白雪姫「女同士入れ替わりと、女同士の憑依が好きです。


by irekawari
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カテゴリ:男と女の入れ替わり小説( 127 )

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久留間佳奈(おーおー、キモカメコどもが群がってくる群がってくる。ったく、みんな俺を飢えた獣のような目でみやがる。いや、獣なんて言ったらいいすぎかな。肥えた家畜だな、ひひひ。こいつら、佳奈ちゃんの中身がお前らと同じキモカメコだって知ったらどんな顔するかな。ま、一生言わないけど)
カメコ「佳奈ちゃん、そう言えばこの前、カメラマンのひとりに掴みかかられたんだって?」
佳奈(ああ、そりゃ俺が佳奈ちゃんと入れ替わった直後のことだな)
佳奈「うん、突然わけのわからないこと言い出して、怖かったわ」
カメコ「でもそいつ、無事警察に捕まったんだってね、よかったよ。まったく、ひとりがそんなことすると、カメラマン全員がそんな奴だと思われちゃうんだよね。佳奈ちゃん、僕たちはそんな犯罪者みたいなことしないから安心してね」
佳奈「ふふ、皆さんなら礼儀正しいし、マナーもいいから安心できるわ」
カメコ「うんうん、そのとおり!それじゃ佳奈ちゃん、また写真撮らせてくれるかな」
佳奈「はい、いいですよ」
佳奈(って、そこのお前、胸元が開いている衣装だからって胸ばっかり撮るんじゃねぇよ!そっちのお前はローアングルばっかり撮るな!)
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by irekawari | 2007-09-11 07:22 | 男と女の入れ替わり小説

風呂場で背中を流す

柊歌帆
神坂一郎




歌帆「ほらほら、俺が背中洗ってやるって言ってるんだから、遠慮するなって」
一郎「きゃーーーっ!一郎ったら、なんで裸のままでおフロに入ってくるのよーーーっ!」
歌帆「いいじゃん別に。幼馴染みなんだし、いまさら歌帆の裸なんか見ても興奮なんかしねーよ。それに、歌帆の身体は昨日のうちにスミからスミまで見ちまったからなー」
一郎「スミからスミまでって・・・このバカー!!あれほど、わたしの身体見ないでって言ったのに!」
歌帆「こ、こら、風呂ん中で暴れるな!滑って頭打ったらどうすんだよ!」
一郎「あんたとまた頭ぶつけたら、元に戻れるかもしれないじゃない!元に戻れるのなら、足滑らせて頭ぶつけるぐらい、むしろ大歓迎だわ!」
歌帆「あのな、そういうことは昨日入れ替わったときに散々試しただろ。しばらくは元に戻れなさそうだから、お互いを演じながら生活していこうって決めたじゃないか」
一郎「そりゃそうだけど・・・せっかく明日は当麻先輩との初デートだっていうのに・・・なんで一郎と入れ替わらなきゃいけないのよ」
歌帆「俺に文句言うなよ、俺だって困ってるんだぜ。俺も明日、阿川先輩との初デートだっていうのに。なにが悲しくて男同士でデートしなきゃいけないんだか」
一郎「そうよ、明日はデートなのよ!一郎、明日の当麻先輩とのデート、絶対成功させなきゃ、一生恨むからね!」
歌帆「その話も何度も聞いたって、とりあえず、風呂の中でこれ以上喚くなよ、風呂ぐらい、ゆっくり入ろうぜ」
一郎「あんたが出てけばいいでしょ、普通、恋人同士でもない高校生の男女が一緒の風呂なんか入らないわよ」
歌帆「とはいっても歌帆、お前、いまだに俺のチンポにすら触れていないんだろ?」
一郎「うっ・・・ま、まあ、そうだけど」
歌帆「俺だって明日デートなんだぜ、俺の身体、きちんと洗ってもらってないと困るし。だから、俺の身体は俺が洗ってやるって言ってるんだよ」
一郎「もう・・・今回だけよ、洗ったらさっさと出ていってよ!」

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歌帆「ほらほら、俺が背中洗ってやったら、気持ちいいだろ?」
一郎「なんで、背中洗うぐらいで得意気になってんのよ。まあ、たしかに気持ちいいけど」
歌帆「んじゃ、もっと気持ちよくしてあげようかね~」
歌帆は意地悪っぽい笑みを浮かべ、自分の手を一郎の前方に回し、そのまま一郎のチンポを手で握った。
一郎「きゃーーーーーーっっ!!??」
歌帆「あんまり俺の声で叫ぶなよ、気持ち悪いから」
一郎「ど、どこ触ってんのよ!」
歌帆「およ?お前、ビンビンに勃ってんじゃねぇか。なんだ、自分の裸見て欲情したのか?俺だったら、いくら自分の身体でも、裸見て興奮するなんてしないぜ」
一郎「人の話を聞けっ!」
ゴンッ!
一郎は歌帆に背中を向けたまま、頭を動かして頭突きをお見舞いした。
歌帆「いてぇっ!お前、これが自分の身体だってこと忘れてるだろ?」
一郎「忘れてなんかいないわよ、一郎があまりにもバカなことするからお仕置きしてやったのよ!」
歌帆「あーいてて。でもそこが一番汚れがたまりやすいんだよ、だからちゃんと洗わないと。俺、最近チンカス掃除してなかったから、けっこうたまってると思うぜ」
一郎「ち、チンカ・・・!」
歌帆「ん?女の歌帆には分からないかな、ほら、ここの出っ張りのところによくたまってるんだよ」
一郎「いやーーーーヘンタイーーーーーーっっ!!」
歌帆「こら、暴れるなって!アソコを綺麗にしておかないと、明日のデートで阿川先輩といい雰囲気になったときに恥かくだろ?」
一郎「あの阿川先輩が初デートでいきなりそんな雰囲気にさせるわけないでしょ!なに夢見てんのよ!」
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by irekawari | 2007-09-08 23:53 | 男と女の入れ替わり小説
速水蓮奈(はやみ れんな)
殺し屋の男






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速水蓮奈は恋人と逢う約束があるため、高級マンションの一室の自分の部屋で着替えをしていた。
蓮奈の恋人はこの国のある高官の一人である。
既に、何度か身体を許している関係である。
蓮奈「ふふふ、あんなお偉いさんに気に入ってもらえたなんて、あたしってラッキーだわ。なんでも好きなもの買ってくれるし。ま、けっこうおじさんだし、ゴタゴタに巻き込まれるのもいやだから、適当なところで縁切ってサヨナラするのが利口なやり方よね。ま、しばらくはあたしに貢いでもらうけどね」

黒のドレスに着替え終わり、持って行く鞄を探しに行こうとしていたところ、突然、更衣室のカーテンの内側に見知らぬ男が入ってきた。
男はスーツにサングラスと、いかにも怪しい風体だ。
蓮奈「だ、誰よあんた、警察呼ぶわよ!」
男「叫ぶな、撃つぞ」
蓮奈「ひっ!」
男は蓮奈の豊満な胸に拳銃の先を押し当てた。
蓮奈「お、お金ならいくらでもあげるから、助けて!」
男「金などいらん。俺は、お前のその身体を借りたいだけだ」
蓮奈「か、身体を・・・借りる?んっ!」
男は突然、蓮奈に抱きつきキスをした。

数秒経った後、男の手から拳銃が離れ、床に落ちた。
男はそのまま気を失い、床に倒れ込んでしまった。
蓮奈はしゃがみこみ、床に落ちた拳銃を拾い上げた。

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蓮奈はカーテンを開け、更衣室から出てきた。
蓮奈は口元に薄笑いを浮かべ、目には邪悪な意志の光が灯っていた。

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蓮奈は一旦拳銃を机の上に置くと、自分の身体を触り始めた。
蓮奈「これが女の身体か・・・そういえば任務で女と入れ替わるのは初めてだな」

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蓮奈「髪が長いな・・・ターゲットと会うときは髪をしばっていたほうがいいかもな」

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蓮奈「まあ、至近距離で一発撃てばそれで終わるような仕事だ。この髪が邪魔になることもあるまい」

蓮奈は更衣室に一旦戻り、男の服のポケットからタバコとライターを取り出し、それを持ったまま居間に向かった。

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居間で蓮奈はソファーに腰掛け、タバコを吸いながら拳銃の手入れを始めた。
蓮奈「最終チェック、OK。ふむ、問題ないな」

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蓮奈「速水蓮奈があの高官と会うのは18時に例のビルの最上階だったな。そろそろ出るとするか」

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蓮奈「ふふふ・・・あの高官が殺られたとなれば、この国も少しは騒がしくなるだろうな。この娘には悪いが、俺の代わりに高官殺しの罪をかぶってもらおう。ふふふ・・・・ははははは・・・・」



完。
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by irekawari | 2007-09-07 07:32 | 男と女の入れ替わり小説
水商売をしている29歳母親と
小学5年生11歳息子との入れ替わり





龍之介 11歳 小学5年生
瑞穂 29歳 水商売







美穂「今、アパートの1階のとこにいるから迎えに来て~」
龍之介「お、おい、母ちゃん!って、また呑んできたのかあの飲んだくれは・・・」
龍之介はもうツーツーという音しか聞こえなくなっている携帯をポケットにしまい、靴を履き、玄関のドアを開けて、アパートの1階へ向かった。

11歳・小学5年生の龍之介は母の瑞穂と二人暮らし。
瑞穂は18歳で龍之介を出産、現在29歳。水商売をして家計を支えている。
明日は仕事が休みだからか、今夜はずいぶんと呑んで帰ってきたみたいだ。

