バーバラ「くくく・・・」
バーバラは全裸のまま、ゆっくりとエリーゼに近づいていった。
エリーゼ「い、いやあ、来ないで!」
バーバラ「くくく・・・怖がらなくてもいい、すぐ終わる」
エリーゼの目の前まで来たバーバラの身体が突然半透明になった。
エリーゼ「きゃあああああ!」
エリーゼからは、うっすらとぼやけているバーバラの顔を通して、部屋の向こうの壁が見える。
バーバラ「くくく・・・借りるぞ、その身体」
エリーゼ「だ、誰かーーー!た、助けて」
エリーゼが叫ぶと同時に、エリーゼの身体にバーバラの半透明の身体が重なった。
エリーゼ「うっ」
エリーゼが小さく呻く。
バーバラはエリーゼに重なったまま180度向きを変え、身体の向きをエリーゼと合わせた。
エリーゼは身体の中を直接手でかきまわされるような、異様な嫌悪感を感じていた。
エリーゼ「い、いやああ・・・」
バーバラはまだ少しずれていた自分の身体を、エリーゼの身体に完全に重ねた。

兵士「王妃さま!なにかあったのですか!?」
王妃の叫びをききつけ、護衛の兵士が部屋の中に入ってきた。
エリーゼ「あら、どうしましたの?」
兵士「あ、あれ?」
部屋の中には王妃が一人立っているだけで、怪しい人影すら見当たらない。
兵士「今、たしかに王妃様の助けを呼ぶ声が・・・」
エリーゼ「ごめんなさいね、部屋に入ってきた虫に驚いてしまって。でもその虫ももう出て行ったわ」
兵士「そうだったのですか、私はてっきり侵入者かと・・・失礼しました。あれ、これは・・・」
兵士は部屋の中に黒いマントが落ちているのをみつけた。
エリーゼ「ああ、それは私が使っていたものですが、もういらないから捨ててちょうだい」
兵士「はっ、分かりました」
兵士は黒マントを拾った。
兵士(あれ、まだ暖かい・・・?)
ついさっきまで王妃が着ていたのだろうか?部屋の中でドレスの上にマントを羽織るなんて変だな・・・と兵士は疑問に思ったが、いずれにせよ、大した問題ではないと思い、気にしないことにした。
兵士「ではこのマントは処分しておきます。失礼します」
兵士はマントを持って出て行った。

エリーゼ「くくく、バカな奴。本物の王妃は私の中で眠っているわ」
兵士が出て行った途端、エリーゼは邪悪な表情を浮かべ、あざけ笑った。

エリーゼは部屋の中にある、全身が映るほどの大きな鏡の前に立った。
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エリーゼ「くくく・・・これが王妃エリーゼの身体か」
エリーゼはドレスの裾をつかみ、そのまま一回転、ターンをしてみた。
ドレスのスカートがふわりと広がる。
エリーゼ「さすが王妃、ドレスも高級なものだな」
次にエリーゼは自分の胸をドレスの上から鷲掴みにしてみた。
エリーゼ「胸も大きい、弾力もあるし張りがある」
さらにエリーゼは鏡に近づき、自分の顔をじっとみつめた。
エリーゼ「それになにより、美しい。このきめ細かい真っ白の肌。くくく・・・気に入ったぞ、この身体」
王妃エリーゼは口の端を吊り上げ、いやらしい笑みを浮かべた。
エリーゼ「この身体、しばらく借りるぞ・・・私の野望成就のために」




数日後の、夜。

王妃エリーゼは国王イスカルとの情事の真っ最中だった。
イスカル「エリーゼ、今日はどうしたんだ、いつもの浮気相手の若い男のところに行かなくていいのか」
エリーゼ「うふふ・・・私が愛しているのは偉大なる国王である、あなただけよ」
イスカル「信じられんな・・・もうワシとは何年も寝とらんかったのに。ワシのようなオヤジより、イキのいい若い男のほうがいいんじゃないのか?」
エリーゼ「うふふ・・・私は、あなた一筋ですわ・・・これでも、私が信じられなくて?」
イスカル「う、うおおお、い、いい!で、出る、出るぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」
エリーゼ「んっ、んんん・・・ぷはぁっ、んっ、ごく、ごく、ごく・・・」
イスカル「はぁっ、はぁっ、はぁっ」
エリーゼ「うふふふ・・・あなたのって、とても美味しいわ。もっと、もっとちょうだい」
イスカル「わ、ワシのを飲んでくれるなんて・・・うっ、うあああ」
エリーゼ「まだまだこれからよ、私が、あなたのここをもっと元気にしてあげる」


