白雪姫「女同士入れ替わりと、女同士の憑依が好きです。


by irekawari
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満員電車

篠塚鮎美(しのづか あゆみ) 16歳 高校生

紫艶(しえん)



篠塚鮎美は学校の帰り、いつも通っている塾へ行くため、地下鉄に乗った。
ちょうど通勤ラッシュの時間帯なので、電車は満員。
しかし、これに乗らなくては塾に行けない。
いつものこととはいえ、憂鬱な気持ちになりながら、鮎美は満員でほとんど隙間のない車内に身体を押し込み、乗り込んだ。

鮎美(この路線も女性専用電車作ってくれないかな・・・この路線、痴漢多いらしいし。ま、私みたいなガリ勉女を狙う男なんていないだろうけど)
しかし、この日はいつもと違っていた。
鮎美(・・・こ、これって・・・触られてる!?)

鮎美(なんで、こんな眼鏡で胸なくて顔も平凡な、見るからに地味女な私を狙うの!?や、やっぱ声出して言ったほうがいいのかな・・・でも周りの人男の人だらけだし、誰がやってるのか全然分かんない・・・はっ、そうだ、手を、手をつかんで「この人です!」って言えばいいんだ)

鮎美(早く言わないと、早く言わないと・・・)

鮎美が意を決して行動しようとしていたちょうどそのとき、電車はスピードを落とし、次の駅に到着した。
それと同時に、お尻を触られていた感触もなくなった。
プシューーッという音と共に、電車のドアが開く。
鮎美(人の乗り降りがあるから一旦やめたのかな・・・このままここに乗っていたらまたされちゃうし、一旦ここで降りて次の電車に乗ったほうがいいかも)
そう思った鮎美は電車から降りようとしたが、鮎美は今開いているドアの反対側の、閉じている方のドア付近にいるため、客がすし詰め状態の今の状況では、すぐに降りることはできない。
鮎美「あの、すみません、わたし、降りま・・・」
鮎美は出口に向かおうとしたが、客がぎっしり詰まっているため、身体を前に進めることすらできない。
そうこうしているうちに、電車が発車するトゥルルルルルという音が流れ出す。
鮎美「わたし、降ります、通してくださ・・・」
プシューーッという音とともに、無情にも再びドアが閉じ、電車が動き出した。
鮎美「ああ・・・」
まわりは男性だらけ。一度痴漢行為を受けた鮎美にとってはまわりの男性みんなが痴漢に見え始めた。
鮎美(ど、どうしよう・・・またされたら・・・)
鮎美が不安に思っていると、満員状態の車内の人混みが、なにやら少しずつ動いている。
どうやら、誰か女性が人混みをかきわけ、こちらに向かってきているようだ。
鮎美(今の駅で乗ってきた人かな?誰か女の人がいてくれたら、ちょっとでも心強いかも・・・)

鮎美(わっ)
その、人混みをかき分けて鮎美の目の前に姿を現した女性を見て、鮎美は心の中で小さく叫び声をあげた。
鮎美(え、SMの人?)
鮎美は失礼ながら、最初にそんなことを思ってしまった。
その女性が身につけている衣服は、全て黒の革製品ばかりだったからだ。
上半身には黒のビスチェに黒のジャケット、腕には二の腕までの長さがある長手袋。
下半身にはパンツが見えそうなぐらいの超ミニのスカート、脚には太ももまであるニーハイロングブーツ。ブーツにはピンヒールがついていて、そのヒールも高い。これでよく普通に立っていられるな、と思うほどだ。その女は鮎美より頭ひとつ分背が高い。ふつうに身長が高いのもあるだろうし、そのうえヒールの高いブーツを履いているので、よけいに高く見えるのだろう。
その女の衣服は全て皮製品で、さらに表面はエナメル素材になっているので、服も、スカートも、手袋もブーツも、ツヤツヤと光沢を放っている。
その女は髪も黒で、ストレートのロング、腰ぐらいまでの長さがある。服も髪も黒いので、とにかく全身黒、という印象である。
さらに、スタイルもいい。大きな胸は、少しでも動くとぶるんと揺れる。ウエストは細く、ヒップは大きめではあるが適度に締まっていて、ラインが綺麗だ。
年齢は20代後半ぐらいだろうか。わりと濃い目の化粧をしているので、顔を見ただけでは年齢を特定することはできなさそうだが、全身からお色気オーラが出ているのがはっきり分かるため、ある程度は年齢が上な人なんだろうなあと推測される。

