白雪姫「女同士入れ替わりと、女同士の憑依が好きです。


by irekawari
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

入れ替わりの仮面 女国主と村娘の入れ替わり 第2話「エリスの受難」

入れ替わりの仮面 女国主と村娘の入れ替わり
第2話「エリスの受難」




エリス「ぶはっ、や、やっと外れた!」
エリスは顔にかぶっていた仮面を両手で持って勢いよく外した。
傍にいたオレアナも、顔にかぶっていた仮面を自分で外した。
その表情は、エリスよりは落ち着いて見える。

突然、エリスとオレアナが手に持っていた仮面に大きな亀裂が入り、その亀裂はあっという間に仮面全体に広がり、仮面は粉々に砕けてしまった。
エリス「な、なんだ、これは!?ひとりでに壊れたぞ!?」
オレアナ「どうやら・・・本当に1回限りだったみたいですね・・・でもこれで、この国を、みんなを救える・・・」
砕けた仮面の破片が床に落ち、空手になったオレアナは自分の手を開いたり閉じたりしてじっと見ていたが、意を決したように両手を握りしめ、すっと立ち上がった。
エリス「おい、貴様!我にこんな無礼を働くとは・・・一生牢屋行きだ!覚悟しろ!」
エリスは床に座ったまま、叫びながら振り返った。
しかしオレアナは立ち上がっているので、座ったままのエリスには、オレアナの下半身しか視界に入らない。
エリスはどこかで見たことのある着物だな、と思った。
そしてエリスが目の前の人物の顔を見るため、顔を上に向けると、驚愕の表情を浮かべた。
エリス「わ・・・我がいる!?」

オレアナ「私は先程貴女に挨拶していた侍女のエリスです。入れ替わりの仮面で、私と貴女の身体を入れ替えさせてもらいました」
オレアナはエリスを非難するでもなく、穏やかな表情でエリスを見下ろし、そう告げた。
エリス「な、なんじゃと!?い、入れ替えた!?」
エリスは自分もすぐに立ち上がり、手を自分の顔の前に持ってきたり、身体を捻って自分の身体を見回したり、自分の長い髪を手で触ったりした。
エリス「ち、違う・・・我の身体ではない・・・それに、声もなんだか違う・・・まさか、本当にあの侍女と我が入れ替わったというのか!?」
オレアナ「もう諦めてください、貴女はもうただの侍女。この国を治める女帝ではなくなったのです」
エリス「な、なに!?貴様、誰に向かってそんな口を・・・おい、衛兵、この無礼者をひっとらえよ!」
エリスは周りの衛兵に向かって呼びかけた。

しかし、衛兵たちは誰ひとりとして動かない。
衛兵たちも、目の前で何が起こっているのかよく分かっていないようだ。
オレアナ「我が命じます。衛兵たち、この者を捕らえなさい」
衛兵たち「ははっ」
オレアナが命令すると、衛兵たちはすぐにエリスを拘束した。
エリス「お、おいお前たち!ひっとらえるのはあやつのほうだ!我を捕まえてどうする!」
衛兵「黙れ、オレアナ様に無礼を働く、狼藉者め!」
エリス「ち、違う!我がオレアナだ!見れば分かるであろう!」
オレアナ「その者に乱暴をはたらいてはいけませんよ。丁重に扱ってください」
衛兵「ははっ、オレアナ様。ほら、おとなしくついてこい!」
エリス「我がオレアナだと言っているだろう!こら、離せ!」
エリスは尚も騒いでいたが、衛兵達に連れ去られた。

オレアナ「ふう・・・さて、ここから私がしっかりしないといけないですね・・・」
オレアナは胸に手をあて、深呼吸をした。
オレアナ「お前達に命じます。今、城の中に捕らえている村人たちをすぐに開放しなさい」
衛兵「え!?そ、それでは城の労働力がいなくなってしまいます」
オレアナ「命令です。代わりに、あなた達が牢屋に入りたいですか?」
衛兵「い、いえ!す、すぐに村人を解放します!」

オレアナの命令通り、城で労働に従事させられていた村人たちは全員開放された。
村人が開放された事は、すぐにコーナン自治区全体に伝わった。
そして、エリスの実家にも知らせられた。
ミナ「きっと、お姉ちゃんがやってくれたんだよ!」
ルー「エリス姉ぇ、成功したんだ・・・よかった」
ケン「姉貴、やったな!でも、ということは・・・もう姉貴は姉貴じゃなくなっているのか・・・」
ミナ「なにいってんのお兄ちゃん!どんなに姿が変わっても、お姉ちゃんはお姉ちゃんでしょ!」
ルー「そーだよケン、これでケンがエリス姉ぇに冷たくするようなら、あたしがあんたをぶっとばすよ!」
ルーは握り拳をつくってケンを睨んだ。
ケン「わ、わ、ルー姉、やめろって!冗談、冗談!つい口にしただけじゃんか。俺だって姉貴は大好きだよ、姿が変わっても姉貴は姉貴だよ、そんくらい、俺にも分かってるよ」
ルー「ほんとかねえ・・・でもこれからが本当に大変よね。あたし達に手伝えることがあるなら、なんでも手伝いたいよ」