イスカル「ふぅ・・・まるで天国にいるみたいじゃったわい」
エリーゼ「うふふ、いやですわ天国だなんて」
イスカル「そのぐらい気持ちよかったんじゃよ」
エリーゼ「天国だなんて、縁起悪いですわ。あなたはたしかにここに生きている。そしてあなたは偉大な御方。一国の王に収まっているなんてもったいないですわ」
イスカル「そ、そうか?」
エリーゼ「ええ、あなたが本気を出せば、周りの国々なんて目じゃないですわ。たとえば、隣のエド国なんて、あなたの国に対してよくない感情を持っているらしいですわ」
イスカル「なに、そうなのか?」
エリーゼ「ええ。あんな弱小国のくせにね・・・ねぇあなた、こちらから先に攻めとっちゃいましょうよ。あなたの国の力なら、なんでもないはずでしょう?」
イスカル「おお、そうだ、我が国は強い!ワシがおるからな!」
エリーゼ「あなた、その意気ですわ」
イスカル「みておれ、エド国のやつらめ・・・このワシの本気をみせてやる!」

エリーゼ(くくく・・・簡単なものね。この脂ぎった中年オヤジには、死ぬまで私の役にたってもらうわ)





完。


後書き。

国王と入れ替わったほうが手っ取り早いと思いますが、魔女バーバラは男とは入れ替わりたくない!というこだわりの持ち主なのです(何)。
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by irekawari | 2007-06-29 20:50 | 女同士の憑依・乗っ取り
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冴子「あんた、誰よ?それに、どうして私がこんな身体になってるの!?説明してよ!」
敏夫「俺の妻が植物人間状態になってしまってね、そこで君の魂を妻の身体に入れたってわけさ」
冴子「な、なんですって?あ、あなた正気?」
敏夫「君は今日から俺の妻、桐生冴子として生きるんだ」
冴子「い、いやよ!私は貴方の妻なんかじゃないわ!」
敏夫「さあ冴子、また前のように俺のアソコをくわえてくれ」
冴子「い、いやああああああああああ!そんな汚いモノ、私に見せないで!」
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by irekawari | 2007-06-28 12:58
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「きゃあっ、ど、どうして私がそこに寝ているの!?」


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久美「う、うーん」
「きゃっ、め、目が覚めた・・・の?」
久美「うふふ・・・シワひとつ無いこの肌、艶のある黒髪、豊満な胸、それにこのドレス・・・」


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久美「うふふふ・・・入れ替わり成功だわ」
「あ、貴女・・・誰!?どうして私の姿をしているの!?」
久美「うふふ、貴女の身体が気に入ったから、入れ替えさせてもらったのよ、貴女の若く美しい身体と、私の老いた醜い身体を。くくく、今の自分の身体を見てみたら?」
「い、今の私・・・?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・い、いやああああああああああああ!!」
久美「うふふ、貴女はそのシワだらけのおばあちゃんの身体で一生を過ごすのよ。その身体だって、大事に使えばあと10年は生きられるわよ」
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by irekawari | 2007-06-28 07:30 | 女同士入れ替わり
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『妖魔西遊記』
「上城由羽」先生
秋田書店 プリンセス・コミックス
全1巻





『妖魔西遊記』に収録の読み切り短編
「Search for me-私を捜して-」に、男女入れ替わり話があります。

続きを読む(内容のネタバレあり!)
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by irekawari | 2007-06-27 23:44 | 入れ替わり作品の紹介・レビュー
委員長がメイドに着替えたら 続き



