白雪姫「女同士入れ替わりと、女同士の憑依が好きです。


by irekawari
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委員長がメイドに着替えたら 第3回

委員長がメイドに着替えたら 第3回



みのり「それにしても・・・あ、涼子さん、ちょっといいですか?」
涼子「ん?どうしたの?」
みのり「うちは今日が初めてだからよく分からないんですが、平日にしてはなんかお客さん多くないですか?いつもこのぐらい繁盛してるんですか?」
涼子「ううん、いつもはもっと少ないんだけどね、今日は人気ゲームの発売日らしくて、近くのゲーム屋でゲーム買った人が帰るついでにここに寄ってくれてるみたいなの。あと、休日だったら近くのアニメグッズ売ってる店でたまにイベントやってて、そういうときも、イベント帰りのお客さんが多いわねー」
みのり「い・・・イベントってどんなのですか?」
涼子「んー、いわゆる声優さん?って人が来て、店の中で歌を歌ったりサイン会したりするみたいね、あたしも見に言ったことあるけど、すっごい行列よ~、ほとんど男ばかりだけど」
みのり「うわ・・・そういうのですか」

そういうアニメやゲームに全く興味がない智代にとっては、理解できない世界だった。
言われてみると、今店にいる客は、10代、20代、30代ぐらいの男がほとんどで、こういってはなんだか、たしかにそういうのが好きそうな人たちばかりに見える。
しかし、智代は今日そういうオタク趣味を持ってそうなお客さんを何人も接客しているが、それほど不快に感じるようなことはなかった。
智代はオタクというと暗い人、というイメージがあったが、皆けっこう明るく、わりとハキハキしゃべって、くだけて会話できる人が多かった。たまにアニメやゲームの話題を出されて返答に困ることもあったが、そういうときは適当にごまかしていたし、涼子や瑠璃が助け舟を出してくれていた。

ちなみに、智代は「みのり」の身体でメイドとして仕事するようになってからも、ずっと関西弁のままだ。
最初はみのりらしく標準語でしゃべるよう努力してみたが、どうしても関西弁が出てしまうし、ムリヤリ標準語をしゃべろうとしても、イントネーションなどが違っていて、やはり違和感が出てしまう。
みのりとは、「入れ替わりがバレないように」とは言われていないが、事情を知っている涼子や瑠璃のように仕事仲間ならともかく、客にまで入れ替わりがバレてしまうのは、どう考えても良くない。
涼子と相談した結果、下手に慣れない標準語でしゃべってボロが出るよりは、そのまま関西弁でいくことになった。
関西弁をしゃべる理由は、「学校で友達と賭けをして負けて、罰ゲームとして今日一日関西弁でしゃべることになった」でいくことにした。ちなみに涼子が考えた。
智代はそんな嘘くさい理由を信じてもらえるか不安だったが、今のところ、智代が接客した客は最初こそみのりの関西弁に驚いていたものの、全員その理由で納得していた。
みのり「そ、そんなんでええんか?」
と逆に智代が驚いてしまったほどだ。
どうやらみのりは普段から突拍子もないことをしているらしく、ある日突然関西弁をしゃべるぐらいでは、常連の客は驚かないらしい。
智代もみのりの破天荒な性格を知っているだけに、妙に納得できてしまう。
なんにしろ、入れ替わりを疑われないのはいいことだ。


カランカラン、と入口のドアのベルを鳴らしながら、また客が2人入ってきた。
涼子と瑠璃は接客中なので、手が空いている智代が出ることになった。
みのり「お帰りなさいませ、ご主人様」
智代は挨拶して、改めて今入ってきた客の顔を見て、まずい客が来た、と思ってしまった。
入ってきた客2人は、智代のクラスメイト・・・顔見知りの男子だった。
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by irekawari | 2007-07-02 23:53 | 女同士入れ替わり