龍之介「お~い、大丈夫か、母ちゃん」
瑞穂「ぐー」
龍之介「待て!母ちゃんこんなところで寝るな!風邪ひくぞ!」
瑞穂「部屋まで連れてって~、龍之介」
龍之介「しゃーねーな、ほら、母ちゃん、肩につかまれよ」
瑞穂「ん~」
アパートの階段の1階部分で泥酔状態、かつ眠りかけていた瑞穂は龍之介の肩につかまり、ようやく立ち上がった。
龍之介「足元気を付けろよ」
瑞穂「ふぁ~い」
瑞穂は龍之介に肩を借りたまま、二人一緒にゆっくりと階段を上り始めた。
瑞穂と龍之介の部屋は2階になる。このアパートは2階建てなので、エレベーターという贅沢なものはない。部屋に帰るには、階段を上るしかない。

瑞穂は龍之介に肩を借りているといっても、龍之介のほうがだいぶ背が低いので、瑞穂は少し中腰にならなければならず、少しバランスが悪い。それに瑞穂はまだ酔っているからか、階段を上っていてもフラフラと身体を揺らしていて、危なっかしい。
龍之介「お、おい母ちゃん、あんまり動くなよ」
瑞穂「ん~もう呑めなぁい」
龍之介「階段上りながら夢見るなぁ!!って、ちょ・・・母ちゃん!?」
瑞穂「も~歩けなぁい」
龍之介「ちょっと待て!母ちゃん!ふんばれ!う・・・うわわわわ!?」
急に瑞穂が身体を後ろに傾けた。
龍之介は落ちまいと必死に身体をふんばったが、大人の体重を支えるには、力不足だった。
龍之介「わああああああ!」
龍之介の努力もむなしく、龍之介と瑞穂は階段を転げ落ちていった。


瑞穂「あたたたた・・・」
瑞穂が頭を抑えながら床に手をつき、上半身を起こした。
瑞穂「よかった・・・生きてる・・・はっ、か、母ちゃんは!?」
龍之介「いた~い。もう龍之介、なにやってんの・・・」
龍之介も、頭をさすりながら上半身を起こした。
まださほど階段を上っていなかったからか、二人とも、ケガらしいケガはしていない。
瑞穂「え!?な、なんで俺がいるんだよ!?」
龍之介「あれ?あたしがいる?」
瑞穂「母ちゃんの服!?うわ、なんだこれ!」
瑞穂は自分の豊満な胸を鷲掴みにして驚いている。
龍之介「あはは、あたしに龍之介のおちんちん生えてる」
龍之介は座ったまま、ズボンの上から股間を押さえて、なにやらケラケラ笑っている。
瑞穂「こ、こら、どこ触ってんだよ!って・・・まさか、母ちゃんなのか?」
龍之介「ん~、あたしは瑞穂よ~ひょっとして、目の前のあたしって龍之介?」
瑞穂「そうだよ、俺は龍之介だよ・・・って、ええええ!?」
瑞穂は自分の顔を両手で押さえながら立ち上がった。
瑞穂「ま、マジかよ!俺と母ちゃんが、入れ替わってる!?」




とりあえず瑞穂と龍之介はアパート2階の、自分たちの部屋に帰ってきた。
瑞穂「どーすんだよ身体が入れ替わっちまうなんて!俺、明日遊びに行く予定があるんだぜ!」
龍之介「ふーん、また知美ちゃんと?」
瑞穂「そ、そーだよ、悪いか?」
瑞穂は顔を真っ赤にしながら悪態をついた。
龍之介「あー、じゃああたしが代わりに行ったげる」
瑞穂「えええええっっ!?」
龍之介「だってしょうがないじゃない、今はあたしが龍之介なんだから。ちょうどあたしは明日仕事休みだし、あんたはここでゆっくりしてなさいよ。知美ちゃんとのデートはあたしが行ったげるから」
瑞穂「母ちゃんに俺の代わりができるわけないだろ!?」
龍之介「だ~いじょうぶだって、デートの最後には、知美ちゃんに甘~いキッスをしてきてあげるから」
瑞穂「わー、やっぱ分かってねぇ!!」

瑞穂と龍之介はこの後さんざん揉めたが、身体が元に戻ることはなく、結局、二人は入れ替わったまま次の日の朝がきた。




知美「おはようございまーす。龍之介くんいますか?」
龍之介「おはよう~!今日はよろしくね!」
知美「え?」
龍之介のいつもと違う口調に、知美はあっけにとられた顔になった。
瑞穂「あははは、知美ちゃんいらっしゃい!母ちゃん・・・じゃない、龍之介!違うだろ!」
龍之介「あはは、そうだったそうだった。よし、じゃあ知美、行こうか」
知美「きゃあっ」
龍之介は知美の腰に手を回し、いきなり肩を並べて歩き出した。
知美「龍之介くん・・・ちょっ・・・近いよ・・・」
龍之介「いーじゃないの~、あたし・・・じゃない、俺たちって相思相愛なんでしょ?ラブラブなところ、みんなに見せつけないと!」
知美「え?え?りゅ、龍之介くん?」
知美は顔を真っ赤にし、照れと戸惑いの表情をうかべたまま龍之介についていっている。

瑞穂「母ちゃん・・・あんな小学生いるかよ・・・あーだめだ、俺もこっそり後をついていこう!」
瑞穂はサンダルからハイヒールに履き替え、カバンから取り出したサングラスをかけ、こっそりと、龍之介と知美の後をつけ始めた。








