白雪姫「女同士入れ替わりと、女同士の憑依が好きです。


by irekawari
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メイドと坊ちゃんの入れ替わり

メイドと坊ちゃんの入れ替わり


大河内叶絵
冬葉
四条院貴明





政財界に多くの著名人を輩出し、地位も名誉も金もある四条院家の気楽な三男坊・貴明は、とある一人のメイドに呼び出されていた。
貴明「こんな人気の無いところに呼び出して、野外プレイがお好みなのかい?どうせならやーらかいベッドの上のほうがいいんだが、たまにはこういうプレイも悪くないな」
そう言って貴明は長髪でいかにもプレイボーイといった風情の顔をニヤつかせながら、自分を呼び出した張本人・目の前の、メイド服に身を包んだ女に手を伸ばした。
パシッ
しかし、そのメイド服の女は無下もなく、貴明の伸ばしてきた手を払いのける。
冬葉「勘違いしないでください。私はそんなことのために貴方を呼び出したのではありません」
貴明「ふーん、この俺に向かってそんな口たたくなんて、威勢のいいメイドさんだな。まあ、イヤっつっても無理矢理いただくけど。その前に、俺に話があるなら、とりあえず聞いてやろうじゃないの」
冬葉「・・・私の主人、大河内叶絵様のことです」
貴明「大河内?・・・あーあー、あの、落ちぶれてるとこのお嬢さんか。そんなの抱いてやったこともあったな。そういや思い出したが、あんたあのお嬢さんのとこのメイドかい」
冬葉「・・・お嬢様は貴方を真剣に愛していました。いえ、今でも愛しています。貴方はたしかに一度、叶絵お嬢様の愛を受け入れ、お嬢様をお抱きになられた。・・・それなのになぜ、お嬢様をお捨てになったのです」
貴明「捨てたって、人聞きが悪いなぁ、遊んでやったんじゃないか。俺んとこより家柄が2つも3つどころか5つぐらい落ちるようなとこの生娘に、いい夢見させてやったんじゃないか。逆にお礼を言ってほしいぐらいだぜ」
冬葉「・・・よく分かりました、貴方が最低の人間だということが」
貴明「なんとでも言ってくれよ、貧乏人のタワゴトなんか聞き飽きてるからサ。そんじゃまあ、このオレサマを馬鹿にしてくれたメイドさんに、きついお仕置きしてやらないとな」
貴明は冬葉の非難に全く耳を貸さず、欲望丸出しの眼差しで冬葉の胸元に手をかけ、メイド服を勢いよくひきちぎった。
胸元が露わになり、冬葉のDカップはあろう豊満なバストがたぷんと揺れる。
貴明「おー、いいカラダしてんじゃん。顔も美人だし、1回だけなら抱いてやってもいいぜ。あんたもお嬢様がどうたらとか言ってるけど、どうせ俺の金が目当てなんだろ。ほれ」
そう言うと貴明は冬葉の腰を抱き寄せながら、内の胸ポケットから札束を取り出し、無造作に地面に投げ捨てた。
その札束の厚みは、数センチはある。
貴明「事が済んだら、それ持ってとっとと帰れよ」
貴明は端正な顔に似合わないニヤついた笑みを浮かべ、眼前の冬葉の顎を手でつかみながら吐き捨てるように言った。
冬葉「・・・分かりました。貴方ぐらい最低な人間なら、私も罪悪感を感じなくてすみます」
貴明「おしゃべりな女は嫌いだぜ。どうせわめくなら、色っぽい喘ぎ声をあげてくれよ」
冬葉「女の喘ぎ声がご所望なら、後でご自分で気の済むまであげてください」
貴明「なに言ってるんだお前?頭弱いのか?」
冬葉「貴方のカラダ、もらいます」
冬葉の瞳が一瞬、紅く煌めいたかと思うと次の瞬間、冬葉のほうから貴明に唇を重ねていた。







・・・な、なんだ、俺は・・・たしか気を失って・・・
そうだ、たしかあの大河内家の貧乏お嬢様のメイドを抱こうとして・・・逆にキスされて・・・
一瞬だけど目が赤く光っていたような・・・
・・・あれは幻か?
ここはどこなんだ・・・
真っ暗でなにも見えない・・・

