白雪姫「女同士入れ替わりと、女同士の憑依が好きです。


by irekawari
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『To LOVEる -とらぶる-』 トラブル64「おかしな春菜ちゃん」

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『To LOVEる -とらぶる-』
トラブル64「おかしな春菜ちゃん」

漫画・矢吹健太朗
脚本・長谷見沙貴

週刊少年ジャンプ9月3日号NO.38に掲載




この作品には「女同士乗っ取りがあります!!」







あらすじ



西連寺春菜(さいれんじ はるな)は高校二年生の女子。
ある朝、春菜は学校に登校すると、やたらワンワン吠えるノラ犬を目撃する。自分の家でも犬を飼っているぐらい犬好きな春菜は、笑顔でノラ犬に話かけようとする。
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しかし、春菜は野良犬に話しかけようとした瞬間、突然言葉をなくし、その場に立ちつくしたままぼーっとした状態になってしまう。
ノラ犬は、すでにワンワン吠えるのをやめ、なにかを探すかのように、キョロキョロと首を左右に振っている。
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そしてそのぼーっとしている春菜を、校舎の中から、女性の養護教諭である御門(みかど)先生が偶然見かけていた。

主人公・結城梨斗(ゆうき りと)は春菜と同じ学校に通う高校二年生の男子。通称、リト。
リトは宇宙からやってきた、デビルーク星のプリンセスであるララ・サタリン・デビルークに好意を持たれ、今はなし崩し的に同じ家に同居している。
リトがいつものようにララと一緒に学校に登校すると、いつもと違い、やけに明るくハイテンションな春菜と出会う。
天然ボケなララは気付かなかったが、リトは春菜がいつもと様子が違うことに気付いた。

そんな春菜達の元に、春菜の友人の籾岡里紗(もみおか りさ)と沢田未央(さわだ みお)がやってきた。里紗はいつものようにスキンシップとして、春菜の胸を鷲掴みにして揉む。「くすぐったい」と言って笑い転げる春菜。春菜はお返しとばかりに、今度は自分が未央の胸を鷲掴みにして揉み始めた。里紗と未央は、いつもおとなしい春菜がこんな大胆なことをすることに疑問をもったが、さほど深く気にしないで、お互いにじゃれ合い始める。

そこへ、春菜やリト達のクラス2-Aの風紀委員である古手川唯(こてがわ ゆい)がやってきた。風紀委員である唯は、クラス委員長である春菜が風紀を乱すようなことをしているため、注意にしに来たのだ。
しかし春菜は唯の胸までも揉み始める。そして春菜は胸を揉んでいるうちに、ふとした拍子に唯のブラジャーを外してしまう。ブラジャーを見ても何のことか分からず、唯にこれはなにか質問をする春菜。唯はこれはブラジャーだと応え、あなたも着けているでしょうと言う。それを聞いて、いきなり制服の上着をめくって自分の胸を露出させ、自分もそのブラジャーを着けていることを確認して驚く春菜。
そのあまりに過激な行動の数々に、さすがの里紗や未央もやりすぎだと言い始める。
お気楽な思考の持ち主のララも、春菜がいつもと様子が違うことに気付く。

リトは屋上で一人思いにふけっていた。リトは春菜のことが好きである。
その春菜が、今日は朝からずっと様子がおかしい。
「いつもの春菜ちゃんじゃない」。
そう思ったリトは、あれこれ原因を考えていた。
以前、ララが「コロット風邪」という病気にかかり、性格が急変したことがあった。でも地球人である春菜がその病気にかかるとは思えない。原因は他にあるのだろうか?

そこへ、春菜が一人で屋上になってきた。リトを「リトさーん!」と親しげに呼びながら。
春菜は普段、リトを「結城くん」と呼ぶ。この呼び方だけでも、今の春菜は相当におかしい。
どうやら春菜はリトに話しがあるらしい。しかし突然、春菜は屋上から見える景色にみとれ、大声を出す。まるで、高いところに上って、建物を見下ろすことが、まるで生まれて始めての体験であるかのように。
はしゃぎまわった後、春菜はようやくリトに話をし始める。
春菜はいきなりリトに向かって「あなたの事が好きです・・・!」と告白した。切なげな表情で、顔を赤らめながら。
片想い中の春菜のほうから「好きです」と言われ、思わず舞い上がってしまうリト。これでついに両思いになったのだ。リトも、いそいで自分の気持ちを春菜に伝えようとした。

