白雪姫「女同士入れ替わりと、女同士の憑依が好きです。


by irekawari
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

朱雀王 第3回

これより少し前、月読は魔女エキドナの身体で目を覚ましていた。
頬にかかる、ウェーブがかった金髪、下を見れば足元が見えないほどの巨大な胸があるため、月読はすぐに自分がエキドナになっていることを理解した。
エキドナ「本当に・・・入れ替えられてしまったのですね。私の身体が持つ霊力を悪用させないためにも、早く身体を取り戻さなければ・・・」
風花「おい、月読が目覚めたぞ!みんな、来てくれ!」
謎の男(朱雀)に、自分達の主である、月読の身体になったエキドナをさらわれるという失態を犯してしまった風花・雪音・時雨の侍女三人はあたりを捜索していたが、三人のうち一人・風花が、エキドナの身体になった月読が目を覚ましていることに気がついた。
エキドナ「気づかれてしまった!?もっと早く逃げていれば・・・」
風花がこちらに向かって接近してくる。
エキドナは反転して逃げようとしたが、反対からは雪音が近づいてきている。さらに別方向からは、時雨が駆けつけてきていた。風花「おとなしくしろ!」
エキドナ「うあぁっ!」
風花に捕まり、腕を後ろ手に捻られてしまったエキドナは、痛みのため思わずうめき声を出した。

雫「月読様から離れろ、無礼者!!」
風花「なにっ!?ごっ!!」
突然女の声がしたかと思うと、声のほうへふり向いた風花の顔に、矢のような勢いで蹴りがヒットした。
風花「げぇっ!」
蹴りをくらった風花は勢いよく吹っ飛んでき、壁に体を打ち付けてカエルの鳴き声のような声を出した後、床に倒れ、そのまま動かなくなった。
自分を拘束していた者が吹っ飛んでいき、その勢いで、月読も床に倒れこんでしまう。
雫「ご無事ですか、月読様?手荒な真似をして申し訳ございません」
先程の声の主が手を差し伸べてきた。
月読は思わずその手をとり、その手に引っ張られて身体を起こしながら、声の主の顔を見上げた。
エキドナ「雫(しずく)!あなたは無事だったのですか!?」
雫「今日はあたしと弥生が買い出し当番だったので、ここを留守にしていたのですよ」
弥生「わ、私もいます~」
エキドナ「弥生、あなたも・・・無事でよかった」

雫と弥生は姉妹で月読に使えており、雫が姉で、弥生が妹になる。

雫「あたしも里に帰ってきたばかりで事情をよく知らないのですが、ここにいる者は全員邪悪な魂に支配されているようですね」
エキドナ「そのとおりです。事情は説明しますが・・・よく私が月読だと分かりましたね」
雫「魂の波動を視ればすぐ分かりますよ、月読様の波動はこの世のどんなものよりも清らかで美しいですから」
エキドナ「そうでしたか、助けてくれたことは感謝します、でもまだこの本殿には邪悪なる者が留まっています、その者を捕らえなければいけません、まだもう少し、働いてもらえますか?」
雫「月読様のためならば、喜んで」
弥生「わ、私もがんばります~」

エキドナ「・・・というわけです。最優先事項として、私の身体を乗っ取ったエキドナという魔女を捕らえてほしいのです」
雫「分かりました、すぐ探してみます、おい弥生、いますぐこの本殿だけを囲う封印結界を張れ!それが終わったら、月読様の傍でお守りしていろ!」
弥生「う、うん、わかった、お姉ちゃん!月読様、私も行ってきますので、ここでお待ちになっていてください」
そう言って雫と弥生は別々の方向へ駆けだしていった。
エキドナ「頼みましたよ、雫、弥生・・・」

エキドナ「はっ、そういえば」
エキドナはなにかを思い出したように目を少しだけ見開き、口元に手をあててつぶやいた。
エキドナ「朱雀殿、牢屋に入れられたままなのでは・・・誰か朱雀殿を出してあげたのでしょうか・・・」



