白雪姫「女同士入れ替わりと、女同士の憑依が好きです。


by irekawari
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入れ替わりの仮面 女国主と村娘の入れ替わり 第1話「エリスの決意」

入れ替わりの仮面 女国主と村娘の入れ替わり
第1話「エリスの決意」






コーナン自治区。
ここは大陸で唯一、皇帝に自治を認められている地区である。
そしてここではオレアナという女性が国主として圧政を敷き、人々を苦しめていた。

コーナン自治区は四方を山に囲まれ、外部からの干渉をまったく受けない。
国に入るための唯一の入口の関所では、厳重な監視がおかれている。

元は皇帝の親族である平凡な男が国主を務めていたが、その妻であるオレアナは夫を密かに暗殺し、国そのものを乗っ取ってしまった。
以来、オレアナは女性でありながらこの国の最高権力者として君臨し続けている。
オレアナは自身は贅沢な暮らしをし、民からは税や作物を徴収していたため、民からは憎まれていた。
が、オレアナの配下には強力な軍隊がいるため、民はオレアナの言いなりになるしかなかった。


そしてコーナン自治区の中のシンド村で、オレアナに対して反旗を翻す動きがあった。
シンド村では「入れ替わりの仮面」という、2つで1組の仮面が宝物として代々伝わってきた。
この仮面をつけた者同士は、心と身体が入れ替わってしまうという。
ただし、それも言い伝えで伝わっているのみで、誰かが試してみたことはない。
しかも、言い伝えではこの仮面の効力は1回だけらしい。
村長はこの仮面を使い、誰かがオレアナと入れ替わり、その者がオレアナ自身となってこの圧政をやめさせようという計画を立てた。
しかし、誰もその作戦に志願する者はいなかった。
言い伝えだと、この仮面では1回しか入れ替われない。つまり、元に戻れないのだ。
一生他人の身体のままなんて、誰でもいやだろう。
しかし、ここである一人の村娘が立候補した。
名をエリスという。若く美しいが、それに驕ったりするようなことは一切ない。
老若男女、誰に対しても優しい心で接し、村人誰からも慕われていた。
エリスは人一倍、この村を、このコーナン自治区を愛していた。
村のみんなやこの国を救えるなら、自分が犠牲になろうと考えた。

ミナ「お姉ちゃんやだよう!お姉ちゃんが別の人になっちゃうなんて・・・」
ルー「エリス姉ぇ、行かないで!」
ケン「姉貴が行くぐらいなら・・・代わりに俺が行くよ!」
エリス「だめよ、城には子供は入れてくれないわ。私なら侍女としてオレアナに近づくことができるはず。大丈夫よみんな、たとえ姿は別人になっても、私はみんなの姉だから」
そう言ってエリスは、弟や妹達と別れ、「入れ替わりの仮面」を持ってシンド村を旅立った。

オレアナが住む城についたエリスは侍女希望として門を叩いた。
家事全般をなんでもこなせるエリスは試験を軽々合格、さらにその高い能力を認められ、短期間のうちにオレアナ付きの侍女になることができた。

オレアナと初めて対面する日。エリスは懐に仮面を2つ隠し持ち、オレアナの前に参上した。
エリス「オレアナ様、今日より働かせていただきます、エリスと申します」
オレアナ「どれ、顔を見せよ。ふん・・・我より美しいとは、気に入らんな。おい、この者を地下へ連れていけ!お前には一生地下室での掃除を命じる!」
エリス「そ、そんな・・・」
オレアナの脇に控えていた衛兵が近づいてくる。
やるなら、今しかない。
エリスは近づいてくる衛兵をかわし、全力でオレアナに向かって走った。
オレアナ「な、なんだ!?」
エリス「オレアナ・・・その身体、いただきます!」
玉座に座るオレアナに組み付いたエリスは素早く懐から仮面を取り出し、1つをオレアナの顔にかぶせた。
オレアナ「んっ!な、なにをする!?」
オレアナは慌てて仮面を外そうとしたが。
オレアナ「は・・・外れん!」
エリスは残りの仮面を手にとり、自分の顔の前に掲げた。
エリス「さようなら・・・私の身体」
そしてエリスはおもむろに、仮面を自分の顔にかぶせた。
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by irekawari | 2007-07-11 23:55 | 女同士入れ替わり