城の地下では、エリスが牢屋に閉じこめられていた。
牢屋に入れられた直後は暴れまくっていたが、そのうち無駄だと知り、今はおとなしくなっている。
だいぶ落ち着いてきたのか、今は自分の身体を触ったりしている。
着物の上半分をはだけさせて、自分の豊満な胸を鷲掴みにしている。
エリス「これは・・・なかなか・・・」
エリスはニヤニヤしながら、自分の胸の弾力、柔らかさを楽しんでいる。
エリス「くくく・・・この者と入れ替えられた、と知ったときはどうなるかと思ったが・・・まさか、若い娘になれるとはな。胸は大きいし、肌は白いし、我の若い頃も美しかったが、この者の身体は我の若い頃をさらに上回っているぞ。くくく・・・若さを手に入れたとなれば、我はまだまだこの国に君臨し続けられるぞ。見ておれ反乱者ども、我は必ずまたこの国の主になって、貴様らを粛正してやる・・・」
エリスは口の端を吊り上げ、邪悪な笑みをうかべながら、自分の身体を抱き締めた。



オレアナは入れ替わったその日から、さっそく国の改革に取り組んだ。
軍隊は必要最小限の人数だけ残し、残りは全て解散。雇われていた者は元の国へ返し、自治区内で徴兵されていた者は、元通り農業に従事させるようにした。
城の中にあった大砲などの兵器は、ただちに本国に買い取らせた。
兵器を売った金だけで、自治区の財政はかなり潤うはずだ。

自治区そのものは土地が非常に狭いため、複雑な政治体型を必要としていなかった。
オレアナは政治に関しては部下を持たず、独裁政治をしていたため、オレアナ自身が「別の人」になれば、政治そのものを変えるのも容易であった。

わずか一週間後には、コーナン自治区はオレアナが台頭する以前の、元の平和な農業国に戻っていた。


改革にもようやく区切りがつき、オレアナも一旦、故郷のシンド村に帰ることになった。
当然、オレアナは歓迎をもって迎えられた。
今のオレアナはシンド村のエリスである、ということは自治区の者は全員知っている。
しかし、やはり見た目が変わっていることについては、多少の戸惑いもある。
村長「ご苦労じゃったのう、エリス。よくぞ使命を果たしてくれた。村を代表して、礼を言うぞ。この村だけでない、この国に住む者全員がお前に感謝しておる」
オレアナ「いえ、私ひとりの力じゃありません・・・みなさんが協力してくださったから、この国を救うことができたんです」

その後オレアナは、弟や妹が待つ自宅へ向かった。
ミナ「おねーーーーちゃん!会いたかったよぅ!!」
ミナがいきなり、泣きながらオレアナに抱きついてきた。
ルー「エリス姉ぇ、おかえり」
ケン「よっ、・・・姉貴、おかえり。元気そうで、よかったよ」
オレアナ「ミナ、ケン、ルー、みんな・・・この姿になっても、あたしのこと、姉だって呼んでくれるの?」
ミナを優しく抱き締め、ルー、ケンにも視線を送りながら、オレアナの目に、涙が浮かびかけていた。
ミナ「もちろんだよ、おねーちゃんはずっとあたしたちのおねーちゃんだよ!」
ルー「エリス姉ぇだけに大変な思いさせてごめんね。あたし達はなにもできないけど・・・辛いことがあったらいつでも帰ってきてよ。愚痴でもなんでも、聞くからさ」
ケン「見た目が変わっても姉貴は姉貴だ。そんなん決まってんだろーが!」
ルー「なにあんたは偉そうにしてんのよ!」
ルーの鉄拳がケンに飛ぶ。
ケン「いってー!暴力反対だぞルー姉!」
ルー「あんたがいつまでもバカやってるからよ」
オレアナ「ふふふふっ・・・みんな、ありがとう」
入れ替わる前となんら変わりない弟や妹たちの姿に、オレアナは感慨深そうに目を閉じ、その頬に涙が伝い、地面に落ちた。