その朱雀は、自分が寝込みを襲おうとしていた女によって返り討ちに遭い、意識不明の状態だった。
月読「それにしても、こいつは何?ここは女しかいないと聞いていたけど、なんで男がいるワケ?」
月読は裸のまま立ち上がり、失神している男の顔を覗き見ようと、ゆっくり近づいた。
月読「こ、こいつ、アタシの顔に傷をつけた、あのいまいましい男じゃないか!?なんでこいつがここに居る!?」
月読は顔に傷をつけられたことを思い出すと、またはらわたが煮えくり返ってきた。
月読「ふん、ま、こいつがここに居る理由なんかはどうでもいいさ、要はアタシの恨みが晴らせたらいいんだから。気を失っているのなら尚更好都合だ」
月読は手で印を組み、魔法を唱える準備を始めた。
月読「その首を刎ねてやろうか、欠片も残らないほど粉々にしてやろうか、いやわざと殺さず生かしたままじわじわ嬲ってやるのもいいかもな」
月読は酷薄な笑みを浮かべながら、どうすればこの男を苦しめてやれるか、頭の中でいろんな案を考え始めた。

月読「くくく、決めた、やはりその首、切り落としてやる!」
月読は印を組み終わった後、簡単な詠唱を行い、魔力を凝縮して刃の形を形成しようとした、が。
月読「うあっっ!!」
一瞬、電気がスパークしたかのように火花が走り、月読の手を中心に光が弾けた。
さらにそれは小さな爆発のような衝撃を起こし、月読の身体を軽く跳ねとばした。
跳ねとばされた月読は畳の上に敷かれている布団で軽く尻餅をついた。少しお尻に痛みを感じたのと、あと手のひらが電気が走ったかのようにビリビリと痛い。
月読「くっ・・・やはり東の果ての島国では、アタシ達の国の魔術とは力の体系が違うようね。力が暴走しちゃったわ」
月読はしびれが走る手をぷらぷらと振って痛みをやわらけながら、苦虫をかみつぶしたような表情を浮かべた。
月読「ふふふ、でも力が使えないわけじゃない。アタシには分かる、あと何回か練習すれば、制御できそうな感じだったわ。月読の持つ膨大な霊力がアタシのものになる。主様の願いを叶えるためにも、この力は絶対に必要だわ・・・」
月読はしばし、目の前の朱雀のことを意識の中から外し、自分が莫大な力を得たことに自分で酔った。痛みがやわらいできた手を身体に回し、自分の身体をぎゅっと抱き締めた。

朱雀「ごふごふっ、う・・・なんか腹痛ぇ・・・」
月読の力の暴走のショックで、意識不明だった朱雀が目を覚ました。
朱雀「むむっ、裸の月読様、健在!!突撃あるのみ!!」
目を覚ましたばかりでも、朱雀は煩悩全開だった。
月読「!?朱雀、目を覚ましたのか!?って、きゃあっ!!」
自分の力に酔っていた月読は、朱雀が目を覚ましたことに気付くのが少し遅れてしまった。気がつくと、朱雀はまた跳躍して無防備な月読に襲いかかろうとしていた。
月読「学習能力のない奴め!また返り討ちにしてやる!」
まだこの身体に慣れていないため、魔力による迎撃はできない。月読はまた片足を勢いよく振り上げて、ハイキックで朱雀を撃墜しようとした。
朱雀「とりゃああああああああ!!」
月読「なにっ!?」
月読のハイキックが宙を切る。朱雀の身体は月読の足の先よりもさらに上空を通過していった。朱雀はさっきのときより高く、遠くへ向かって跳躍していた。
朱雀の両脚が畳に着地する重い音が、月読の背中から聞こえてくる。月読は無理な体勢でハイキックをしていたため、すぐに振り向くことができない。
朱雀「月読様、触らせていただきます!!」
朱雀は律儀に宣言してから、後ろを向いたままの月読の背中側から接近、肩の下から両手を回して、月読の乳房をがしっと鷲掴みにした。
月読「きゃうっ!?」
月読の身体に入っているエキドナは、不意をつかれたからか、意外に可愛らしい声を挙げた。
朱雀「このすべすべの肌、やわらかいおっぱいの感触・・・我が人生に悔いなし!!」
朱雀は月読の身体に背後から密着し、後ろから月読の胸を揉み揉みしながら、感涙にむせび泣いていた。
ちなみに朱雀も月読も、いまだに一糸纏わぬ、裸のままである。
[PR]
by irekawari | 2007-08-18 23:49 | 女同士入れ替わり