完。

続きません。
父親と娘が入れ替わる「パパとムスメの七日間」の逆、母親と息子の入れ替わりをやりたかったがために書きました。
母親と息子が入れ替わるのって・・・・あまり例がないですよね?母親と息子が入れ替わる作品・・・を頭の中で探してみたのですが、みつかりません。
最初は「母と息子の七日間」というタイトルをつけていたのですが、変えました。
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by irekawari | 2007-07-20 08:07 | 男と女の入れ替わり小説
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鏡華「ね、ねえ、もうやめてよ」
千尋「なによ、その身体は私のよ!早く返してもらわなきゃ困るの!」
鏡華「んっ・・・そんなこと言っても、んん・・・はぁっ、さっきから1時間もこんなことしてるし」
千尋「んん、んちゅっ、ぷはっ、キスして、入れ替わったんだから、んっ・・・もう1回、キスすれば元に、戻るはずでしょ?」
鏡華「で、でも、さっきから何度もやってるけど、元に戻らないし、もうあきらめたほうが」
千尋「あきらめられるわけないでしょ!このまま男として生きるなんて、まっぴらごめんだわ!あんた、あたしがあんまり可愛いもんだから、一生あたしのままでいたいって思ってるんでしょう!?」
鏡華「お、思ってないよ、そりゃ、君ってすごく可愛いと思うし、君みたいに可愛い女の子になれたらいいなって、ちょっとは思ったけど・・・」
千尋「それよ!あんたがあたしになりたいとか思っていたから、キスしたショックであたしとあんたが入れ替わっちゃったのよ!やっぱりあんたのせいじゃない!早く・・・んん・・・あたしの身体・・・んん~~~・・・返しなさいよっ・・・んんんん~~~~」
鏡華「ぷはっ!はぁっ、はぁっ、はぁっ、せ、せめて、息させて・・・」
千尋「鼻で息すればいいでしょ!もう、どんだけ童貞なのよあんたは!どうせ皮もむけてなくて、パンツはお母さんが買ってきたブリーフを履いていたりするんでしょう!」
鏡華「か、皮はむけてるよ。ぱ、パンツはブリーフ履いてるけど・・・」
千尋「うわ、最悪!じゃあ今あたし、ブリーフ履いてるってこと!?どうりで、さっきからおちんちんが窮屈だと思ったわ。マザコン男の身体に入ってるなんて、鳥肌立ってくるわ。もうっ、こんな身体イヤ!!早く・・・返してよっ・・・あたしの身体!」
鏡華「ん、んんんん、ぷはあっ、すぅ、はぁ、はぁ、も、もう唇が疲れちゃったよ」
千尋「なによ、キス一時間続けたぐらいで!情けない男ね!あんた、人一倍おちんちんは大きいけど、立派なのはおちんちんだけ!?」
鏡華「そんなこと言っても、今ボクは君の身体だし」
千尋「問答無用!人のせいにすんじゃないわよ!はっ、あんたやけに顔赤いわね・・・まさか・・・」
鏡華「ひゃっ、そ、そこは」
千尋「あーーーーっ!あんた、いつの間にこんなに濡れてるのよ!」
鏡華「そ、そりゃ、あれだけキスしていたら・・・」
千尋「これ、あたしのお気に入りのパンツだったのに!グショグショじゃない!どーしてくれんのよ!」
鏡華「そんな、気持ちいいんだから仕方ないよ」
千尋「あんた、あたしがヘナチョコ男の身体になって困っているというのに、あたしの身体で勝手に感じていたってわけ?さいってーーーーね、この下半身直結エロ!!」
鏡華「直結って・・・き、君だって、さっきからボクのおちんちんで・・・・その、た、勃ちっぱなしじゃないか」
千尋「あん?これ?これはあんたの身体が勝手にあたしの身体に欲情してるからでしょーが!!あたしがこんなきったないモンおっ立てるわけないでしょ!あたしだって、さっきからズボンパンパンで痛いのよ!」
鏡華「だ、だったらズボンのチャック下ろせば・・・」
千尋「あ、そうだ、分かったわ!あんた、あたしと入れ替わったとき、おちんちん勃起してたでしょ?」
鏡華「え!?な、なにを」
千尋「最初にあたしとキスしたとき、おちんちんが勃ったのかって聞いてんのよ!!勃ったわよね!?勃ったに違いないわ。この都でいっちばん可愛くて、美人で、胸も大きくて、性格もいいあたしとキスしたら、あたしが欲しい!って思うのは当然のことよね」
鏡華「え、えーと」
千尋「つまりあんたはあたしと入れ替わったとき、性的興奮度が高い状態だったのよ。たぶん入れ替わるには、お互いにキスをすること、どちらかがどちらかになりたいって願っていること、そして性的興奮が高い状態にあること。この3つの条件が必要だったのよ。今までは2つしか満たしていなかったから、元に戻れなかったんだわ」
鏡華「そ、そう・・・なのかな」
千尋「そうなのよ!あたしが言うんだから間違いないわ!!童貞でマザコンのあんたなんか、どうせお母さんとしかキスしたことなかったんでしょ?そして都一可愛いあたしのキスを受けて、思わずイッちゃったんでしょ!!そうだわ、そうに違いないわ!」
鏡華「い、いや、イッちゃったかはよく分かんないけど・・・」
千尋「なによ、そんなの、あんたのパンツ触ってみりゃすぐ分かんのよ!どれどれ・・・このへんかしら・・・ほら、なによこのゴワゴワ乾いてんのは!!これが、あたしとキスしたときにあんたが出した精液でしょ!!」
鏡華「あ・・・ほんとに出てたんだ・・・」
千尋「うわっ・・・なによこのおちんちん!チンカスたまりまくりじゃない!自分のおちんちんぐらい、たまに掃除しなさい!うわっ・・・それになに?このくっさい臭い・・・ブリーフにはおしっこのシミまでついてるし、もうほんっとサイアク。こんなのが自分の股間についてると思っただけで死にたくなるわ」
鏡華「そ・・・そこまで言わなくても・・・」
千尋「それに脇も臭ければ口も臭い。この分じゃ、足も臭いわね。ほんっと、男って臭くて汚くて最低の生き物ね。それに比べて、どう?あたしってばもう、神が作った芸術品よね。女神のごとき美貌、艶やかな黒髪、豊満な胸、細い腰、引き締まったお尻、思わず触りたくなるような太もも、カモシカのような脚。それに性格も良ければ器量も良し。もう完璧だわ。ああ~、あたしってなんて完璧なのかしら。うふふ・・・素敵よ、あたし。んん~」
鏡華「んっ、んんっ、ちゅばっ、ぶちゅっ」
千尋「んふ、んふふふふふ、ぷはっ、って、こんなことしてる場合じゃないわ。要は、元に戻るにはあたしがイッちゃうぐらい気持ちよくなればいいのよ」
鏡華「えっ、あっ、やっ、ど、どこ触って・・・あ、あん!」
千尋「なぁにあたしの身体で感じてんのよ。ま、あたしは乳首が一番感じやすいからそうなるのが当たり前だけどね」
鏡華「あっ、あっ、あっ、あっ、や、やめ・・・す、すごく感じる。えっ・・・き、君、ひょっとしてノーブラ?」
千尋「そうよ、ブラなんて窮屈なもんつけてらんないわよ。どうせ、特注でもない限りあたしの胸に合うカップのブラなんてないんだから。
鏡華「あっ、や、やぁぁん!!す、すっごくいい」
千尋「なぁにあんたが感じてんのよ。あたしが気持ちよくならなきゃ意味ないでしょーが。あは、でもあたしの胸ってほんと柔らかいわねー、この、弾力が、なんとも言えないのよね・・・♪」
鏡華「ひぃあああっっ、あっああんっ!!」
千尋「ふふふ、イイ声で啼いてくれるじゃない。おちんちんのほうも・・・こんなに固くなってきたわ。あんたってば最低のマザコン野郎だけど、おちんちんだけは、本当に惚れるぐらい立派だわ。うわぁ・・・大きい・・・あはは、ほら見なさい、あんたのおちんちん、びっくんびっくん震えてる」
鏡華「ふぁああ、あぁ、あぁ、ほ、ほんとだ」
千尋「うふふふ・・・もうこの服も邪魔ね」
鏡華「ふあああっ!?な、なにしてるんですか!?」
千尋「見れば分かるでしょ、服脱がしてんのよ。やっぱり服越しじゃあたしの胸の柔らかさがよく分かんないわ」
鏡華「や、いやぁ、や、やめてください」
千尋「なによ、まったく、ナヨナヨしっぱなしでキモいわね!このマザコン!!あんたはあたしの言うこと聞いてりゃいーのよ!」
鏡華「そ、そんな、は、恥ずかしい・・・ああっ」
千尋「ほーら出てきたわ、うふふ、自分で見ても、惚れ惚れするほどの大きさね。大きいだけじゃなくて張りもあるし、乳首だってほら、ちゃんと上向いてるでしょ?この乳首と乳輪の大きさだって、まさに芸術品だと思わない?」
鏡華「いやぁぁぁぁぁぁぁん!!そ、そんなに強く掴まないで・・・」
千尋「揉まなきゃ気持ちよくなんないでしょ!?まったく、男ってば自分がイクことしか考えていないんだから、こういうときは、女の子を気持ちよくさせてあげることだけ考えていなさい!!」
鏡華「そ、それも、ちょっと極端すぎる気がするけど・・・」
千尋「あんたってばだんだん反抗的になってきてるわね・・・このあたしに口答えする気!?元はといえばあんたが蹴躓いてあたしのほうにぶつかってきて、ぶつかりざまにあたしにキスしてきたのが原因で、入れ替わっちゃったんでしょーが!!あたしが今困ってるのも全部あんたの責任よ!?あんた、まぁ~だ自分の立場が分かっていないようねぇ」
鏡華「あっやぁあっっっっ、い、痛い!」
千尋「ほらほら、両方の乳を同時に揉まれる気分はどう?ちゃあんと手加減してあげてるから、そのうち痛みを通り越して気持ちよくなってくるはずよ。その身体はあたしのなんですからね、自分で自分の身体を痛めつけるわけないでしょ」
鏡華「そんな、ついさっき君の身体になったばかりなのに、こんなの、耐えらんないよ」
千尋「我慢しなさい!男の子でしょーが!!ほら、ちょっと力ゆるめてやったわよ。そろそろ、胸の奥底からなんだか沸き上がってくるようなものを感じない?」
鏡華「え?あ、うん・・・もう痛くはない・・・う、うふぅっ、あふぅぁあっ、や、やぁん、な、なにこれ、き、気持ちいい」
千尋「うふふ、それでいいのよ。ほーら、あたしの胸って大きくてムチムチで、あんたのママみたいな垂れまくりの乳よりよっぽどいいでしょ?」
鏡華「え、そんな、ママの悪口はやめてよ・・・」
千尋「くわーーーーーー!!なにほんとにママなんて言ってるのよ!!あんたいくつ!?あんた本物のバカでしょ!?もうキモっすぎてキモすぎて・・・なんて言ったらいいの!?このマザコン!!マザコン!!マザコン!!」
鏡華「そんなこと言っても、ママは優しいし、大好きだし・・・」
千尋「・・・・・・・・・・・もう鳥肌だらけだわ。ん?あんたって意外と体毛は薄いのね。ま、それはおいといて、あんたねぇ、目の前にこんな超絶美少女がいるってのに、四十五十過ぎた小ジワババァがいいっていう、そのねじ曲がった根性、叩き直してあげるわ!!」
鏡華「ば、ババァって、あんまりママをバカにしたら、いくらボクでも・・・ふぅあああああ!痛い!痛い!」
千尋「ほぉーーーーーー、そーーーーーんな偉そうな口きくんだーーーー?このあたしに向かってーーーーー?いーーーーーー根性してるわーーーーーーーー、いいわ、あんたみたいな最低マザコンブリーフ野郎に、あたしっていう絶対的美少女の魅力を骨の髄まで叩き込んでやるわ!!覚悟は、できてるわよねぇ?」
鏡華「ひ、ひぃえっ、そ、その・・・」
千尋「覚悟はできてるかって聞いてんのよーーーーーーーーーーっっ!!あーーーーーーーーーっっっ!!??あんたのくっさいチンポ引き抜いて、海の底に重しつけて沈めてやろうかーーーーーーーーー!!!???」
鏡華「ご、ご、ご、ごごごごごごごごごめんなさいーーーーーーーーーーーーーーっっ!!ぼ、ぼ、ボクが全て悪うございました!!!きょ、きょ、鏡華さまの好きなようになさってください!!」
千尋「最初っからそういうしおらしい態度とってりゃいいのよ・・・ったく。じゃあまず、『鏡華さま、愛してます』って言いなさい」
鏡華「え?あ・・・」
千尋「言・い・な・さ・い」
鏡華「鏡華さま、愛してます」
千尋「よろしい。当然、あんたのママよりあたしのことが好きなのよねぇ?」
鏡華「そ、それは・・・ま、ママは・・・」
千尋「ほっほう、なんですって?」
鏡華「ママ・・・いえお母さんより、鏡華さまのほうが大大大好きです。未来永劫愛しています。ボクの心は永遠に貴女のものです」
千尋「ほーーーーーーーーーーほっほっほ!!とぉーーーーーーーーーぜんよぉーーーーーーーーー!!このあたしにひれ伏さない男なんていないのよ!!世界中の男共はぜーーーーーーーんぶあたしの虜よ!!いえ、下僕だわ!!うふふふ・・・・あはははははははははははは!!」
鏡華「ひっ、ひぃぃぃ・・・・・・」
千尋「じゃ、ほら、さっさと服脱ぎなさい」
鏡華「え?な、なんで・・・」
千尋「あたしの魅力を身をもって教えてあげるって言ってんのよ。服着たままじゃヤれないでしょ?」
鏡華「やるって?え?え?」
千尋「ほーらほら脱いだ脱いだーーー!あ、っていっても丁寧に脱ぎなさいよ!!その服特注品でたっかいんだから!!破いたりしたら弁償してもらうわよ!!」
鏡華「わーーーっ、脱ぐ、脱ぐ、脱ぎますから・・・」
千尋「ふん、よしよし、脱げたわね。ああっ・・・・・・裸のあたしもうっとりするほど美しいわ・・・もはやこれは罪ね!!神々でさえも、このあたしの美貌に釘付けになってしまうに違いないわぁ・・・」