みのり「ご主人様、行ってらっしゃいませ」
客「ももちゃん、また来るよ」

涼子「お疲れ~、みのり・・・じゃなかった智代ちゃんだっけ。いやー、初めて店に来てから2時間ぐらいでここまでちゃんと接客できるようになるとはね~、智代ちゃん、このままうちの正社員にならない?」
店の玄関で客に向かってのお辞儀を終え、厨房に帰ってきたみのりの身体の智代を、この店での「みのりの先輩」である、涼子が声をかけてきた。
みのり「涼子さん、冗談言わんとってください、うちはあくまで三希さんの代わりにメイドの仕事やってるだけで、好きでやっているわけやないんですから」
涼子「んー、そっかなー、智代ちゃん、最初はたしかにイヤイヤやっているみたいだったけど、もう今なんかかなり嬉しそうに仕事しているように見えるけど?智代ちゃん、ひょっとして前からこういうメイド服着てみたかったんじゃないのかな?」
涼子がふざけながらみのりを後ろから抱き締める。
みのり「ひゃ、ひゃあ、涼子さん!?」
涼子「ほらほら、素直に白状したら?お堅そうな性格の子に限って、案外とこういう可愛い服に憧れていたりするのよねー。智代ちゃんも、ズバリそのクチでしょ?」
涼子はあくまで軽い冗談といったノリで話しかけてくる。抱き締めるついでに、みのりの豊満な胸をメイド服の上から触っていたりもする。
みのり「や、やめてください、仕事中やのに・・・」
涼子「だからー、小声で話しかけてるでしょー?ほらほら、お客さんに智代ちゃんのカワイイ喘ぎ声を聞かれたくなかったら、素直に吐いちゃいなさい」
涼子はさらにみのりの胸だけを集中的に揉んでくる。
みのり「や・・・やめて・・・堪忍して・・・」

ルリ「二人とも」
突然、厨房に小柄な一人の少女が入ってきて、みのりと涼子に声をかけてきた。
ルリ「お客さん来た」
みのり「りょ、涼子さん、ほら、お客さん来ましたよ!」
涼子「ちっ、運がいいわね。んじゃあ智代ちゃん、またお客様を席にお連れしてくれる?」
みのり「はい、分かりました」




クラス委員長の仁科智代はある日の放課後、同じクラスの三希みのりに呼び出され、お互いの身体を入れ替えられてしまう。智代の身体になったみのりは、自分の代わりにバイトに行ってほしいと頼み、逃亡した。
みのりの身体になった智代は仕方なくバイト先に向かうが、そのバイト先は、なんとメイド喫茶だった。


頼まれてしまったことだし、仕方なく「三希みのり」としてメイド喫茶のバイトを開始する。
最初はさすがに失敗続きだったが、記憶力もよく、さらに人と話す事に慣れている智代は、次第に接客のコツをつかんでいった。普通の喫茶店ではない、メイド喫茶特有の仕組みも覚えていった。
さらに、みのりの仕事上の先輩・柚木涼子が的確に智代を支援していたのも大きかった。涼子はみのりからあらかじめ入れ替わりの事実を知らされていたので、智代の受け入れもスムーズだった。

涼子「あたしも1回だけみのりと入れ替わった事あるのよー」
とは、涼子本人の談。
涼子「突然真剣な顔して呼び出してきて、なにかと思ったらいきなりキスしてきて、気が付いたら入れ替わっていたんだもん、ありゃびっくりするわよねー。いやホント、あの子と一緒にいたら退屈しないわー。みのりのボンキュッボン!な体型になれたのも貴重な体験だったし。若いっていいわよねー」
年寄りくさい発言をしているが、涼子はまだ大学生である。
智代も、最初の自己紹介のときに、年齢やみのりとの出会いも含めていろいろ聞かされた。
みのり(三希さんと似とるなあ)
と智代は思った。見た目ではなく、性格が。言いたいことがあればすぐ口にするストレートさとか、行動派なところとか。仲が良いのもうなずける。

柚木涼子、20歳、大学生。
背はみのりより少し高いぐらい。ウェーブのかかった髪が特徴で、肩までの長さがある。
ゆったりしたメイド服のため、スタイルはよく分からないが、顔が美人なのもあいまって、モデルでもできそうな均整のとれた体型だ。胸はみのりよりはやや小さい。
カフェ「花音」には開店当初から勤務していて、店の事情を知り尽くしている、ベテランである。

天堂瑠璃、16歳、高校1年生。
とにかく背が低い。智代は、初めて会ったとき「なぜこんなところに小学生がおるんや」と思ったほど。出会い頭についその台詞を言ってしまった智代は、すぐ謝ったが、しばらくの間は仕事中でも瑠璃に無視されてしまっていた。どうやら自分でも背の低いことは気にしているらしい。
しかし、涼子ほど頻繁にではないが、智代が仕事で困っていると、ボソッと一言つぶやいてフォローしてくれる。瑠璃は普段は無口で、仕事に関すること以外ではめったにしゃべらないが、それなのにそうして自分を助けてくれる小さな少女の優しさを、智代はとてもありがたいと思った。