突然、リトの眼前で「なーんちゃって!!」と明るく笑い、少しおどけながら言い放つ春菜。
さらに「びっくりしましたー?」とか「一度告白というものをやってみたかった」と言う春菜。真剣な告白だと思っていただけに、ショックを受けるリト。「どーゆー事?」と力なく春菜に質問するリト。
春菜は驚くべき事実を言い始めた。

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「実は私・・・幽霊のお静なんです」。

リトから見える春菜の姿に、着物を着た古風な女の子の姿が、一瞬、重なるように見えた。
リトはそのお静という女の子を知っていた。リトは以前、旧校舎で騒動があったときに、400年前に死んで旧校舎に住み着いている幽霊の女の子であるお静と偶然、知り合っていたのだ。

お静はリト達と出会って以来、明るい外の世界に憧れていた。今日、お静は意を決して旧校舎を抜け出した。しかしその直後、ノラ犬に追いかけられてしまう。お静はノラ犬から慌てて逃げているうちに、偶然、進行方向にいた春菜にぶつかってしまい、そのまま春菜の身体に憑依してしまった。

お静は春菜の身体になってしまったことに最初はとまどっていたが、久しぶりに身体を得て楽しくなってしまい、ついはしゃいでしまったようだ。
お静はこれ以上憑依を続けていては春菜に迷惑なので、春菜の身体から出て旧校舎に帰ろうとする。
が、なんと、お静は春菜の身体から抜け出る方法を知らなかった。
困った表情で、頭をかきながら「えっと・・・どうやって出るんでしょう?」とリトに聞く春菜。
それを聞いて、絶句してしまうリトであった。



続きは次号!・・・というお話。




この『To LOVEる -とらぶる-』という作品は以前、主人公のリトと犬が入れ替わる、という話がありました。
私は人間と動物の入れ替わりは全く燃えないので、入れ替わりをするなら人間同士の入れ替わりをしてほしいと思っていました。

そして今回、入れ替わりではないですが、なんと憑依のお話!しかも女の子が女の子に乗り移るという、女同士の憑依!事前に情報を知らなくて、ジャンプを読んでいていきなりこういう展開になっていたので、嬉しかったです。

最初読んでいるときは、ノラ犬と春菜が入れ替わってしまったのかと思いました。突然吠えられたショックみたいなもので春菜の魂が肉体から出てしまい、カラッポになった春菜の肉体にへノラ犬の魂が入り込んで、代わりにノラ犬の肉体に春菜の身体が入ってしまう展開かと思いました。
『To LOVEる -とらぶる-』には以前リトと犬の入れ替わりがあっただけに、今回も犬が絡んでいるのかと思いました。
春菜の様子が変になる直前ぐらいに、ノラ犬が出ているので、ノラ犬はすごく重要キャラなのかと思っていたら、単に幽霊のお静に気付いて吠えていただけで、憑依と大きく関わっているわけではなかったみたいです。
春菜は、様子が変になったけど、犬が入っているというほど、めちゃめちゃおかしい行動ではないし、普通に日本語しゃべっているし、読んでいるうちに、犬ではないのかなー?と思い始めました。

しかし、お静って初登場の話以降、今回の話になるまで、全く出番なかったんじゃなかったかな?
まあ、数コマ登場するぐらいの出番はあったかもしれないですが、お静初登場話以外では、お静がメインになる話はなかったはず。
というわけで、お静についてはとにかく印象が薄いです。
なので、実は春菜にはお静が憑依していた!と判明したときも、あまり衝撃は受けませんでした。
今までほとんど活躍していないお静が春菜に乗り移るよりは、例えば春菜とララが入れ替わるという展開のほうが、性格のギャップも大きいし、リトを巡っての三角関係がさらにこじれて、面白い話になったのになー、とか思います。

とはいえ、幽霊が生きている人間に乗り移るという、王道すぎて最近ではかえってあまり見かけないパターンの憑依を見ることができたのは、良いなと思いました。

話は次回に続いていますが、リトと犬の入れ替わり話も2回分で終わったし、今回の話もあまり長々と引っ張らず、次回で完結しそうな気がします。
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by irekawari | 2007-08-19 23:35 | 入れ替わり作品の紹介・レビュー