後書き。

書いているうちに、女の子(鏡華)のほうの性格が女王様っぽく・・・というか凶暴になってしまいました(汗)。

男女入れ替わりの場合、大抵、男の身体になったほうが損をして、女の身体になったほうが得をしますよね。
例えば女性の身体でセックスした場合、「妊娠」の危険性がありますが、それは本人が気を付けていなければいけない。でも入れ替わってしまったら、女性の身体に入った男に、自分の身体を好きに使われてしまう。最悪、身体を入れ替えられた挙げ句、望まない妊娠をさせられる危険もあります。
妊娠はちょっと極端な例かもしれないですが、なにせ女性の身体を手に入れたほうは、「男共とヤりまくってやる」とか「妊娠させてやる」とか言って相手を脅すことができますが、男の身体になった女性は、特にそうやって「相手を脅す」ということができません。入れ替わりものに出てくる、入れ替わり対象の男ってなにかしら欠点をもっているのがほとんどで、「その男になってしまうこと」自体がもう損である、ということになってしまいます。

というわけで、入れ替わりものだと大抵損な目に遭ってしまう「男の身体になった女性」。
じゃあたまには、入れ替わってもなお損な目に遭わず、常に女性のほうが主導権を握っていて、女性の身体に入った男を圧倒するような話を書いてみたくて、書きました。

最近、アニメ「らき☆すた」を見ています。意識したわけじゃないですが、鏡華のなんだか凶暴な性格は、アニメ「らき☆すた」のらっきーちゃんねるの、いわゆる「黒あきら」の影響がかなりあるような気がします。


画像、右の娘はPCゲーム「こころナビ」の「蘭煌 (ランファン)」。左の男は・・・えーとたぶん主人公。
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by irekawari | 2007-06-17 12:02 | 男と女の入れ替わり小説
ヴァンパイアハンター早紀(さき)



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早紀「ヴァンパイア!!やっとみつけたわよ!神の名の元、聖なる光であなたを浄化してあげるわ!」
早紀は左手を腰に当て、右手にヴァンパイア浄化の力を持つ、聖なる十字架「ホーリー・クロス」を掲げ、下級ヴァンパイアの前に立ちはだかった。
ヴァンパイア「お、おのれ!ヴァンパイアハンターのやつらか!!」

ヴァンパイアは早紀に背を向け、館の奥へ逃げ出した。
早紀「逃がさないわよ!」

早紀「さあ、もう逃げ場はないわよ」
ヴァンパイア「お、おのれ、こうなったら」
ヴァンパイアは早紀に体当たりした。早紀の体勢を崩して、強引にここを突破しようとしている。
早紀「え・・・きゃああああああ!」
ヴァンパイア「うおぉっっ!?」
しかし運悪く、早紀の背後は階段だった。
早紀に体当たりしたヴァンパイアはその勢いのまま、早紀と一緒にもつれるように階段から転がり落ちた。









「う、うーん」
早紀は目を覚ました。
「いったいなにが起こったの?そ、そうだ、あのヴァンパイアは?」
そう言いながら、早紀は自分の声がいつもと違うことに気付いた。
「あれ?なんか、あたしの声、変・・・」

「くくくく・・・」
女の笑い声がした。
「誰!?」
さっきは男のヴァンパイアだったが、女のヴァンパイアもいたのか。
気のせいか、ずいぶん聞き覚えのある声のような気がする。
見ると、少し先に女が一人、背中を向けて立っている。
f0130334_13858100.jpg


深い蒼のワンピース、黒のニーソックス、肩付近までの黒髪。
声だけではない。早紀は、その後ろ姿にも見覚えがあった。

その女が振り返った。

f0130334_1146242.jpg
早紀「くくく、気がついたようだな」

ヴァンパイア「きゃあっ!どうして、あたしがいるの!?」
早紀「ククク、俺もよく知らないが、どうやらさっき俺とお前が一緒に階段から落ちたとき、ショックで俺とお前の身体が入れ替わっちまったようだな。自分の身体を見てみな」
ヴァンパイア「え・・・きゃあああああああ!!あ、あたしがヴァンパイアになってる!?」

ヴァンパイア「う、嘘よ、こんなの夢だわ」
早紀「嘘じゃねぇよ、現実さ。ついてねぇよな、ヴァンパイアを退治しようとして、自分がヴァンパイアになっちまうんだからよ。ま、俺にとっちゃ最ッ高にラッキーだがな。今日から俺がヴァンパイアハンターだ。もうコソコソ逃げ回る必要はない。それどころか、お前らヴァンパイアを狩りまくることもできるぜ」
ヴァンパイア「あ、あたしがヴァンパイアなんて、そんなのいや!返して、あたしの身体を返して!!」

早紀「近づくなよ、うっとおしい」
早紀はヴァンパイアを蹴り飛ばした。
ヴァンパイア「きゃあっ!」
蹴り飛ばされ、床に倒れるヴァンパイア。

早紀は窓のガラスに映っている自分の顔を見た。
早紀「おお、よく見たらお前、すっげえ可愛いじゃん。ガキかと思ったら胸もけっこうあるし、ウエスト細いし、このケツの肉つき具合もいいなぁ~」
f0130334_12593915.jpg

早紀は右手を腰にあて、左手を頭に添え、ヴァンパイアに向かってポーズをとった。
早紀「ほらほら、お前も今の俺、可愛いって思うだろ?」
ヴァンパイア「いやぁ、やめて、あたしの身体でそんなことしないで」
早紀「あきらめよ、この身体はもう俺のものなんだからさ。お前も、ヴァンパイアの身体のまま生き続けるのはイヤだろ?俺が綺麗に消滅させてやんよ」

ヴァンパイア「え・・・いやああああああ!!」
f0130334_12493270.jpg
早紀「たしか呪文を唱えて、この十字架を掲げるんだよなぁ・・・我が主よ、我に力を貸し与えたまえ!ホーリークロス!!」

ヴァンパイア「いやあっ!」
ガラス窓が砕ける音がした。
ヴァンパイアは早紀のホーリークロスの光が届く前に、近くのガラス窓にとびこみ、ガラスをやぶって館の外へ逃げたようだ。
早紀「あーあー、逃げられたか」

早紀「ヴァンパイアとして一生日陰で暮らすより、ここで俺に消されていたほうがよっぽどいいと思うけどねぇ。まいっか、今日から俺がヴァンパイアハンターなんだからな。えっと、こいつ早紀って名前だったけ。くくく、さっそく女の身体で楽しませてもらうぜ:」
早紀はその場に座り込み、自分のパンツに指を突っ込んだ。
早紀「うお、本当にちんちんがねぇよ。これが女のおまんこか・・・」





「早紀」
早紀がしばらく自慰行為にふけってとき、突然頭上から声がかけられた。
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早紀「え、う、うわっ!?」
早紀は慌てて声がしたほうに振り返った。
見ると、背中側に、一人のチャイナ服を着た女が立っていた。
髪は左サイドに1つだけポニーテールのようにしばって垂らしている。黒いチャイナ服を着ていて、その上から、なぜかエプロンドレスを着用している。頭にはエプロンと同じ、白のヘッドドレス。黒い服の上に白のエプロン、ヘッドドレスをつけているため、見ようによってはメイドのようにも見える。足は、早紀と同じ黒のニーソックスを履いている。
顔は、茶色い縁の眼鏡をかけている。顔だちは早紀よりややきつい感じだ。

美加「ちょっと早紀、あんた私が必死でヴァンパイア退治しているときに、こんなとこでオナニーしてたわけ?」
早紀「え、こ、これは・・・その」
早紀は慌てた。この女、どうやらこの早紀って女の知り合い、しかもヴァンパイアハンター仲間らしい。
早紀「ほ・・・ほら、夜だし、ちょっと体が疼いちゃって」
美加「まー、今日のやつは大したことなかったから別にいーけど。この美加様にかかれば楽勝楽勝♪」
早紀「楽勝って?」
美加「さっき、館の外を探索していたら、窓から急にヴァンパイアが一人飛び出してきたのよ。びっくりしたわ~。すぐにホーリークロスで消滅してやったけど。それにしても、私ってけっこう有名になっていたのね~、こんな地方のヴァンパイアにも、私の名前知ってる奴がいたなんて」
早紀「ふーん、どういうこと?」
美加「そのヴァンパイアが、私の名前を口にしたのよ。あと、体・・・とか替わった、とか階段・・・とかよく分かんない単語口走っていた気がするけど、めんどいからさっさと消しちゃったわ。ヴァンパイアなんて迷惑なもの、さっさとこの世から消えるべきなのよ」

早紀(ふん・・・あの女、仲間の手で消されたってわけか。へへ、消される瞬間、どんな思いだったのかね・・・ひひ、想像したらまた感じてきたぜ)
早紀は股間のパンツに手を当てた。そこは精液まみれになっていて、ぐちゃぐちゃに濡れていた。

美加「ふう、んじゃ仕事も終わってすっきりしたことだし・・・」
美加はいきなり早紀を押し倒した。
早紀「え!?み、美加、どうしたの!?」
美加「どうしたのじゃないわよ~、この私がいるのに、一人でオナニーするなんて水くさいじゃない。私が気持ちよくさせてあげるわ」
そう言って美加は口づけをしてきた。間髪入れず、舌も入れてきている。手は早紀の2つの乳房を服の上からしっかりと鷲掴みにし、力を入れて円をえがくようにこねまわしている。
早紀「ん、んんーーーー!!(こ、こいつらそういう仲だったのかよ、嬉しいけど、いきなり女同士ってのは刺激が強いぜ・・・)」

結局、早紀は館の中に朝日が差し込むようになるまで、美加にずっと責め続けられていた。







完。
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by irekawari | 2007-06-09 12:05 | 男と女の入れ替わり小説
少年・セロ=バクスター(14歳)は悩んでいた。
この街の人気宿兼酒場の「日向亭」の看板娘であり、かつセロの想い人でもあるアピリィ(16歳)を、明日開催される祭りに誘うべきか誘わないべきか。
セロはここ一週間ぐらいずっとそのことで悩んでいた。
なにせアピリィはこの街一番の美人で、可愛い。しかし本人はそのことを鼻にかけたりしない。宿兼酒場の看板娘として、明るく笑顔で働く彼女の姿に惚れる男は多い。仕事以外でも、よく気がつく世話好きな性格で、幅広い層から人気が高い。
何人もの男から告白されたことがあるらしいが、なぜか全部断っていて、現在は彼氏はいないらしい。
そして明日は祭、祭のいい雰囲気に乗じてアピリィに告白したい男も多いと聞く。
そんなわけで、セロはもうアピリィは祭の当日は誰か先約がいるだろう・・・とかなりあきらめていた。