みのり「瑠璃ちゃん、さっきはうちを助けてくれておおきに」
智代は厨房で瑠璃と一緒になったときに、感謝の声をかけてみた。
瑠璃「・・・別に。私は貴女より先輩なんだから、助けるのは当然」
言い方は素っ気ないが、とにかく自分を嫌っているわけではないようだ。智代は、この子とも仲良くなりたいと思うようになっていた。
みのり「あの、最初におうたときに小学生とかゆうてもてごめんな」
瑠璃「・・・別に気にしていない。・・・それより」
瑠璃はこちらを振り返り、みのりの目をみつめた。身長差があるので、瑠璃は見上げるような、みのりは下を向くような姿勢になる。
瑠璃「・・・どうやって入れ替わったの?」
みのり「へ?どうやって?」
そんなことを聞かれるとは思っていなかった智代は、思わず復唱してしまった。
みのり「えっと、キスされたと思ったら入れ替わっとったから・・・どうやったら入れ替わるのかは、三希さんに聞いてみんと分からんなあ」
瑠璃「・・・そう。・・・今の貴女にキスしても入れ替わる?」
みのり「えっ、そ、それは無理ちゃうかな・・・うちは三希さんやないし」
瑠璃「・・・そう。貴女や涼子さんだけみのりと入れ替わるなんてずるい」
みのり「へ?瑠璃ちゃん?」
瑠璃「あたしもみのりになりたい」
それだけ言うと瑠璃はまた厨房から出て行った。
智代は少し驚いていた。わざわざ他人と入れ替わりたいと言ってきたことに。強制的にバイトの代わりをさせられている智代にとっては、入れ替わりは「大変なこと」という思いが強い。
しかし、改めて考えてみると、今の自分の身体であるみのりは、かなり美人だ。背はまあ普通だが、それでも瑠璃よりははるかに身長がある。普段瑠璃がみのりをどう見ているのかは知らないが、おそらく憧れているのだろう、みのりみたいになってみたいと。
今実際にみのりになっている智代には、瑠璃のそんな気持ちが分からないでもない。しかし智代はみのりの学校でのハチャメチャさも知っているだけに、「物好きやな・・・(汗)」という思いも浮かんでしまう。
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by irekawari | 2007-06-26 23:55 | 女同士入れ替わり
『はてなアンテナ-TSF-Antena』

入れ替わりや憑依ものを扱っているサイトやブログを紹介しているだけでなく、最新の更新がいつ行われたかも知ることができます。サイトやブログの並びは、更新が新しいものから、上から下へ表示されるようになっていて、分かりやすいです。
扱っているジャンルは、入れ替わりや憑依だけではなく、変身や女装など、かなり幅広いです。
私の2つ前のブログ「女同士入れ替わり小説集『私の身体を返して!』2」のときも取り上げてくださっていました。
イラストや写真の無断使用をしまくっている今のこのブログでは取り上げてもらえないと思っていたのですが、つい最近、ここのブログも取り上げていただけるようになったみたいです。ありがとうございます~。





あとお知らせです。
私は今までWEB拍手のコメントは、いただいた分は全てブログで取り上げてレスしてきましたが、「荒らし」だと思えるような、あまり内容の無いコメントにはもうレスしないようにします。ご了承ください。




最近、ゲームの「三国志大戦」の女性武将にハマッていて、いろいろ良いサイトに巡り会うことができたので、そのサイトさん達を紹介したい!と思って、ついにHPを作ってしまいました。といってもリンクコーナーしか無いですが(汗)。
ここのブログから直接リンクしてもよかったのですが、あまりにもジャンルの違うところからリンクしても迷惑にしかならないと思ったので、新規にHP作ってみました。
ここです~。



『三国志大戦リンクコーナー』
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by irekawari | 2007-06-25 07:24 | サイト紹介
WEB拍手押してくださっている方、コメント書いてくださっている方、いつもありがとうございます~



6月23日と24日のWEB拍手コメントレス。
日付と時間が違うのもありますが、同じ方だと思うので1つにまとめます。

>是非、ギニューが登場する小説をお願いします!!
>ギニュー「チェ…、チェンジーーー!!!!!」
>ギニュー「俺のスカウターを…落とさぬ様持っていろ」
>ギニューとリリカのカラダが入れ替わってしまった!