意識はあるが周りが真っ暗でなにも見えない。
そのとき、突然貴明の目の前に光があらわれた。
「うわっ、ま、まぶしい」
思わず手でその光をさえぎる。
「な、なんだこれ・・・窓?いや、テレビのモニターかなにかか?」
貴明の目の前に出現した光は、ちょうど畳1枚分ぐらいの、横長の長方形の形をしていた。
最初はまぶしくてそのモニターに映るものがはっきり見えなかったが、目が慣れてくるにつれ、そのモニターに人が2人映っていることが分かってきた。
「な、なんだこれ・・・裸の・・・男と女?」
さらに、気が動転していてすぐに気付かなかったが、どこからか、そのモニターに映る映像のものらしい、音声も聞こえてきた。
『あ、あの・・・そこは・・・恥ずかしいです・・・』
『可愛いね叶絵は・・・君の全てを、俺に見せてくれ』
モニターに映る男女のものと思われる、2つの声が聞こえてくる。
映像もはっきりと見えてきた。裸の男女は、どうやらセックスの最中らしい。

「ん・・・おい、ちょっと待て、これに映ってるのって・・・それに、この声・・・」
ただぼんやり映像と音声を聞いていた貴明だったが、すぐにそれが自分のよく知っているものと同じだということに気付く。

「お、俺だ!この顔、この声!俺そっくりじゃないか!」
思わずモニターを指さす貴明。
そこでようやく貴明は、「自分」の異変に気付く。
「な、なんだこれ、俺、こんな服着てたか・・・?」
モニターを指さしている自分の右腕を見ると、黒い長袖の服を着ている。袖口からは、手首を覆うように白いフリルが出ている。まるで女の服のように。
「なんだぁ?誰が着せたんだ、こんな趣味の悪い服・・・うわぁっ!?」
右腕からさらに自分の体全体に視線を移した貴明は、もっと驚いた。
屋敷の使用人が着ているようなメイド服を、自分が着ている。それだけなら単なる女装だが、驚くべきことはまだあった。
「む、む、胸がある!?」
メイド服は前がはだけていて、豊満な胸が半分以上露出していた。
思わず両手でぎゅっと鷲掴みにしてみる。
「うわっ、や、やわらかい・・・ってまさか本物かよ!?それにこの手・・・すべすべだし・・・か、髪も長い!?」
胸以外の、体中のあちこちを触る貴明。肌は雪のように白く、なめらか。貴明は元々男としては長髪気味だったが、今の自分の髪は、さらに長い。しかも色も違う。
顔も、両手でベタベタと触ってみる。鏡がないからよく分からないが、たぶんこの顔も「違っている」。あごのあたりを触ってみても、ひげそりの後のザラザラした感触がない。
今や貴明の体は、体中が違和感の塊になっている。
「この声も・・・俺はこんな高い声じゃない・・・それに、この声、このメイド服・・・覚えがあるぞ・・・そうだ、あの女だ、あの大河内家のメイドだ!ま、まさかと思うが、い、今の俺って」
貴明は、メイド服のスカートの上から自分の股間を押さえた。そこに、男にあるはずのモノの感触は、一切感じられない。
股間から手を離し、貴明は、いや大河内家のメイド・冬葉は、頭をかかえて叫んだ。
冬葉「お、お、俺は、あのメイドに、女になってる!?ど、どうなってるんだよ一体!?」
混乱する冬葉をよそに、モニターの中の裸の男女は変わらず情事を続けている。
冬葉「じゃ、じゃあ、このモニターに映っている俺は誰なんだ!?ビデオか、録画した映像なのかこれは!?」
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『はぁっ、はぁっ、はぁっ、貴明さま、もっと強く・・・私を抱いてください・・・』
『かわい叶絵・・・愛しているよ。・・・結婚しよう、ずっと俺と一緒に居てほしい』



叶絵「嬉しい・・・私、もう貴明さまに見捨てられたかと思っていたから、本当に夢みたい。私も、貴明さまのことを愛しています。ずっと、傍に居させてください」
貴明「ずっと・・・そばにいますよ、お嬢様。たとえこの身が他人のものになっても・・・」
叶絵「はぁっ、はぁっ・・・えっ、今貴明さま、なんて言いました?」
貴明「ん、なんでもないよ、叶絵。俺たちはずっと一緒だ」





完。
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by irekawari | 2008-01-06 23:52 | 男と女の入れ替わり小説