アピリィ「明日?うん、夕方からなら空いてるよ」
セロ「ええっ、ほ、本当!?」
日向亭へと行き、セロが勇気を振り絞ってアピリィに明日の予定を聞いてみたところ、なんと夕方以降は空いているとの返事が返ってきた。
アピリィ「お母さんが、せっかくの祭だから、仕事休んでもいいって言ってくれたの」
セロ「え、じゃ、じゃあ、アピリィさん、明日ぼくと一緒に祭に行きませんか・・・て、だ、ダメかな」
アピリィ「そんなことないよー、セロくんとなら大歓迎だよ!じゃあ、明日は一緒に祭見てまわるってことで決定ね!じゃあ、明日広場の噴水前に17時に待ち合わせってことで!」




セロ「うわぁ、ぼく、ホントにアピリィさんにOKもらえたんだ・・・ど、どうしよう、顔が・・・どうしてもニヤけてしまう~」
憧れの人からOKをもらえたセロは、日向亭を出た後も、浮かれた足取りで、フラフラしながら通りを歩いている。
あまりに浮かれているので、歩いている前方がちゃんと見えているかどうかも怪しい。


セロがとある花屋の前を通りかかったとき。


ミツミゾ「ああ~ん、セロく~ん、アタシに会いに来てくれたの?」
急に、セロの頭上から、女言葉が聞こえてきた。しかし、その声はなぜか野太い。
セロの前に現れたその「男」は、セロを抱きしめ、抱き上げ、さらに何回も頬ずりした。
セロ「わわわわ、み、ミツミゾくん」
ミツミゾ「ああ~ん、セロくん、ちゃんとミッタン(はあと)って呼んで♪」
セロ「み、ミッタン・・・く、苦しい」
ミツミゾ「ああん、ごめんね~」
ミツミゾは自分が腕に力を込めすぎていることに気付き、セロを解放した。
ミツミゾは外見はしっかり男に見える。身長はセロの2倍はあるだろう。セロが比較的小柄というのもあるが。
頭はスキンヘッド。体は筋肉だらけでかなりがっしりしている。
しかし、なぜか彼はオカマ口調でしゃべり、しかもなぜか同じ男であるはずのセロにぞっこんLOVE状態であった。
ミツミゾ「ねえねえセロくん、明日のお祭、アタシと一緒に回らない?」
セロ「ご、ごめん、もう一緒に回る人、決めちゃっているから・・・」
ミツミゾ「そうなの~?残念だわ~」
セロ「そ、それじゃあ・・・ミッタン、仕事がんばってね」
ミツミゾ「うん~、アタシ、まだまだ頑張るから!」
セロとミツミゾは同い年なのだが、ミツミゾは既に働いていた。
彼が働いている職場は花屋。ゴツい外見の彼にはかなり似合わなそうな職業だが、意外にも花を愛するミツミゾは花の世話もしっかりできていて、客への愛想もよかったりするので、彼が勤めている花屋はけっこう繁盛しているそうである。








そして、祭り当日がやってきた。





セロはアピリィと約束した、広場の噴水前に来ていた。
祭り当日ということで、ここもかなり人でいっぱいの状態だ。
セロ「うーん、人が多いな・・・待ち合わせ場所、別の場所にしてもらったほうがお互いみつけやすかったかな?いや、ぼくのアピリィさんへの愛があれば!人混みの中でも、アピリィさんを見つけ出せるはず!」
そう言ってあたりを見渡すセロ。
見ると、セロがいる噴水につながっている少し長めの階段の最上段あたりに、アピリィの姿をみつけた。
セロのいる場所からとは、まだ50メートルぐらい離れているだろうか。
人混みの中、アピリィもセロの姿をみつけたのか、こちらに向かって手を振っている。
セロ「あ、アピリィさんもぼくをみつけてくれたんだ!嬉しいなぁ・・・私服のアピリィさんも可愛いな~」

そのとき、セロはアピリィがいる階段の最上段あたりに、ミツミゾの姿をみつけた。
ひときわ背が高い彼は、人混みの中でもはっきり分かる。
セロ「み、ミツミゾくんだ・・・ひょっとしてぼくを探しているのかな?」
セロはミツミゾにみつかりたくない、と思った。せっかくこれから、憧れのアピリィと一緒に祭をみてまわるというのに。
みつかって、一緒についてこられでもされたら、台無しだ。
しかし、ミツミゾは目がいいのか、あっさりセロを見つけ出した。セロに向かって手を振っている。
セロ「あちゃあ、みつかったよ・・・」
セロは頭を抱えた。見ると、ミツミゾは手を振りながらこちらに向かってきている。
セロは焦った。なんとか、ミツミゾに帰ってもらう言い訳を考えないと・・・と思っていたら。
セロ「ん?」
ミツミゾはセロをみつけて舞い上がって周りが見えていないのか、一直線にこっちに向かってきている。
セロ「あ」
ミツミゾの巨体が、階段を下りていたアピリィの肩にぶつかった。
よろめくアピリィ。
自分が女の子とぶつかったことに気付いたのか、ミツミゾがアピリィのほうを振り向いて、彼女を受け止めた。
が、そこは足場の悪い階段の途中。
ミツミゾは足を一段踏み外し、バランスを崩した。
ミツミゾとアピリィの体が、一緒に地面に向かって倒れる。
これら一連の動作が、セロにはまるでスローモーションのように見えた。
セロ「・・・・アピリィさん!ミツミゾくん!!」
次の瞬間、セロは階段に向かって走り出していた。
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by irekawari | 2007-06-06 23:54 | 男と女の入れ替わり小説

祖父と孫娘

プロローグ


とある寝室で、顔に深い皺が刻まれた老人が裸でベッドに腰掛けている。
年は、60ぐらいだろうか。
やせ細った、神経質そうな顔をしていて、身体のほうも、年のせいか筋肉はほとんどなく、骨と皮が目立つ。
その老人の前に跪き、老人の一物を口でくわえ、同時に手でしごきながら奉仕している、少女の姿があった。
若い娘も老人と同じく裸だった。
年は14,5といったところか。顔つきも体つきも、まだまだ幼さとあどけなさが感じられる。
白い肌、細い腰。胸はまだ膨らみかけといったところか。髪は深い海の色のような蒼で、長い髪を特にまとめたりせずそのまま背中に流している。
若い娘は、顔を赤らめ、休むことなく口と手を動かしている。
ジライ「いいぞ、トウハク。そろそろ、ワシのモノをお前に入れさせてくれ」
トウハク「はい、御祖父様。」
トウハクと呼ばれた少女は口での奉仕を止めると、ベッドの上に上がり、老人を受け入れる体勢を取った。
老人はトウハクの両脚を抱きかかえるように持ち上げると、トウハクに、自分の一物を突き入れていった。
トウハク「あ、ああっ、御祖父様、もっと奥まで・・・入れてください」
ジライ「フフフ、トウハク、可愛い我が孫娘よ。今夜もまた、ワシがイカせてやるぞ」

老人の名はジライ。この国の王である。
圧政をしき、民衆を苦しめているため、民衆からは「黒の王」として呼ばれ、恐れられ、また憎まれてもいた。
少女の名はトウハク。血のつながった、ジライの孫娘である。
祖父と孫娘が性行を交わす。常識では許されないはずの行為だが、トウハクは、特に嫌がる素振りがない。
トウハクは幼少の頃よりジライによって性行を重ね続けられていた。ジライは特に暴力としてこれらの行為を行わず、教育、あるいは家族としての愛情表現の1つとしてこれらを行ってきた。故に、トウハクにとっては祖父と交わることは禁断の行為でもなんでもなく、ごく当たり前の行為として認識していた。
ジライはトウハクに性行を強いる以外は、徹底して甘やかして育ててきた。結果、トウハクはこの年でもひじょうに「おじいちゃん子」であった。
ジライはトウハクに軍隊の将としての地位と、さらに付き従わせる部下も与えた。
女性ながら剣技に秀でたトウハクは、ジライに逆らう者たちを自身の剣で血祭りにあげたりしていた。



第1章

ある日、ジライが病に倒れた。まだはっきりとした治療法が確立していない病気で、この病にかかって死んだ者も多い。国中から様々な医者が呼ばれたが、ジライの病を直すことはできなかった。
ジライが病に倒れたことは民衆には伏せられた。王が病に倒れたと知られれば、それに乗じて王に反旗を翻す者が出てくる恐れがあったからだ。それでなくとも、黒の王・ジライの独裁を打倒しようとする反乱軍の勢力は日々大きくなっていくばかりであった。ここで弱みはみせられない。
人一倍、いや国中で最もジライの身を案じているトウハクは、ジライを直す薬、あるいは医者を捜すため、城を飛び出した。
トウハクは、民衆や反乱軍を粛正するとき以外は、ほとんど城の中で過ごしていて、世俗というものをほとんど体験したことがない。これは、ジライの歪んだ教育方針によるものだった。自分の意のままになる可愛い孫娘を、常に手元に置いておきたい、というジライの意志もあった。
しかしトウハクは城を飛び出した。たった一人で。ひとえに、祖父を大切に思っていたからだ。祖父からは歪んだ愛情をもって育てられてきたが、トウハク自身は、祖父のことを純粋に、まっすぐな気持ちで愛していた。