とりあえず、今現在、ギニュー本人を登場させるような話を書く予定はないです。
入れ替わる前に、自分の大切な装備品を外して他人に預けておく・・・というのはなかなかリアルな行為で良いですね。





「家族交感」という18禁PCゲームに祖父と孫娘の入れ替わりシナリオがあるとのことで、気になっていました。
で、「おじいちゃんと一緒」というシナリオ内で、入れ替わりがあるらしいので、やってみたいと思っていたのですが、どうもそのファンディスク単体では遊べないらしく、ゲーム本体?も買わないといけないみたいでした。ずいぶん出費がかかるなーと思ってあきらめていたら、「おじいちゃんと一緒」のシナリオ1本分だけをダウンロード販売しているところを発見。
「おお!他に余分なものをつけないで、入れ替わりシナリオだけを堪能することができるのか!?」と思い、もういきなりとびついて、ダウンロード版を購入。しかしうちのPCはダウンロードも遅いわインストールにも時間かかるわで、プレイするだけでかなり手間かかりました(汗)。でもこれで入れ替わりシナリオを堪能できるなら、苦にならない!と思っていざプレイしてみると・・・あれ?もう終わっちゃった?(汗)。祖父と孫娘、入れ替わってないやん!!しばらく呆然としていました。
そして改めてネットで調べ直してみると・・・

「家族交感 姉・母・妹」というソフトがあって、それのダウンロード版シナリオ4本のうち、1つに「おじいちゃんと一緒」という、祖父と孫娘がエッチしてしまうシナリオがある。ただしこれ自体には入れ替わりはない。
「家族交感 姉・母・妹」のファンディスクである、「家族交感 禁断の章」の中に、ユーザー応募により、「おじいちゃんと一緒」を元に作られた「男女交感」というシナリオが入っていて、この「男女交感」の中に、祖父と孫娘の入れ替わりが入っているみたいです。あと、この「家族交感 禁断の章」をプレイするには、元の「家族交感 姉・母・妹」が必要。
要するに、私がもし入れ替わりシナリオをプレイしたいのであれば、「家族交感 姉・母・妹」「家族交感 禁断の章」の2つを買わなければいけない。
私は両方とも購入していません。

・・・ダメじゃん!!(汗)

「おじいちゃんと一緒」1本だけをダウンロード販売で購入してみましたが、完全にお金の無駄になってしまいました。
まあ、よく調べないで慌てて購入してしまった私が悪いのですが(汗)。
しかし、「おじいちゃんと一緒」は本当に短い話だったなぁ・・・まさに値段通りの内容、といった感じです。

男の老人と若い女の子が入れ替わる、というのはギャップが激しいため、入れ替わりものではよくありますが、この「家族交感」のように、祖父と孫娘という、「血のつながった者同士」が入れ替わるのって珍しい気がします。
「家族交感」では、家族だけあって、孫娘はそれなりに祖父のことを好きでいます。しかし、二人が入れ替わってしまったら!?普段、孫娘がどれだけ祖父のことを好きでいても、自分が祖父の、老いた身体になってしまっては、相当嫌がると思います。普段は「おじいちゃん」として慕っているだけに、いざ自分が祖父になってしまったら、祖父を慕う気持ちより、嫌悪感のほうが上回ってくると思います。
そういう、孫娘の心境の変化を、すごく見てみたかったですねー。しかもこのゲーム、女性キャラはちゃんと声も入っているそうで。祖父の魂が入っている孫娘は、どんな声でしゃべるのか、それもすごく聞いてみたいです。
しかし、入れ替わりシナリオのためとはいえ、ゲーム2本は買えないなぁ・・・(汗)。

ゲーム買うほどの余裕もないし、じゃあ自分で祖父と孫娘の入れ替わり話を書いちゃえ!ということで書いたのが「祖父と孫娘」。しかし、まだ入れ替わるところまで話進んでいないですが(汗)。祖父と孫娘がエッチしてしまうシーンがあったりと、内容的に「家族交感」の影響を受けていたりもします。
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by irekawari | 2007-06-24 16:15 | web拍手お返事
世界格闘大会。
年に一度開催されるこの大会は、文字通り世界中の格闘家が集まる世界一規模の大きな大会である。
ゆえに世界からの注目度も高く、この大会で優勝したり、または好成績を収めた者が世界的に脚光を浴びることも多い。