鮎美(は、派手な人・・・)
それが鮎美がその人に抱いた、大雑把な印象だ。

鮎美が「派手な人」という印象を抱いたその女・紫艶は鮎美のほうへ視線を向けた。
鮎美(あっ)
鮎美と紫艶は目があった。
鮎美(目が合っちゃった)
鮎美と目が合ったことを確認した紫艶は、にっこりと微笑んだ。
鮎美(わっ)
美人に微笑まれ、わけもなく照れてしまった鮎美は慌ててさっと顔を背けてしまった。
鮎美(あれ、無視したみたいになっちゃったかな。・・・でも別に気にすることないよね、単に同じ電車に乗っている人、ってだけだし)
窓の外の真っ暗な空間を見ながら、鮎美がそんなことを思っていると、ふと腕になにやらスベスベした感触を感じ、視線をそちらに向けてみた。
鮎美(わ!?)
いつの間にか紫艶は鮎美の真横に来ていた。しかも、身体と身体がぴったり密着するほどに。
汗くさい男に密着されたり、あまつさえ男に身体を触られたりするよりは、同じ女性に密着されるほうが遥かにいいに決まっているが、ここまで自分と違う人種の女性にひっつかれているというのも、なんだか複雑な思いがする。

紫艶は鮎美と身体を密着させてはいるが、特に鮎美のほうをじろじろ見たりはせず、鮎美と同様、窓の外の暗い壁をじっと見ている。
鮎美(この人・・・なんでわざわざこっちにまで来たんだろ。こっちのドアって、ほとんど開くことってないのに)

鮎美(?)
鮎美はなにやら違和感を感じた。
最初、それがなにか分からなかったが、それが、なにやら断続的に小さな音がしていることによる違和感だと気付いた。
始めは電車そのものの動力の音かと思ったが、それにしては近くから聞こえる気もする。
さらに、その小さな音に合わせて、鮎美の身体になにやら振動みたいなものが伝わってくるのが感じられた。
電車の揺れにしては小さすぎる。しかも音と同じく、その振動も断続的に感じられる。

鮎美(え・・・ま、まさか)
鮎美はやっと、その音と振動が同じところから出ていることに気付いた。
その音と振動は、隣の「派手な女性」から伝わってきていた。

鮎美(えっ・・・で、でも、あんなのって漫画とかアダルトビデオとかの中だけで、現実にやっている人なんて、い、いないよね。し、しかもこんな大勢人がいる電車の中で・・・)
鮎美は顔は窓のほうを向いたまま、視線だけを、隣の紫艶のスカートのあたりに向けた。
当然、スカートがあるため「中」は見えない。
しかし、意識を集中すればするほど、その音と振動はそのスカートの「中」から出ているような気がしてならなくなってきた。

鮎美(バ・・・バ・・・イブを入れて電車に乗っているなんて・・・そんなこと、あるはずないよね・・・)

鮎美は紫艶のスカートから視線を外し、今度は紫艶の横顔の表情を盗み見た。
紫艶の横顔は、鮎美が見る限り、特に赤くなっていたり汗をかいていたり息が荒くなったりしてはおらず、ごくごく普通の表情に見える。
鮎美(あんなに普通の表情しているんだから、あ、アソコに、ば、バイブ・・・入れたりしているはずないよね。入れていたら・・・そんな普通にしていられないはずだし。まあ、あれを入れた感触なんて私は知らないけど)

鮎美がそんな風に思っていると、突然紫艶が鮎美のほうを振り向いた。
鮎美(わっ)
再び、二人は視線があった。
鮎美は、まるで心を読まれたかのように紫艶に振り向かれ、思わずまた視線を逸らそうとした。
が、鮎美が視線を逸らす前に、紫艶が腰を少しかがめ、鮎美の顔のすぐ近くにまで、自分の顔を近づけてきた。
そして、鮎美にしか聞こえないような小さな声で、鮎美に話しかけてきた。
紫艶「気付いたようね、私がアソコにバイブ入れてるってこと」
鮎美(ええ!?)
完璧に、今までの鮎美の思考を読まれたかのような発言に、鮎美は驚いた。
紫艶「ふふ、正解よ、ほら」
そう言って紫艶は鮎美の片手をつかみ、自分の股間、スカートの中へと誘導した。
鮎美(わあああああああっっっ!!??)
鮎美の手に、湿った布の感触と、電動モーターの軽い振動が伝わってきた。
鮎美(この人、ほ、ほ、ほんとにっ!!??)
紫艶「純情そうな娘だと思って近づいてみたけど、本当にそうみたいね。今まで私が入れ替わったことのないタイプだわ」
鮎美(?い、入れ・・・?)
鮎美は頭がパニックになりながらも、紫艶の話しかけてきた言葉の中に、なにやら聞き慣れない単語が入っていたことが、少しだけ頭にひっかかった。