ロチシンは街をブラついていた。
年は16ぐらいだろうか。かなり若い。
彼こそが、最近各地で黒の王の軍勢と戦い、勝利を収め続けている反乱軍のリーダーであった。どこか頼りなげな風貌の彼を見ても、誰もそうは思わないであろう。しかし、剣術・武術の腕前共に凄まじく、数々の王の部下が彼の前に倒れていた。
この日、彼は休暇をとっていた。反乱軍でも、たまに休みをとるときがある。最近は勝ち戦が続いていて、余裕が出てきたことも理由の1つにある。
ロチシンはある通りを歩いていると、裏通りの路地のほうから、男数人と、少女の声が聞こえてきた。
どうやら、少女が大の大人数人に襲われているらしい。
定番のシーンだが、ロチシンは困っている人をほっとけない性分であった。襲われているのが少女なら、なおさらだ。
トウハク「は、離せ!おのれ、貴様らなど剣を持ってさえいれば・・・」
男A「へへへ、おとなしくしな」
男B「ひゅー♪かなり可愛い顔してるじゃねえか。体はまだまだガキだが、売ればいい値になりそうだぜ」
男C「その前に、たっぷり俺らに遊ばせてくれよな」
トウハク「こ、こいつら・・・!後で後悔しても知らぬぞ!私は、私は・・・」
ロチシン「女の子一人相手に、大の男が大勢で襲いかかるのは感心しねぇなぁ」
男D「だ、誰だお前!」
男E「邪魔するな!」
男F「へっ、相手は一人だ。やっちまえ!!」


数分後。
路地裏に、十数人の男がだらしない格好でのびていた。
ロチシン「俺とやり合うには、まだまだ実力が足りないぜ」
トウハク「す、凄い・・・強いなお主。」

トウハク「とにかく助かった。では、私は急いでいるのでこれで失礼する。」
ロチシン「ちょ、ちょっと待てよ、助けてもらって、礼のひとつもなしか?見返りを求めるわけじゃないが、『ありがとう』の一言ぐらいはほしいな」
トウハク「『ありがとう』?なんだその単語は」
ロチシン「え・・・なに、『ありがとう』を知らないなんて・・・冗談だろ?」


トウハク「そうか、感謝の気持ちを示すときに使う言葉か・・・初めて知ったぞ」
ロチシン「ありがとうも知らないなんて、どんな未開の地に住んでいたんだ?」
トウハク「失礼な!ちゃんと教育は受けておる!ただ、御祖父様も周りの者もそのような言葉は教えてくれなかったのだ」
ありがとうも教えてくれないなんて・・・どんな異常な環境なんだ?とロチシンは思った。
トウハク「では、改めて・・・あ、ありがとう。さっきは助かった。そういえば名を告げていないな、私はトウハクだ」
ロチシン「俺はロチシンだ。ところで、なんであんな路地裏にいたんだ?このへんは、けっこう治安の悪いところだぜ」


ロチシン「ふーん、おじいさんが病気で、その病気を治す薬か医者を探していたのか」
トウハク「御祖父様は私にとってとても大切な人なのだ・・・そうだロチシン、そちはこの病に効く薬か医者を知らぬか?」
ロチシン「あー、一人知っているな。そういう医療にすっげえ詳しい奴。そいつなら、薬とか持っているかもな」
トウハク「ま、まことか!?い、今すぐ、その者のところへ連れて行ってくれ!」


オウエイ「あの病ですか。1つだけですが、ちょうど薬がありますよ。海の向こうの大陸の商人から、1つだけ分けていただいたものがあるのです」
トウハク「それだ!これで御祖父様が助かる!お願いだ、その薬を譲ってくれ!金なら、いくらでも出す!」
オウエイ「代金などいりませんよ。困ったときはお互いさまです。代わりに、あなたの周りで困っている人がいれば、手を差し出してあげてください。」
トウハク「ほ、本当か!?わ・・・分かった!約束する!あ・・・ありがとう!ありがとう!これで御祖父様も助かる・・・」


トウハク「本当に世話になった。じゃ、私はもう行く。一刻も早く、御祖父様にこの薬を届けてあげたい」
ロチシン「まぁ俺はほとんど何もしてないけどな。じゃ、そのおじいちゃんとやらにもよろしくな」
トウハク「ああ。それとロチシン、お主のその強さに、私は感銘を受けた。また来るから、そのときは手合わせしてもらえるか?」

ロチシン「手合わせ?ああ、うん、いいけど」
トウハク「よし、約束だぞ!では、またな!」


ロチシン「ずいぶん固いしゃべり方をする子だったなぁ・・・」
オウエイ「でも、可愛い子でしたよね。さっきから鼻の下が伸びっぱなしですよ」
ロチシン「うぉっ!?ま、まあ、たしかに可愛かったな。」
オウエイにからかわれて、ロチシンは顔が真っ赤になっていた。




トウハクは急いで薬を城へ持ち帰り、祖父であるジライに届けた。
薬の効果はてきめんで、その日のうちに病の症状は消えてしまっていた。

トウハクは祖父が助かったことを心の底から喜び、同時に、祖父を救うきっかけを与えてくれた、街中で知り合った男の顔と名前を思い浮かべていた。
トウハク「ロチシンか・・・」
それは、トウハクが生まれて初めて、祖父以外の男性を強く意識した瞬間だった。


ジライは、病は治ったが、まだ安静のため、ベッドで寝て安静にしていた。
ジライの横に、白衣を着た男ザハが立っていた。
ジライ「今回はトウハクのおかげで助かったが・・・またこのようなことがあるやもしれぬ。この身体も、それほど長くは保たないであろう。あの実験は、ちゃんと進んでおるのだろうな?」
ザハ「は、研究員一同、死力を尽くしておりますが・・・いまだ成功率はほど遠く・・・」
ジライ「急げよ。新しい身体のほうは既に用意できておる。あとはそれが成功すればよいだけだ。ククク・・・この国を治めるのはこのワシだ・・・未来永劫、永遠にな・・・!」








後書き。


トウハクは、ゲーム「三国志大戦」の「董白(とうはく)」から名前を借りています。
ロチシンは水滸伝の「魯智深(ろちしん)」から。

とはいえ私、三国志も水滸伝もよく知りません(汗)。本当にただ、名前借りただけです。

三国志大戦の董白は、見た目がかなり良いですね~、惚れました。三国志大戦も、ゲーム全然やったことないですが(汗)。
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by irekawari | 2007-06-04 07:33 | 男と女の入れ替わり小説
神城真名(かみしろ まな)は高校一年生の女子。
髪の色は黒で、背中まであるストレート。
顔は美人で、性格はややおとなしめであるが何事にもよく気が付き誰に対しても親切なので、男女問わず真名の人気は高い。
しかし今のところ、真名は付き合っている男子はいない。

ある朝、真名は同級生の入間義蔵に手紙で呼び出され、学校の屋上に来ていた。
朝早い時間帯なので、屋上には呼び出し主・入間義蔵以外の人影は見えない。

入間義蔵(いるま よしぞう)は真名の隣のクラスの男子生徒。
髪は短く刈り上げている。体重は80キロ。そして極度の汗っかきだ。今でも、義蔵が着ている男子の制服が汗で肌に張り付いているのが見える。当然体臭もきつい。いつもオドオドしていて暗い性格なので、男女共に嫌われている。

校舎の三階から屋上へ出る扉の入口に真名の姿をみつけた義蔵は、真名の元へ近づいてきた。


真名「入間くん、何の用かしら」
義蔵「ま、真名ちゃん、俺、入学したときからずっと真名ちゃんのことが好きだったんだ。ぼ、僕と付き合ってください」
真名「えっ・・・ご、ごめんなさい。私、今は男の人に興味なくて」
義蔵「う、嘘だ。真名ちゃんも僕のことをデブでブサイクだと思っているから、付き合いたくないんだろう」
真名「そ、それは違うわ。本当に、今は付き合うとか考えられないの。あと、私を親しげに名前で呼ぶのはやめてほしいんだけど」
義蔵「僕の思いは本物なんだ!入学式のときに一目惚れしたんだ!ま、真名ちゃん、す、好きだよ」
真名「い、いやっ!離して!だ、誰か助けて!」
真名は振り返り、屋上の入口の扉から校舎内に逃げ込もうとする。
義蔵「ま、待て!」

真名「だ、誰か!」
義蔵「真名ちゃん!捕まえた!」
義蔵は真名の両腕をつかんで、自分のほうを振り向かせた。
真名「やあぁっ!」
真名は反射的に、義蔵の股間を膝で蹴り上げていた。
カキーーーン
義蔵「ぐぅっ!?」
男の大事なモノを蹴られ、思わず真名の両腕を離し、かがみ込んでしまう義蔵。
逃げるなら今のうち、とばかりに真名は再び階段のほうへ振り返り、階段を駆け下りようとする。
義蔵「ま、待て、逃がさないぞ・・・」
しかし運悪く、義蔵に再び腕をつかまれてしまう。

真名「は、離して!離してったら・・・きゃあっ!?」
義蔵「う、うわっ!?」
ドドドドドドドドドドド。
真名と義蔵はお互いに抱きつくような格好で屋上からの階段を転げ落ちた。










「う、うーん」
真名は目が覚めた。
5分か10分か、けっこう長いこと気を失っていた気がする。
「気が付いたかい?」
誰か女子の声が真名の耳に届いた。声は、階段の上のほうからする。
真名は立ち上がり、階段の上を見上げると、息を呑んだ。
「・・・・・・・ッッ!!」
真名は驚愕した。そこには、なんと「自分」が立っていた。

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目の前の「真名」は、左手を階段の手すりに添え、右手で、自分の頬にかかっていた長い黒髪をバサッと書き上げた。
左足はまっすぐ伸ばし、右足は膝を少し曲げて、左足があるより1つ上の段に足を置いている。