オレアナはその日は自宅で一泊し、次の朝、また城に帰ることになっていた。
そして城に帰るまえ、オレアナはエリスのところへと寄った。
オレアナ「エリスさん、頑張っていますか?」
エリス「がんばれる・・・わけないであろう・・・我にこんな重労働させといて・・・」
牢屋から出されたエリスはシンド村に連れて行かれ、ここで労働させることに決まった。
国民の意見の中には、処刑させようという意見もあったが、オレアナが強引に押し切り、結局、労働をさせることで刑の代わりとすることになった。
ちなみにオレアナはもう女帝オレアナとして生きていくことと心に誓ったので、自分のことはオレアナだ、と思っている。
そして、エリスの身体に入っているオレアナには、エリスと呼ぶようにしている。
オレアナは、入れ替わったことを完全に許容して生きていくことに決めていた。

エリス「我はエリスではない!オレアナだ!早くこの鉄球を外せ!我を自由にしろ!」
エリスは足に鉄球を鎖でつながれ、行動の自由を奪われていた。
オレアナ「すみません、そうでもしないと、あなたは逃げ出してしまいますので。あなたが本当にコーナンを愛し、優しい心を持ってくださるのなら、そのときに自由にしてさしあげます。申し訳ないですが、あなたはそれだけの報いを受けることをしていたのだから」
エリス「おのれ貴様・・・一生恨んでやるぞ!」

エリスの様子を見たあと、オレアナは城へと帰っていった。

エリスは当てが外れ、憤慨していた。
まあ無罪で釈放はないと思ったが、この若い身体を活かし、なんとか復権を試みていた。が、まさかこんな最下層の扱いをさせられるとは思っていなかった。
朝も昼も夜も、寝ているときでさえも、この鉄球を足につけられている。これでは本当に逃げ出しようがない。
そして、始終、村人の監視がついている。たとえ鉄球を外せたとしても、逃亡することは難しいだろう。
とにかく、生きるためには働くしかない。
エリスは豆だらけの手でクワを持ち、また畑を耕し始めた。



村人「おい、早くしろ!」
村人「これが終わるまでメシは抜きだぞ!」
村人「ここに置いてあるのを全部倉庫に運んでおけよ」
村人たちも、最初は外見がエリスであるため、多少は遠慮がちだったが、それよりは今までに受けた恨みつらみの思いのほうが根深かった。
今では平気でエリスにムチャな労働を課している。
そして、多少労働の内容が行き過ぎていても、誰もそれを咎める者はいない。
この村だけでなく、国全体が、女帝オレアナのために苦しんでいたのだ。その恨みを、今は存分に晴らせる。昔は、オレアナに刃向かえば即牢屋行きだったが、今はたとえ彼女に暴言を吐いてもなにもされない。

エリス「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
わずかに与えられた休憩時間、エリスは荒い息をつきながらただしゃがみこんでいた。
そこへ、一人の男の子が通りかかった。
エリスは思わずその男の子にとびつき、足にしがみついた。
エリス「そ・・・そこの子供!た、頼む、作業を手伝ってくれないか・・・」
ケン「知るかよ。ひとりで全部やれよ。今まで俺たちがお前のために働いてやってたんだから、今度はお前が俺たちのために働くのは当然だろ。それに、姉貴はお前のためにその身体を無くしちまったんだぞ。お前が真っ当なことしてりゃ、姉貴があんなことしなくてもよかったんだよ。俺はお前を、一生許さねえからな!」
ケンは足を振り上げてエリスの手を振り払い、足早に立ち去った。
エリス「あ、姉貴・・・?あやつ、この者のお、弟なのか・・・くっ」
エリスは懸命に身体を起こし、立ち上がる。
休憩時間は短い。
すぐに労働に戻らないと、また村人にどやされ、最悪、メシの量を減らされる。
エリス「はぁ・・・はぁ・・・」
エリスはジャラジャラと、足につながれた鉄球つきの鎖を鳴らしながら、フラフラとした足取りで、また畑のほうへ戻っていった。

ミナ「なんか・・・かわいそうじゃない?あの人・・・」
ルー「ミナ、見た目がエリス姉ぇだからって騙されちゃダメだよ。あいつはあたし達を散々苦しめたんだ。この程度じゃ、まだまだ足りないくらいだよ」
ミナとルーは、離れたところからエリスのことをじっと見ていた。



村人たちの、エリスへの酷使ぶりは、日々エスカレートするばかりだった。
村人たちも、さすがに倒れたり病気になったりすると困るので、あまりに疲労がたまってきたときは、休憩を与えた。
そして、体力が回復してきた頃合いを見て、また労働に駆り出す。この繰り返しを続けていた。