紫艶「うん決めた。今日は貴女と入れ替わるわ」
鮎美「はっ!?」
鮎美は思わず声を出して返事をしていた。ただし、鮎美も紫艶と同じく、まわりに聞こえないぐらい、小さな声で。
現在、紫艶は腰をかがめていて、お互いの鼻先が触れ合うぐらい顔を近づけて会話している。
紫艶「入れ替わったらパニックになると思うから最初に言っておくけど、12時間経ったら勝手に元に戻るから、安心していいわよ」
鮎美「じゅ、12時間?元に戻るって、な、なにがですか?」
紫艶「私たちの身体」
紫艶は微笑をうかべながらこちらを見ている。
鮎美は、目の前の人が危ない人なのだと思うようになってきた。
派手な格好して、こんな公共の場でアソコにバイブ入れて平気な顔して、さらに意味不明なことを口走る。
完璧に危ない人だ。
鮎美「あ、あの、私、次の駅で降りるので、これで」
鮎美は紫艶から身体を離そうとして後ずさろうとした・・・が、依然車内は満員のままなので、後ずさることすらできない。
鮎美(わ、私なにされるの!?これなら、まだ痴漢のほうが・・・)
紫艶「私の身体は好きに使っていいわよ。代わりに、貴女の身体も好きに使わせてもらうから」
鮎美「あ、あの、それ以上変なこと言ったら、大声出しますよ」
紫艶「ふふ、どうぞ、入れ替わった後に、好きなだけ声出すといいわ」
鮎美「んっ!?」
紫艶は鮎美の後頭部に片手を回し、鮎美の頭部を自分のほうへ引き寄せた。
二人の顔はかなり接近していた。
鮎美の顔が紫艶のほうへ寄ることで、鮎美の唇と紫艶の唇が、重なり合った。

鮎美「ん、ん、ん」

紫艶「ん、ん、ん」

紫艶「んんんんっ!?」

紫艶「ぷはっ!!」
紫艶は鮎美から唇を離した。
紫艶「なにをするんです!?」
紫艶は叫んだ。やはり、周りには聞こえないほどの、小さな声で。
鮎美「ふふ」
紫艶「え?」

ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ

紫艶「わきゃっ!!??」

紫艶は叫び声をあげた。今度は、ヒソヒソ声ではなく、周りの乗客にも聞こえるほどの、大きな声で。

紫艶(なななななななななななななななななな、なにこれぇぇぇぇっっっっ!!??)
紫艶は自分の股間に響く電動モーターの振動を感じ、頭の中が真っ白、パニック状態になった。
紫艶(な、なんで、なんで、なんで私の股間が振動してんのっ!!??)
鮎美「ふふ、楽しんでもらえてる?私の身体」
紫艶「わ、私がいるっっっ!!??なんで、なんで!?それに、あそこが、あそこがぁっ!」
鮎美「じゃあがんばって、まわりの男性客を楽しませてあげてね、それじゃ」
紫艶は気付かなかったが、電車は既に次の駅に到着していた。
鮎美は満員にもかかわらずスルスルとすり抜けるように乗客の合間を抜け、あっという間に、電車のドアの外に出てしまった。
紫艶「ちょっ・・・待って、私、どうなるのっ・・・・・・・!?」
紫艶が電車の外の鮎美に向かって、声にならない叫び声をあげているとき、プシューーッという空気音と共に、電車のドアが閉まった。
鮎美「ばいばーい」
鮎美は片手をふり、車内で必死の形相をしている紫艶に対し、笑顔を向けている。
やがて電車は動き出し、鮎美の視界に映る紫艶はだんだんと横方向に加速しながら遠ざかっていき、だんだん小さくなり、やがて見えなくなった。

鮎美は眼鏡のフレームを指でつかんでくいくいっと上下に動かしながら、もう片方の手で身体のあちこちを触っていた。
鮎美「眼鏡っ子で秀才で委員長タイプか・・・これは、おじさんウケが良さそうね。ふふ、次の電車の中で、オジサン相手にちょっと攻めてみようかな」
鮎美は眼鏡の奥の瞳に妖しい光をたたえ、ニヤニヤと、いらやしい笑みを浮かべていた。
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by irekawari | 2007-09-18 23:53 | 女同士入れ替わり