白雪姫「女同士入れ替わりと、女同士の憑依が好きです。


by irekawari
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令嬢入れ替わり

令嬢入れ替わり




黒沢紗理奈(くろさわ さりな)
黒沢孝蔵(くろさわ こうぞう)

加賀見愛(かがみ あい)

高岡(たかおか)





紗理奈(あら?ここはどこ?見たことのない部屋だわ。たしか私は、パーティーに出席していて、急に気を失って・・・)
黒沢財閥当主・黒沢孝蔵の孫娘・紗理奈が目を覚ますと、そこは見知らぬ部屋だった。

紗理奈「ふふふ、やっとお目覚めのようね、紗理奈お嬢様。いえ、あなたはもうお嬢様ではなくなっているのだったわね」
愛「だ、誰!?え・・・わ、私が居る!?」
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洋風の部屋の中にある椅子に、ドレスを着た一人の少女が立て膝をした状態で座り、こちらをみつめていた。
紗理奈「私は加賀見愛。あなたが眠っている隙に、身体を入れ替えさせてもらったわ。自分の身体を見てみることね」
愛「わ、私の身体・・・!?え、ええっ、きゃあっ!なにこれ、私の身体じゃないわ!」
愛は自分の身体をあちこち触ってみては驚いている。さらに、近くに鏡があるのをみつけ、その鏡を覗き込み、自分の顔を見てみる。
愛「私の顔じゃないわ・・・ほんとうに身体が入れ替わってしまったというの?」
愛は立ち上がり、椅子の上で悠然と微笑んでこちらを見ている紗理奈に向き直った。
愛「あなたは一体何者なの?どうして私にこんなことするの!?」
紗理奈「ふふふっ」
紗理奈は小馬鹿にしたように鼻で笑った。
紗理奈「別に、あなたには恨みはないのよ。恨むなら、あの悪魔のような男を祖父に持った、自分の生まれを呪うのね」
愛「お、お祖父様!?お、お祖父様は優しい人よ!そのお祖父様が、あなたに一体なにをしたというの!?」
紗理奈「ふふ、さすが温室培養で育ったお嬢様は、世間のことを何も知らないのね」
愛「な、なにが言いたいのです!?」
紗理奈「その優しいお祖父様とやらは、裏でいろいろ悪どいことをやってる極悪人なのよ。善良な人間を騙し、追いつめ、破滅させる・・・。あたしの両親は、あんたのじいさんに騙され、莫大な借金を背負わされ、自殺に追い込まれたのよ!」
愛「そ、そんな・・・嘘です!お祖父様がそんなことするはずがありません!」
紗理奈「別に信じてくれなくても構わないよ。あんたは、あんたのじいさんがやったことの報いを身をもって体験するんだね」
愛「な、なにを・・・」
紗理奈「ふふふ。両親が死んでも、あたしには莫大な借金が残った。その借金を払う代わりに、あたしはこの身体を蹂躙されまくったよ。それでもまだ借金は返済しきれていない。その借金の残りを、あんたにあたしの身体で払ってもらおうってわけさ」
愛「か、身体で払うって・・・い、いったい何をするのですか!?」
紗理奈「あはは、純真無垢なお嬢様には、身体で払うっていってもなんのことか分からないか。まあ、これから毎日味わうことになるから、いやでも分かるようになるよ」
紗理奈は上体を少し反らし、愛を、心底憐れむような目で見た。
紗理奈「もうすぐお迎えの者がやってくると思うけど・・・あ、やっと来たか」
ガチャッと、音を立ててドアが開くと、サングラスをかけた黒スーツの男が3~4人、集団で入ってきた。
愛「あ、あなた達は・・・助けて!私、見知らぬ人の身体にされてしまって・・・お祖父様に報告して!お祖父様なら、きっとなんとかしてくれるわ!」
黒スーツの男は、黒沢財閥の者で、孝蔵や紗理奈の身辺の世話や警護を担当している者たちであった。愛も、その者達の顔を知っている。愛はすっかり安心しきった様子で黒スーツの男達に近寄ったが・・・
愛は、黒スーツの男達に腕を掴まれ、がっちりと拘束されてしまった。
愛「きゃっ、なにをするの!?ぶ、無礼者!お祖父様にいいつけるわよ!」
男「なにを言っているんだ。加賀見愛、やっとみつけたぞ。お前には向こう20年間、身体で払ってもまだ足りないくらいの借金が残っている。お前を指名している得意先も多いんだ、さっさといつもの場所に戻って仕事をしてもらうぞ」
愛「え!?ち、違うわ、私は黒沢紗理奈よ!黒沢孝蔵の孫なのよ、私は、身体を入れ替えさせられているのよ!」
男「さっさと連れていくぞ。ほら、早く来るんだ!」
男達は愛の言葉に耳を貸さず、さっさと部屋の外に連れ出そうとしていた。
愛「いやあああっ、私は黒沢紗理奈よ!誰か、信じて!お祖父様、私を助けて!」
愛は助けを求めて叫んだが、当然、誰も愛を助けようとはしなかった。愛はまだ叫んだり抵抗したりしたが、やがて男達に、無理矢理部屋の外に連れ出された。
男「紗理奈お嬢様、ご協力感謝します。それにしても、なぜ行方不明の加賀見愛が、お嬢様の部屋に居たのでしょうか?」
紗理奈「さあ?私の部屋にある宝石でも盗んで、海外に高飛びでもしようとしたんじゃない?まったく、タチが悪いわね。ちゃんとあの者には、借金を返済させるまで働かせなさいよ」
男「ははっ、お嬢様、分かりました。それでは、失礼します」