身体を入れ替えられ、エリスが労働に従事させられるようになってから、約一ヶ月が経過した頃。
エリスは、既に限界が来ていた。
身体のほうは、さすが若いだけあって、休憩を与えてくれれば、またなんとか動けるようになる。
しかし、身体の疲れは回復しても、精神の疲れはなかなか回復しない。
オレアナは生まれてこの方、人に命令をすることはあれど、自分が身体を動かして働く、ということは一切なかった。
しかし、エリスの身体になってからは、毎日身体を酷使している。
慣れない労働をしているだけでも辛いし、村人からは暴言を浴びせられるなど、日常茶飯事である。
国中の頂点に立ち、叶えられぬ願いなどなかった者が、今やこの国で最下層の扱いになっている。その屈辱感も、大きなストレスになっている。
誰もエリスを助けない。
エリスは、村の中に味方は一人もいなかった。

今日の夕飯は汁物一杯だけだった。
一日中労働に従事して疲れきっているエリスには、もはや抗議の声を上げる気力もない。具のほとんどない汁物を喉に流し込むと、エリスは毎晩寝床にしている藁の中に倒れ込んだ。
エリス「・・・・・・・・・・」
声を発する元気もない。
明日もまた、朝早くから労働が待っている。とにかく早く寝ないと、身体が回復しない。しかし、最近は身体のあちこちが痛くて夜も眠れない。右の足首は常に鉄球をぶら下げているため、いつも血だらけでジンジン痛む。
最近は寝不足気味なので目の下にクマが出来ている。顔色も悪く、食事をあまりとっていないせいか全体的にやつれている。
背中まであった長い髪は、労働の邪魔になるからと、村人に切られて、今はボサボサのショートヘアーになっている。
エリス「くぅ・・・・・」
今の自分が、あまりにも惨めで、涙が出てきた。



トシ「おい、ほんとにやるのかよ」
ヤン「ばーか。なにビビッてんだよ」
突然、男二人の声が小屋の外でしたかと思うと、小屋と戸が開き、さっきの声の主と思われる、男が二人入ってきた。
この村の青年、ヤンとトシである。
エリスは驚き、思わず飛び起きた。体中が痛み、思わずしかめっ面になる。
エリス「な、なんだ、お前たちは。こ、こんな夜中にも働かせようというのか!?」
ヤン「そのとおり、しっかり働いてもらうぜ。ただし、相手は俺たち限定だがな」
エリス「ま、まさか・・・」
トシ「おい、だいぶやつれてんぞ?抱いてもあまり気持ちよくねーんじゃねーか?」
ヤン「ばーか、だから、骨と皮ばかりになっちまう前に、こうしてヤラせてもらいに来たんじゃねーか」
エリス「ぶ、無礼者っ・・・!ち、近づくな・・・っ!」
エリスはフラフラした足取りで、なんとか逃げだそうとしたが、足に鉄球をつながれたままのため、その場で転んでしまう。
ヤン「あはは、こいつバカだぜ。鉄球につながれてること、忘れてんのかよ。おいトシ、さすがに声出されちゃまずいから、口抑えてろ」
トシ「分かった。次は、俺の番だからな」
ヤン「分かってるって」
トシはエリスの口を押さえ、声が出せないようにした。
エリス「んーーーーーーっ!んーーーーーっ!」
その間に、ヤンはエリスが着ている服をはいでいく。あまり食事をとっていないためエリスの身体はやせ細っていたが、それでも胸の豊満さは健在だった。
ヤンはエリスの胸を鷲掴みにし、力を込めて揉み始めた。
エリス「んーーーーーーーーっ!」
エリスは体中を動かして抵抗したが、若い男二人の力にはかなわない。しかも、ただでさえ昼間の労働で疲れて、力が残っていないのだ。
ヤン「へっへっへ、それじゃいきなりだけど、入れさせてもらおうか」
ヤンがズボンを下ろすと、ヤンの下半身がエリスの目に入った。
あれを今から入れられるのか。
エリスは恐怖のあまり、目から涙を流していた。
エリス(だ、誰か・・・・・・・!)





続く。



後書き。

入れ替わるのに「仮面」を使っているのには、大きな意味はないです。
私は入れ替わり方法によく
「階段」
「頭ぶつける」
「キス」
「チェーンジ!と叫ぶ」
「謎の入れ替わり薬」
をよく使うので、たまには違う方法でやってみようと思いました。
で、私は「仮面」というモチーフが好きなので、仮面で入れ替わる設定にしてみました。
「入れ替わりは1回限り」という設定なので、話の中で粉々に砕けさせてみたのですが、「仮面」という「物」を使うことで、ちょうどいい具合に「1回限り」ということを表現できた気がします。
[PR]
by irekawari | 2007-07-18 07:16 | 女同士入れ替わり