白雪姫「女同士入れ替わりと、女同士の憑依が好きです。


by irekawari
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30

母娘(おやこ)チェンジ!!第5話

母娘(おやこ)チェンジ!!
~ツンデレ娘とおっとり母の入れ替わり~
第5話







航太「それじゃ、教室に入るよ。さっきも言ったとおり、妙子おばさ・・じゃなかった、紗耶香の席は窓側の一番後ろだから」
紗耶香「うふふ、分かったわ」
航太と紗耶香は自分たちのクラスである1年C組の教室に入った。

航太「あ、宮城さん、おはよう」
ゆかり「お、おはよう桜葉くん」
航太は教室に入ると入口近くに宮城ゆかりが居たので、朝の挨拶した。
紗耶香「おはようございます、宮城さん」
紗耶香は相手の女子の名前を知らないが、航太が「宮城さん」と呼んでいるので、それに倣って「宮城さん」と呼び、さらに頭を深々と下げて会釈した。
ゆかり「ひぇっ?」
ゆかりは思わず悲鳴に近い声を挙げていた。
ゆかりと紗耶香は別に仲が良いわけではなく、しかも紗耶香は消極的でやや暗めの性格のゆかりを、どちらかといえば嫌っていた。直接「嫌い」と言われたわけではないが、ゆかりのほうも、藤崎紗耶香に嫌われているんだろうな、ということは感じていた。
それだけに、にこにこと聖母のようなおだやかな笑顔で朝の挨拶をしてくる紗耶香を見て、一瞬、夢か幻か、と思って驚いてしまっていた。
ゆかり「あっ、ご、ごめんなさい、藤崎さん、おはよう」
向こうが挨拶してきたので、ゆかりも慌てて挨拶を返した。
航太(やっぱりクラスのみんなも、今の紗耶香を見たら変に思うよな・・・これから大丈夫かな)
航太はさっそくクラスメイトに違和感を感じられていることを思うと、先行きが不安に思えてきた。



こうして妙子の、「藤崎紗耶香」としての学校生活1日目の授業が始まった。
幸い、今日の授業は体育や実験など特殊な授業はなく、教室で先生の話を聞いてノートをとっていればいいだけの授業ばかりだったので、特になんのトラブルもなく時間は過ぎていった。
クラスメイト達も、普段あれだけトゲトゲしかった紗耶香の性格がかなり穏やかで社交的なものになっていたことに戸惑いを覚える者もいたが、あえてそのことに対する疑問を紗耶香本人に問い詰めるような者もおわず、ましてや、紗耶香の中身が別人になっていることに気付く者も、もちろんいなかった。

昼休み、航太と紗耶香はは教室を出て、屋上で一緒に昼食をとることにした。
航太は先に購買に寄り、パンを2~3個買ってから屋上へ向かった。

航太「ふう、何人かびっくりしている人もいたけど、とりあえず午前中は何の問題もなく終わったね」
紗耶香「そうね、クラスの子たちも先生も、みんな優しそうな人ばかりでよかったわ」
航太「たしかに、うちのクラスはそんな問題児みたいな人はいないし、先生も普通に生徒から人気あると思うし、まだ紗耶香がうちのクラスだったのはラッキーだったかもね」

紗耶香「それにしても、航太くん、毎日購買でパン買って食べてるの?」
紗耶香が小首を傾げながら聞いてきた。
航太「うん、簡単な料理ならさすがに自分で作れるけど、毎朝自分の弁当作るのはめんどくさそうだし、パンで済ませちゃってますね」
紗耶香「だめよ、育ち盛りなんだから、もっとちゃんと栄養とらないと。そうだわ、明日からわたしが航太くんの分もお弁当作ってあげるわ」
航太「え、妙子おばさんが!?そ、それは嬉しいけど、なんか悪いな・・・」
紗耶香「ふふ、遠慮しなくていいのよ。紗耶香の分のお弁当はわたしが毎日作っていたから、1つ作るのも2つ作るのもほとんど同じよ」
航太「う、うーん、それじゃお願いしてもいいですか・・・?」
紗耶香「じゃ、これで決定ね。ふふ、それにしても、今のわたしが航太くんにお弁当作ってあげたら、まるで愛妻弁当作っているみたいね」
航太「え!?あ、愛妻・・・」
航太はその言葉の意味を考え、顔が真っ赤になった。
紗耶香「もちろんまだ紗耶香は航太くんの妻というわけじゃないけど、いずれはそうなるでしょう?そうだ、お弁当にはハートマークを入れたほうがいいかしら」
航太「い、いえ、普通でいいです、普通で」
航太は顔を真っ赤にしたまま首をぶんぶんと左右に振った。
[PR]
by irekawari | 2007-09-01 23:53 | 女同士入れ替わり