真名「驚くのはまだ早いよ。自分の身体を見てごらん」

真名は自分の身体を見た。
太い腕。肌は浅黒く、手の指に至るまで太い。お腹はでっぷりと突き出ていて、胸も腰もお尻もほぼ均等の太さだ。全体的にたぷたぷと肉がたるんでいる。白いシャツは水に濡れているかのように肌にべったり張り付いていて、下の肌がはっきり見える。自身が出した汗によって肌に張り付いているのだ。下はズボンを穿いている。ゆったりしたズボンなのでよく分からないが、太ももも相当太いだろう。頭を触ってみると、ほとんど髪はない。頭の上のほうにふさふさと固まって生えているだけだ。そして、あたりに酸っぱいような、鼻に突き刺さる臭いがする。それが、自分の身体から出ている汗によるものだと認識するのに、さほど時間はかからなかった。

義蔵「い、いやあああああああああああ!」
義蔵は頭をかかえ、絶叫した。
自分の身体が、入間義蔵のものになっていたからである。

真名「今日は最高の日だよ。まさかこんなことになるなんて。あ、真名ちゃん、もう僕と付き合ってくれなくていいよ。これからは、僕が神城真名なんだから

義蔵「か、返して!私の身体返して!」
義蔵は取り乱しながら、階段をかけあがった。
真名は迫り来る義蔵を見て、屋上へ出た。


真名は屋上を走って逃げていたが、義蔵に追いつかれ、両腕を掴まれてしまう。
義蔵「返してよ、返しなさいよ、私の身体・・・」
義蔵は涙と鼻水でぐちゃぐちゃの顔になっていた。
両腕を掴まれ、義蔵のほうへ向かされた真名は、一瞬、邪悪な表情を浮かべ、
カキーーン!
義蔵の股間を、膝で勢いよく蹴り上げた。
義蔵「ぐぅあっ!!」
股間に痛烈な一撃をくらった義蔵はたまらず真名の手を離し、股間を押さえ、その場に情けなくしゃがみ込んでしまう。
義蔵「うううう・・・・」
義蔵はよく分からないうめき声をあげている。
真名「ふふふふ、どうだい真名ちゃん、さっきの仕返しだよ。おちんちんを蹴られたら痛いだろう?ふふふ、今日から君はそれでおしっこを出したりオナニーしたりするようになるんだから、大事にしたほうがいいよ」




後書き。

イラストの女の子の、「勝ち誇っているような、勝ち気な表情」が、「入れ替わった後、入れ替わったことを喜んでいる表情」っぽく見えたので、入れ替わりのイラストとして使いたいがために書いた話。
イラストは例によって無断転載です。

イラストの女の子は「この青空に約束をー」というPCゲームの「朝倉 奈緒子(あさくら なおこ)」という女の子。
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by irekawari | 2007-05-26 11:04 | 男と女の入れ替わり小説
純情カップル入れ替わり
後編(完)




「うー・・・ん」
和磨は目を覚ました。
加奈美は!?
大丈夫か!?
和磨はすぐさま加奈美の心配をした。
腕の中に暖かいぬくもりを感じる。
どうやら自分と加奈美はお互い抱き合っているようだ。
そして和磨は、自分が相手の上に乗りかかるようにして倒れていることに気付く。
なんということだ。
体を張って加奈美を守ったつもりだったのに、自分が加奈美を押しつぶすような格好になっている。
「か、加奈美、ごめん・・・」
和磨は体を動かし、床に手をついて身を起こした。
和磨は、自分の下にいるはずの加奈美を見て驚いた。
「う、うわっ!?」
なんとそこには、見慣れた「自分」の顔があった。
「な、な、なんで僕がそこに!?」
和磨が驚いてさらに顔を上げると、頬にサラリと、長い黒髪がかかる。
「な、なんだこれ・・・」
和磨は自分の体を見てみる。なぜか自分は白いワンピースを着ている。
「こ、これって・・・」
「う・・・ん」
目の前の、「自分」そっくりの人物も目が覚めたようだ。
「きゃっ!わ、私・・・!?」
目の前の自分は、なぜか女言葉で驚いている。
「も、もしかして・・・か、加奈美?」
「そ、そうだけど・・・ひょっとして・・・和磨くんなの?」


和磨「そ、そんな・・・身体が入れ替わってしまうなんて・・・」
加奈美「加奈美、とりあえず部屋に行って、落ち着いてこれからのことを考えよう・・・」
和磨、いや加奈美の提案で、とりあえず二人は指定した部屋に行くことにした。




部屋の中はラブホテルとしては比較的落ち着いた内装だった。大きめのベッドがひとつ、カラオケができるテレビがあり、奥の扉からは浴槽つきのシャワー室へとつながっている。
和磨の身体になった加奈美は、ベッドに腰をおろして、うつむいている。この部屋に入ってきて、まだ一言も口を開いていない。
加奈美の身体になった和磨は、壁にある大きな鏡に自分の姿を映して、それを見ている。
身体を動かすと、加奈美の背中まである綺麗なストレートの黒髪がサラサラと揺れる。
加奈美は白いワンピースを着ている。袖は大きくふくらんでいるパフスリーブと呼ばれるデザインになっていて、さらにスカートはふわりと大きく広がっている。スカートがふくらんでいるのは、ペチコートと呼ばれるものを、ワンピースのスカートの下に履いているためだ。やや少女趣味な服だが、清純な雰囲気の加奈美には非常によく似合っていた。
加奈美「可愛い・・・」
加奈美はこんなときにも関わらず、つい、鏡の中の加奈美に見とれてしまっていた。
加奈美「あっ、ご、ごめん、こんなこと言ってる場合じゃないよね、元に戻る方法を考えないと」
加奈美はふと我に返り、少し離れたベッドに座ったままの和磨のほうに振り返る。

和磨「ごめんなさい・・・私が・・・私が全部悪いの・・・」
突然、うつむいたまま謝罪の言葉を述べてきた和磨に、加奈美は戸惑った。
加奈美「な、なに言ってるの、これは・・・事故みたいなものだし、加奈美が悪いわけじゃないよ」
和磨「いいえ違う。私があのとき暴れてしまったから・・・」
和磨はベッドに軽く腰かけ、両手は太ももの上に乗せたまま、うつむいている。
軽く握りしめられた手の甲に、ポタポタと水滴が落ちる。
涙だ。

加奈美「加奈美・・・」
加奈美は和磨に手が届くぐらいの距離まで近づいてきていたが、加奈美が泣いていることに気付き、立ち止まってしまう。
最初に、あの階段を上っていたときも、加奈美は泣いていた。そして、あのときは体を張って拒否された。そのことを思い出し、加奈美はそれ以上動けなくなってしまった。
和磨「ごめんなさい。ごめんなさい・・・私、本当にあのとき怖かったの・・・わ、私も・・・初めてだし・・・でも、私だって同意して、いいよって、言ったはずなのに・・・直前になったら・・・急に怖くなって・・・和磨くんは・・・和磨くんは本当は私と『する』ことしか考えていないんじゃないかって、そんなことさえ思っていた・・・あはは・・・最低だよね私・・・」
加奈美は、まばたきすることさえ忘れたかのように、じっと動かず和磨の言葉を聞いている。
和磨「それで・・・それで・・・和磨くん、私を抱き締めてくれたけど、私には和磨くんがいつもの和磨くんじゃないような気がして・・・・・・その後はもう、なにも分からなくなった・・・気が付いたら、私の顔をした和磨くんがいた・・・」

和磨の、ひっ、ひっという嗚咽と、ときどきずずっと鼻をすする音だけが、部屋の中に響いている。

和磨「私・・・私、和磨くんに『好きだ』って言った、和磨くんのこと好きな気持ちは絶対変わらないって思っていた、でも、でも本当は心の底では和磨くんのこと信じていなかったの・・・だから、だからあんなことをしてしまった・・・私、私・・・自分の心がこんなに醜いなんて知らなかった・・・・!!」
和磨は涙で濡れる手の甲を反対向けにし、手のひらを上にして自分の手をながめた。
和磨「だから・・・だから・・・これはきっと罰・・・神様が、醜い心の私に与えた罰。でも・・・それに和磨くんまで巻き込んでしまった!!私だけが、罰を受けるべきだったのに・・・。私なんか、あのとき頭をぶつけて死んでしまえばよかったんだ!!」
和磨はうつむいていた顔をあげ、加奈美のほうを向いた。
加奈美はこの部屋に入って初めて和磨の顔を見た。
その目からはとめどなく涙があふれ、目も真っ赤だ。顔も興奮により真っ赤で、鼻からは鼻水が垂れている。
和磨「私の身体じゃ・・・和磨くんの夢も叶えられないよね・・・私、和磨くんから夢まで奪っちゃって・・・本当に、本当にごっ、ごっめっっんなっさっっっ」
感情が高ぶりすぎて、激しくすすりすぎて、言葉が続かない。
和磨は再びうつむき。
和磨「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ごめんなさい・・・・・・・・ごめんなさい・・・・・・」
小さく、絞り出すように言葉を続けた。
今なおすすり泣いているためかその体は小刻みにビクンと震え、ときたま、
和磨「ひぃーーーーーーーーーーーーーーーー」
という悲痛な、声にならない声が喉から漏れる。


ここまで、体をぴくりとも動かさず、ただただ和磨の謝罪の言葉を聞いていた加奈美。
泣いている和磨にさらに近づき、足先同士が触れるほどの距離でしゃがみこみ、下から和磨の顔をのぞきこむように顔をあげ、そっと右手を、和磨の左頬の添えた。
左頬にあたたかい温もりを感じ、一瞬、和磨の泣くのが止まった。
加奈美「加奈美」
優しい、いたわりを含んだ声が聞こえる。
和磨は下を向いていた視線を、声がしたほうへ向ける。
そこには、自分を見上げる、加奈美の静かな表情があった。優しく微笑んでいるようで、それでいて今にも泣き出しそうな、そんな、いろんな感情を含んだ表情。
和磨「和磨くん・・・」
自分の、好きな人の名前を呼ぶ和磨。
いつしか、その目から流れ出していた涙が、止まっていた。