ティナ、16歳。
彼女もまた、この大会に夢と希望を抱いて参加していた。

彼女は女優志願だったが、プロレスラーとして一度は世界の頂点に立ったこともある父親の教育方針により、ティナは幼い頃からプロレスを叩き込まれてきた。もちろん、女優なんて軟弱なものはもってのほか。
実際、ティナはプロレスの素質があり、国内の大会で優勝できるほどの実力を身につけていた。
しかし、自分の本当の夢を果たすため、ティナはある日家を飛び出した。

優勝者には賞金を始め、あらゆる栄誉が与えられる、世界格闘大会。
これに出て優勝すれば、全世界から注目されて、さらには映画界からお呼びがかかるかもしれない。
そんな目論見もあって、ティナは世界格闘大会にエントリーした。

ティナ「とぉりゃあ!!」
ズドーーーーン!!
必殺のバックドロップが決まり、ティナの勝利が確定した。
ティナ「よーしいい感じ!強そうな人あんまりいなさそうだし、よーし絶対優勝するぞー!」

ティナ「えーと、次のあたしの相手は・・・あのエレナって人かー。あたしも人のこと言えないけど、女の人でこの大会に出てるなんて珍しいなー。あー、あの服いいなー、大人っぽくて素敵☆格闘するには不向きそうだけど、動きからは全然不自由さを感じないし・・・うう、こりゃ強敵かも?でも、あたしは負けないからね!」


エレナ「手加減はしなくってよ」
ティナ「望むところ!さあ、かかってきなさい!」
審判「試合開始!」

二人の実力はほぼ互角だった。
戦いは持久戦の様相を呈していた。

エレナ「はぁはぁ、しぶといですわね」
ティナ「負けられない・・・負けられないんだ!」

試合場の端のほうで乱戦状態の二人。
ティナはステージの上から追い出されるように、エレナの蹴りをくらってしまった。
この大会にリングアウトはないが、ステージの下までにはけっこうな高さがある。
ティナは落ちる直前、伸ばしたままのエレナの足を掴んだ。
エレナ「きゃあああああ!」
ティナ「わああああああ!」
そのまま二人は一緒にステージ下まで落下してしまった。


エレナ「うう・・・いたたた」
ティナ「う・・・油断していましたわ」
二人は気を失っていたが、ほぼ同時に目を覚ました。
立ち上がりながらお互いに相手を見た二人は、驚きのあまり叫んでいた。
エレナ「え・・・なに!?あたしがいる!?」
ティナ「わ、わたくしがいますわ!」

ティナもエレナも、自分の身体を手で触ったり、腕や脚を上げたり、腰を捻ったりして、自分の身体を見た。
エレナ「きゃーーーっっ!か、身体が入れ替わってる!?」
ティナ「そ、そんな、こんなことが・・・」

実況「ステージ下に落ちてしまったエレナ選手とティナ選手、なにやら叫んでいますね、落下時に特にダメージを負ったようには見えなかったですが・・・。遠すぎて、なにを言っているのかもよく分かりません」

ティナ「わたくしの身体を返してください!」
エレナ「そ、そんなこと言っても、あたしのせいじゃないし」
エレナに対し猛攻をかけるティナ。それを受けるエレナ。しかし二人とも、慣れない他人の身体になってしまったために、うまく攻めることができない。
ティナ「ううっ、この方の身体もかなり鍛えられているみたいですけど、やっぱり違和感ありますわ。リーチも微妙に短いですし。は、早くこの身体に慣れないと」
エレナ「この人の身体・・・あたしの身体より動きやすい!その分パワーが若干劣るけど・・・だいぶ慣れてきた!必殺の一撃を決めれば・・・勝てる!」

エレナはティナの一瞬の隙をつき、ティナの背後をとった。
エレナ「ごめんね、あたし、どうしても勝ちたいんだ!」
ティナ「きゃあああああああ!」
エレナはティナの腰を両腕でつかみ、背中をのけぞらせ、バックドロップの体勢に持って行った。
しかし、ティナよりやや非力なエレナの身体では、ティナの身体を完全に持ち上げられないでいた。
エレナ「こんなところで、あきらめられない・・・あたしは勝つんだ・・・あたしの夢のために・・・!うおりゃあああああああああ!!」
エレナはさらに渾身の力を込め、ティナを抱きかかえたまま後方に跳躍、放物線を描くように跳び、ティナの頭部をステージの固い床に叩きつけた。
素早く起きあがるエレナ。
ティナは脳震盪を起こしたのか、全く動く気配がない。
審判「勝者、エレナ選手!」
観客「わーーーーーーーーーーーーーーーーーっっっっ!!」
実況「エレナ選手、まるでティナ選手のお株を奪うかのようなバックドロップで試合を決めました!あえて相手の得意技を使用して勝つ!以前の繊細な戦法とは違う、大胆な作戦で見事はまったといえるでしょう!」
エレナ「やった・・・勝ったんだ!!」
エレナは右手を高く上げ、ガッツポーズをした。


