白雪姫「女同士入れ替わりと、女同士の憑依が好きです。


by irekawari
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第一夫人と第十夫人の入れ替わり 第2回

第一夫人と第十夫人の入れ替わり

第2回




サイエン「王妃さま、お茶をお入れしますので、どうかお座りになってお待ちください」
サイエンは机の上の、自分たちが飲みかけていたカップを片付けながら、マリーに椅子を勧めた。
マリー「けっこうです」
マリーはお茶の誘いをあっさりはねのけた。
マリー「サイエンさま、カイルは私とケイオスの子です。赤の他人のあなたが、勝手なことをなさらないでくださいますか」
赤の他人呼ばわりされても、サイエンは全く傷ついた様子がない。

サイエン「それはもちろん重々承知しております。ただ、殿下がこちらによく遊びに来てくださるので、本をお読みしてさしあげたり、遊びのお相手などを務めさせていただいております」
マリー「それってつまり私がカイルの母親失格ということでしょうか?」
サイエン「そ、そうは言っておりません」
随分話が飛躍した。慌てて否定するサイエン。
マリー「どうせここにはあたしと貴女しかいないのだし、このさいはっきりしましょうよ。それに丁寧な言葉遣いもやめるわね。あたしは元々田舎の農村出身だから、貴女みたいなちゃんとした教育受けた学者さんとは違って、ほんとは馬鹿丁寧な言葉遣いなんてしたくないのよ」
サイエン「お、王妃さま!?」
マリーはサイエンに近づいてきて、顔と顔が触れ合うぐらいまで顔を近づけてきた。
マリー「ほんとは自分のほうがカイルの母親にふさわしいって思ってるんじゃないの?」
マリーはしっかりサイエンの目をみつめながら言ってきた。少し目が座っている。
サイエン「そのような大それたこと、思っておりません。私はあくまでケイオスさまの側室の一人というだけですし、殿下のお母上は、王妃さまただ一人でございます」
マリー「そんな教科書みたいな答えは聞きたくないのよ、あたしは貴女の本音が聞きたいの。あれだけカイルに慕われといて、全くそういう気持ちがないとは言わせないわよ?」
マリーはサイエンの顔を両手でつかみ、視線を逸らすことができないようにした。
マリー「ちゃんとあたしの目を見て言って。嘘はつかないこと。さあ、どうなのよ?」
サイエン「それは・・・そういう気持ちがないといえば嘘になります。恐れながら、私が殿下の母であればいいのに、と思ったことはあります」
マリー「ふーん、そう、やっぱりそんなこと思ってたんだ?自分こそがカイルの母親で、ケイオスの妻で、あたしなんか用無しだと、そう思っていたわけね?」
サイエン「お待ち下さい、お言葉ですが、私はそこまでは・・・」
またまた、話がかなり飛躍した。サイエンはなおも否定しようとするが・・・。
マリー「なによ、ふって湧いて出た泥棒猫が」
マリーはサイエンの顔を掴む手に力を込めてきた。
サイエン「お、おやめになってください王妃さま」
マリー「あたしに命令すんじゃないわよ」
マリーはサイエンの顔をつかんだまま、サイエンの体を大きく引き倒した。
サイエン「ああっ」
ドサドサドサ。
本好きのサイエンの私室には、本棚以外にもそこかしこに本が高く積まれている。
サイエンはそれらの本の山の一角に倒れ込んでしまう。
マリー「ほら、こっち来なさい」
マリーはさらに間をおかず、倒れているサイエンの手をつかみ、強引に引きずりあげた。マリーと比べて二回りは小柄なサイエンの体は、非力なマリーの力でも簡単に引きずりあげることができた。
サイエン「寝室は・・・こっちね」
マリーはサイエンの手を握ったまま、つかつかと、勝手にサイエンの寝室に向かって歩き出す。サイエンは、マリーに手を握られているため、おとなしくついていくしかない。

ドサッ。
サイエン「ああっ」
マリーはゴミでも投げ捨てるかのように、乱暴にサイエンをベッドの上に引き倒した。
マリー「ずいぶん質素なベッドね。ここで、ケイオスとアンアン楽しくやってるわけね?」
サイエン「王妃さま、私の話を聞いてくだ・・・」
突然、マリーは右手をサイエンの口にかぶせてきた。しかも、けっこう力を込めている。
サイエンは口をふさがれ、続きの言葉を出すことができなかった。
マリー「うっさいわねこの売女が。なによその目は、あたしみたいなオバンより、自分みたいな若い子のほうがケイオスの妻にふさわしいって、そう言いたいわけ?」
サイエンは口をふさがれながらも、首を左右に振って否定する。








続く。
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by irekawari | 2007-06-19 23:37 | 女同士入れ替わり