加奈美「ごめん。謝らなきゃいけないのは、僕のほうだよ」
和磨「ーーーーーーーーーーーーー」
んっ、んっ、と口を閉ざしたまま無言で首を左右に振り、「それは違う」と意志表示する和磨。
また、その目から涙があふれ出しそうになる。
加奈美「いや。全部僕が悪いんだ。僕は・・・僕は・・・加奈美が不安に思っているなんて、考えもしなかった・・・僕が、自分のことしか考えていなかったから。僕は、男らしく加奈美をリードしなきゃ、とか、本番で、失敗しないようにうまくやろうとか、そんな、自分の体裁しか考えていなかったよ。これから、加奈美と一緒に、加奈美とひとつになろうとしてたのに、僕は、僕のことしか考えていなかったんだ。こんなんじゃ、うまくいかなくて当然だよ。だから、今のこの現状も、僕ひとりが招いてしまったことだ。」
加奈美は和磨に語りかけている間、ずっと和磨の頬を優しく撫でている。
和磨にとって、その手の感触はとても気持ちよく、あたたかい。
胸の奥が痛い。
優しくされればされるほど、自分が取り返しのつかないことをしてしまったことを実感してしまう。
和磨「ちっ・・・・がっう・・・・」
加奈美「加奈美?」
和磨「違う・・・私が悪いの・・・和磨くんは・・・和磨くんは何も悪くない・・・こんな・・・こんな私のことなんか、かばうことないよ・・・」
この場を去りたい。
そしてそのままこの世から消えてなくなりたい。
和磨を大切に思っているからこそ、自分のような存在は和磨の前からいなくなるべきだと、加奈美は思った。
和磨は、加奈美が自分の頬に触れている手をつかみ、離そうとした。
が。
それより早く、加奈美の左手が、和磨の手をつかんでいた。
息を呑む和磨。
手首に感じる、強い感触。だが、痛くはない。
そして加奈美の視線は、まっすぐに和磨の目に向けられている。
「自信」というものを完全に喪失している和磨は、最初その視線から目を逸らそうとした。
しかし、目を逸らせない。
視線を外すことができない。
好きな人が、みつめているから。
好きな人だから。
好きな人から、視線を外すことなんてできない。
好きな人だから、いつまでも見続けていたい。
手首を握る力強さも、まっすぐな視線も、加奈美の、加奈美の中の和磨の、強い意志の現れだった。

加奈美「僕は加奈美のことが好きだ。」
ボッ。
一瞬にして、和磨の顔が真っ赤になる。
和磨「なっ・・・なっ・・・か、和磨くん!?」
突然、正面きって「好き」だと言われ、戸惑う和磨。
加奈美「加奈美は、僕のことが好き?」
なんの気負いもないその言葉は、和磨の中の加奈美の心に、染み渡るように響く。
和磨「私は・・・・」
和磨は、空いているほうの手を、自分の手首を握っている加奈美の手にそっと重ねた。
和磨「私も・・・・」
次の一言を言うため、和磨はゆっくり息を吸い、止め、ゆっくりと、相手に伝わる声で。
和磨「わたしも・・・和磨くんのことが・・・好きです・・・」

加奈美「ほら。だったら、なんにも問題ないじゃないか」
加奈美は、ごく自然に和磨に対して笑いかけた。
自分の顔のはずなのに、その笑顔があまりにもまぶしくて、和磨の顔の赤みが一段と増す。
加奈美「僕は加奈美が好き、加奈美も僕のことを好き。僕と加奈美は、もう二人でひとつなんだ。これから、大きな失敗、小さな失敗、いろいろあると思う。それらは、二人で乗り越えていこうよ。今日のことは、本当にごめん。自分ひとりで舞い上がっていて、加奈美の気持ち、考えていなかったよ。でも、これからは加奈美の気持ちを考えて行動する。加奈美を絶対悲しませたりしないよ。だから・・・今更だけど、僕のこと、許してくれるかな?」
和磨「ゆ、許すも許さないもないよ、悪いのは和磨くんのことを信じていなかった私なんだから・・・私は、許してもらおうなんて思ってない・・・だけど、どうしたら和磨くんに償えるのかも、分からない・・・だから・・・ごめんなさい・・・」
加奈美「だめだよ、加奈美。もう謝るのは無し。僕たちは、謝るために付き合い始めたんじゃないし」
和磨「で、でもそれじゃ・・・」
加奈美「加奈美はさっき、僕のことを信じていないって言っていたけど、それは今でも?今でも、僕のことを、信じられないかな?」
加奈美の問いかけは、和磨に強く迫ったり、特定の答えを強いるような、そんな脅迫めいた問いかけではない。
体や耳に対してではない、和磨は、加奈美の心に、優しく、一言一言、いたわるように言葉をかけている。
和磨はほんの少しの間黙っていたが、すぐに加奈美に対して答えを返した。
加奈美「し・・・んじられる・・・信じたい・・・信じてるよ・・・和磨くんのこと好きだから・・・信じてる・・・!でも、たった一度だけど、私は和磨くんのことを信じていなかった・・・こんな私でも・・・信じてもらえるのかな・・・・・・す・・・きでいてくれるのかなぁっ」
和磨の優しさに触れ、逆に自分を追いつめていた加奈美の感情が、コップから水があふれ出すように、爆発寸前になる。
加奈美は今まで手を和磨の頬や体に触れさせていたが、その手を離し、すっと立ち上がり、座ったままの和磨を、ぎゅっと抱きしめた。
女の子の身体なので、力強さはない。
さらに、加奈美の身体のほうが小柄なので、抱きしめているといっても、逆に加奈美のほうが和磨にしがみついているようにも見える。
しかし、どんな不器用な格好であっても、力強さはなくても、その抱擁には、和磨の優しさといたわりが込められていた。
抱きしめる腕の体温が、やわらかな感触が、固い氷に閉ざされていた加奈美の心を溶かしていく。

加奈美「僕は加奈美を信じているし、加奈美を好きだ。そして加奈美を愛している。それは、僕の身体が女になって、加奈美の身体が男になっても変わらない。元に戻る方法はきっとみつけるつもりだし、もしもみつからなくても、僕はずっと加奈美の傍にいる。だから、死んでしまえばよかった、なんて言わないでよ。加奈美のいない人生なんて考えられない。僕が生きていくってことは、加奈美と一緒に生きていくってことなんだから。僕の夢も、たとえ女性の身体であっても叶えてみせる。女性で初なんて、それはそれでかっこいいんじゃないかな?あと、さっきも言ったけど、謝るのはもう無しね。自分のことを棚にあげるみたいだけど、僕は加奈美に、ずっと笑っていてほしいと思っているんだ。あ、そうだ、今度謝ったら、罰として加奈美は僕にキスすること!って、これはちょっと調子に乗りすぎかな?」
あはは、と頭の後ろを手でかいて、自分で照れ隠しする加奈美。
見ると、和磨はまた無言で、うつむいたままでいる。
加奈美「あ、ご、ごめん。僕ばっかりぺらぺらしゃべりすぎたかな」
本当に調子に乗りすぎてしまった、と加奈美が後悔していたとき。
和磨「ごめんなさい・・・」
加奈美「か、加奈美・・・」
なおも謝る和磨。加奈美は、自分の思いが伝わっていなかったのかと思ってしまうが・・・
和磨「キス・・・・」
加奈美「へ?」
和磨が意外な単語を口にしたことで、思わず間抜けな声を出してしまう加奈美。
和磨「あ、謝っちゃったから・・・その・・・罰として・・・キスしても・・・いい?」
加奈美の腕の中には、顔を真っ赤にして、自分が大胆なことを言ったことを全力で照れながら、それでもなお、熱い視線を送っている、和磨の、いや加奈美の視線があった。
加奈美「うん」
加奈美は短く一言だけ肯定の返事をすると、目を閉じている和磨の唇に、自分の唇を重ねた。









和磨「ねえねえ、身体入れ替わっちゃってるなら、そのうち、呼び方も変えなきゃいけないかな?私は加奈美ちゃんっ呼んで、和磨くんは私を・・・和磨?って呼んだほうがいいかな?」
加奈美「うーん、もしも、元に戻れないならそうなるかもしれないけど、今はまだ、加奈美の名前、いっぱい呼びたいな。加奈美、愛してる」
和磨「うん、私も、和磨くんを、いっぱいいっぱい、愛してるよ」







完。




後書き。

ここで終わりです。
お互い好きだということを再確認して、そのまま、入れ替わった身体のままセックスに突入、という展開も考えていたのですが、セックス描写苦手なので、やめました(汗)。
少しぐらいは入れ替わったままのセックスという展開も考えていたのですが・・・キスして、舌入れて、服脱がしあったり、風呂入って湯船の中でお互いの胸やらおちんちんやら触り合いしたり、とか・・・あー、やっぱ書いてみればよかったかな。

入れ替わりがあるものの、ほとんど会話だけで終わっちゃってるし、そもそも「入れ替わりもの」である必要がないような話ですね(汗)。
私、「恋愛もの」が好きなので、入れ替わり要素を絡めつつも、ちょっと本格的に恋愛を書いてみたくなったので、書いてみました。


あと、「女の子が泣いている」のをちょっとリアルに書いてみたかったのもあります。
漫画や小説だと、ヒック、ヒックとか言わせたら、もうそれだけで「泣いている」ってことになるじゃないですか。
でもそういうパターン化した泣き方じゃない、すごく現実的な泣き方を描いた作品がありました。
漫画「げんしけん」で「春日部咲(かすかべ さき)」がボヤ騒ぎを起こして、そのことを悔いて泣くシーンがあるのですが、感極まって「ひぃーーーーーーーーーー」って泣くシーンがあるんですよね。ああ、たしかに、人間って泣いているときすごく感情が高ぶったら、そういう泣き方になるなーと思い、すごく印象に残っているシーンです。で、それを自分の文章の中でもやってみたくて、そういうシーンを書いてみました。
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by irekawari | 2007-05-21 23:52 | 男と女の入れ替わり小説