白雪姫「女同士入れ替わりと、女同士の憑依が好きです。


by irekawari
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女子高生親友同士入れ替わり

佐伯夕衣(さえき ゆい)

加倉井佐千伽(かくらい さちか)



佐千伽「ん・・・」
床で眠っていた加倉井佐千伽は目を覚ました。
佐千伽「あ、あれ、私どうして寝ちゃってたんだろ」
佐千伽はまだぼーっとする頭を覚醒させるため頭をゆっくり振りながら床に手をつき、上半身を起こした。
佐千伽「えっ、なにこれ」
佐千伽は手をついた場所になにやら幾何学的模様が描かれていることに気付いた。
二畳分ぐらいの広さの黒いシートになにか模様が描かれていて、その上に佐千伽が乗っかっている形になっている。
佐千伽「これは・・・魔法陣?」
漫画やアニメの中でオカルトなことをやっているシーンでしかお目に掛かったことのない模様の上に、なぜか自分がいる。
佐千伽「なんでこんなところに魔法陣なんか・・・たしか私、どうしてたんだっけ・・・」
はっきりとは分からないが、眠っていたことで記憶が途切れている。
頭の中にもやがかかったようで、なかなかそれが思い出せない。
それに、さっきから何なのかはっきり分からないが、うっすらと、違和感のようなものを感じる。
佐千伽「そういえば佐千伽ちゃん、どこ行ったんだろう・・・」
佐千伽はある女生徒の名前をつぶやきながら、すっと立ち上がった。
佐千伽「あれ?」
佐千伽は頬にかかる髪を一束、手でつかんでみた。
佐千伽「あれ、髪、長い・・・?それに私、こんなに綺麗な黒髪じゃない・・・」
視線を下に向けてみる。
いつも着ている、この鉈出(なたで)高校の制服が目に入る。白地に青いラインの入った、オーソドックスなセーラー服タイプの制服。
しかし、いつもの自分の制服のはずなのだが、やはりなにか違和感を感じる。スカートの丈が若干短いような気もするが、いつもこのぐらいだったかもしれない。
わけの分からないことだらけで、佐千伽は急に不安を感じ始めていた。
佐千伽「佐千伽ちゃん、どこへ行ったの?」

夕衣「ふふ、夕衣、ここよ」

前方に見える扉から、いったんこの部屋から出て行こうとして足を進めていた佐千伽は、背中から誰か女性の声に呼び止められ、足を止め、振り返った。
佐千伽「え?誰?」
その女性は窓の外を背中に、身体の正面を佐千伽のほうに向けて、窓際に立っている。窓にはまともに夕日が差し込んでいるので、その女性の姿は逆光になっていて、顔がよく見えない。着ている制服は佐千伽と同じものなので、ここの生徒であることは間違いない。
夕衣「ふふっ、まだ分からない?あなたって本当にのんびり屋さんね」
その逆光の女性はふっと微笑み、胸の前で組んでいた腕を解いて、窓際を離れ、佐千伽のほうへ近づいてきた。
その女生徒が近づいてきてくれたおかげで、ようやく顔がはっきりと見え始めた。
佐千伽は目の前の女性の顔をみて、はっと息を呑んだ。
佐千伽「わ・・・私!?」
佐千伽は声を出して驚いたが、その女性の次の言葉を聞いて、さらに驚くことになった。
夕衣「ふふ、夕衣、私は佐千伽よ」



女子高生親友同士入れ替わり





佐千伽「え!?佐千伽ちゃん!?なんで・・・私の顔なの!?それに・・・声も私そっくり」
夕衣「ふふ、単刀直入に言うとね、私と貴女の身体を入れ替えたのよ」
佐千伽「か、身体を入れ替えた!?さ、佐千伽ちゃん、なにを言ってるの?」
夕衣「夕衣、とりあえず、今の自分の顔を見たほうがいいんじゃない?」
夕衣は制服のプリーツスカートのポケットからコンパクトを取り出し、それを開いて、佐千伽に手渡した。
佐千伽「わ、私の顔・・・?」
佐千伽は戸惑いながらも、受け取ったコンパクトの内側についている、小さな鏡を覗き込んだ。
佐千伽「さ、佐千伽ちゃん!?私、佐千伽ちゃんの顔になってる!?」
夕衣「顔だけじゃないわよ。手も足も胴体も声も、着ている服も、今の貴女はなにもかもが加倉井佐千伽になっているのよ」
佐千伽「そ、そんな・・・」



佐千伽「ど、どうして!?どうして、私、佐千伽ちゃんになってるの!?それに、佐千伽ちゃんが私になってるなんて・・・こんなのおかしいよ、絶対変だよ。これって、ほんとに佐千伽ちゃんがしたことなの!?」
夕衣「ふふふ、夕衣、焦っては駄目。質問はひとつずつするものよ。でも、ま、理由はとても簡単なことなのよ」
佐千伽からコンパクトを取り上げた夕衣は、またコンパクトを制服のスカートのポケットに戻し、フリーになった両手を佐千伽の腰の後ろに回し、佐千伽の身体をつかんで、ぐっと自分のほうに引き寄せた。
佐千伽「きゃっ、佐千伽ちゃん、な、なにを・・・」
夕衣が佐千伽を身体を引き寄せたことで、二人の距離が一気に縮まった。
佐千伽の顔から数十センチ離れた至近距離のところに、夕衣の顔がある。

毎日鏡の中で見ていて、見慣れているはずの自分の顔だが、鏡を使わずに、直接こうして自分の顔を見ているというのは、ひどく奇妙な印象を受ける。
しかし佐千伽はその奇妙な印象以上に、心臓がドキドキするほどの、なにか熱いものを感じ始めていた。
目の前にいる自分の顔、夕衣の顔が、すごく艶っぽいのだ。
頬は紅潮し、目はうるうると潤んでいて、瞳に星が煌めいているようだ。口はやや呆けたように半開きとなり、そこから熱い吐息が漏れて佐千伽の顔に優しく吹き掛かってきている。
夕衣は佐千伽と目と目を合わせながら、穏やかな笑みを浮かべている。

夕衣「わたしが夕衣と入れ替わったその理由は」
夕衣は言葉を続けながら、腕の力をさらに強め、佐千伽と自分の腰が密着するほどまで、佐千伽の身体を自分へ引き寄せた。
夕衣と佐千伽は、鼻と鼻が触れ合いそうになるほどまで、顔を近づけあっている。

夕衣「夕衣のことが好きだから」

佐千伽「えっ、さ、佐千伽ちゃ・・・んっ」
佐千伽が自分の親友の名前を最後まで言い終わる前に、夕衣は自分の唇を佐千伽の唇に重ね、佐千伽の口を塞いでしまっていた。
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by irekawari | 2007-09-23 23:52 | 女同士入れ替わり