試合後、選手達の控え室では。
すっかり意識を回復したティナが、エレナにくってかかっていた。
ティナ「どうしてくれますの?貴女の身体になってしまっただけではなく、試合にまで負けてしまって、責任とってくださる!?
エレナ「ご、ごめんなさい、貴女には悪いと思うけど、入れ替わっちゃったものは仕方ないし、あたしはどうしても勝ちたかったし」
ティナ「納得できませんわ、わたくしだってここで負けるわけにはいきませんのよ。さあ、早くわたくしの身体を返してくださいまし、今、元に戻れば、わたくしが勝ったことになるのですから」
エレナ「そ、それは困るよ」
ティナ「わたくしも困っているのです!どうやら落下時に頭をぶつけたのが原因みたいですから、また強く頭をぶつければまた入れ替わるはずですわ。さあ、元に戻りましょう」
エレナ「い、いやあ、や、やめてぇ!元に戻りたくない!」
ティナ「往生際が悪いですわ、さあ、いきますわよ」
ティナはエレナの頭を両手でつかみ、動けないようにしている。そして自分の頭をのけぞらせ、今まさに、勢いよくエレナに頭をぶつけようとした、そのとき。

控え室の扉が大きな音と共に壊れそうな勢いで開き、身長2メートルはあろうかという大男が入ってきた。
エレナ「ぱ、パパ!?」
ティナ「だ、誰ですの!?それに・・・ここは女子更衣室ですのよ!?」
男の名はバース。ティナの父親で、プロレスラーとしては現在、世界最強といっていい実力を持っている。
バースはつかつかとティナの元に歩いてくると、いきなりティナの頬にビンタをくらわせた。
ティナ「いたっ、な、なにをするんですの!?」
バース「なにをするんですの、じゃねえ!軟弱な言葉使いやがって!家と飛び出してなにをしているかと思えば、またこんな大会に出場して!お前は女子プロで頂点に立つんだ!分かったら、さっさと帰るぞ!」
バースはいきなり大声でまくしたてた。
ティナ「ちょ、ちょっと待ってください、わたくしはティナさんではありません。試合中、身体が入れ替わってしまったんです。あちらにいるわたくしが、本物のティナさんなのです」
バース「なに言ってるのはよく分からねえが、そんな見え透いた嘘つくんじゃねえ!ティナは、目の前のお前しかいねえじゃねえか!試合にも負けたみたいだし、もうこんなところに用はねえだろ。さあ、帰るぞ」
ティナ「い、いやあ!ち、違うんですってば!わたくしはティナさんじゃありませんーーーーっ!!」
バースは嫌がるティナの腕を掴み、ムリヤリ控え室から連れ出していった。
しばらく、通路の向こうにティナの叫ぶ声が聞こえていたが、それもしばらくしたら聞こえなくなった。

控え室に一人残されたエレナは、ぽかんとしていた。
エレナ「あーそっか、今のあたしはあたしじゃないんだよね。パパ、エレナさんをあたしだと思って連れてっちゃたったよ・・・」
しかしすぐにエレナは笑みを浮かべ、拳を握りしめてガッツポーズをとった。
エレナ「でもこれって無茶苦茶ラッキーじゃない!?もうパパにあれこれ言われなくてもいいし、試合にはまだ勝っているし、このままいけば優勝も目指せる!」
エレナは控え室の中にある大きな鏡の前に立った。
エレナ「それにエレナさんってあたしより綺麗だし・・・これだけ綺麗だったら、女優にだってなれるよね!うふふ、そ。う思ったらこの身体、とても気に入ってきたわ」
エレナは両腕で自分の身体を抱き締め、鏡の中の新しい自分をみつめて笑みを浮かべながら、つぶやいた。
エレナ「エレナさんには悪いけど、この身体、使わせてもらうわ。うふふ・・・今日からあたしはティナじゃなくてエレナよ」





完。
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by irekawari | 2007-06-23 23:54 | 女同士入れ替わり