まだ残っていた黒スーツの男達も、皆、紗理奈に一礼して、部屋から出て行った。



高岡「作戦はいまのところ順調なようだな、加賀見愛。いや、今は黒沢紗理奈か」
この部屋のどこに潜んでいたのか、一人の男があらわれ、紗理奈に近づきながら言った。
紗理奈「あら、高岡、あなたなの。まったくあなたったら、神出鬼没ね。ふふ、あの男の孫娘を地獄送りにする。計画のひとつめは、まずは上手く言ったわ」
高岡「しかし、あの孫娘さんはほんとうに何の罪もないじゃないか。あそこまでする必要があったのかね?」
紗理奈「ふん、それもこれも全て、あの男に知らしめてやるためよ。自分がやってきたことの報いを、いやというほど思い知るといいわ。自分の可愛い孫娘が、汚い男どものチンポをくわえさせられている姿を見たらどう思うでしょうね?」
高岡「ふー、いやー、全く君って子は恐ろしいねぇ・・・」
紗理奈「なによ、黒沢孝蔵の孫娘と入れ替わって孝蔵に近づき、孝蔵に復讐をする・・・っていう、この計画をもちかけてきたのは高岡、あなたじゃない。入れ替わりの薬を調達してきたのもあなた。ほんとはあなたが一番、黒沢孝蔵に復讐したがっているんじゃないの?」
高岡「そんなことはないさ、俺は君の復讐の手助けをしたいだけさ」
紗理奈「ふん、まあ、今はそういうことにしといたげるわ。今のところは、あなたは私の味方をしてくれているみたいだしね。私も、あなたを利用させてもらうから。さて、黒沢紗理奈の身体も手に入ったし・・・計画の第二段階に移るとしましょうか」
高岡「はい・・・お嬢様の仰せのままに」
高岡は芝居がかった仕草で、恭しく紗理奈に向かって一礼してみせた。




完。



後書き。

「令嬢トレーダー」というPCゲームを元にしています。
私は、「しんご」さんが、
しんごさんのHP「すわっぷ」
の日記でこの令嬢トレーダーのことを取り上げているのを見て、初めてこのゲームのことを知りました。
簡単にいうと、お嬢様と、お嬢様のそっくりさんが「立場だけ」入れ替わる話です。実際に肉体が入れ替わるわけではありません。
そっくりな容姿を利用して復讐を開始する、というストーリーがすごくいいなーと思いました。しかし、やはり立場入れ替わりじゃなくて本当に身体が入れ替わった展開を見たい!と思い、ちょいと内容を変えて「身体入れ替わり」にして書いてみました。
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by irekawari | 2008-01-18 23:52 | 女同士入れ替わり