白雪姫「女同士入れ替わりと、女同士の憑依が好きです。


by irekawari
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パパ大好きっ! ~娘と母の入れ替わり~

わたしはアニス。10歳。
パパの名前はトーマ、ママの名前はレムリア。
わたしは実の父親であるトーマを、父親ではなく一人の「男」として好き。
これはもう「愛」であるとわたしは思っている。

今晩、わたしはママと身体を入れ替え、ママの身体でパパと結ばれるつもりだ。






パパ大好きっ!
~娘と母の入れ替わり~

第1話「ママと入れ替わりたい」




いつの頃から、パパを「男」として見るようになったかは分からない。
魔法学校の小等部に通うようになる頃には、既に好きだったと思う。
若干10歳で、自分の父親を「男」として好き、というのは常識や倫理的に考えて、明らかにおかしいという自覚はある。
しかし、一度気づいてしまった感情はもう止められない。パパが好き、愛している。この感情に嘘偽りはないのだから。初恋の人が父親というのはたまに聞く話である、わたしはそれがそのまま「本物の恋」になってしまっただけだ。

わたしはパパが好き、ということは、パパと結婚しているママは恋敵ということになる。
ではママを、恋敵として憎んでいるかというと、実は全く逆である。
わたしはママも好き。
なんといっても、わたしが好きになったパパが選んだ女性なのだから。
パパを抜きにして考えても、ママは普通に良い母親だと思う。わたしがイタズラとかすればママは当然怒るが、基本的にママはわたしに優しい。食事や家事など家の中のことは一通りできるし、わたしとよくお話してくれるし、たまに作ってくれるお菓子は美味しいし、ついでに、まだ現役の魔法使いで、その魔法の能力も高い。さらにいえば、美人である。しいて欠点があるとすれば、ちょっと気が強いところか(特にパパに対して)。

わたしはパパを男として愛しているが、ママも母親としてすごく好きだし、ひとりの女性としてもすごく尊敬している。
というわけで、わたしはママを殺してパパを奪ってやろうとか、そこまで過激なことは思っていない。
わたしはまだ10歳のガキんちょだが、心は一人前の大人の女性だという自負がある。大人の女性は、好きな人の幸せを願うものなのである。パパの幸せは、妻であるママと、子供のわたしと一緒にいつまでも暮らすことだろう。

というわけで、わたしは身を引くつもりだ。
パパに対して告白したわけでもなく、単なる片思い状態で「身を引く」もなにもないのだが、わたしにも常識、分別というものはある。娘と父親では結ばれることはできない。叶わない恋だと悟り、この感情とはきっぱり決別するつもりである。

しかし、叶わない恋だとしても、なにか、なにか1つ、この想いが本物であったという「思い出」がほしい。
ズバリ言うと、パパに抱かれたい。
しかし、父親と娘がセックスをするなど、神の教えに背く行為だ。
いくらわたしでもそこまではできない。
ではどうすればいいのか。
「娘」でなくなればいいのだ。
パパの妻である「ママ」になれば、パパに抱いてもらっても何の不都合もないだろう。

そう、わたしはママになりたい。
具体的には、わたしの身体とママの身体を入れ替え、「わたし」が「ママ」になる。








夢のような話だが、わたしはそれを実現できるものを、今手に持っている。
近所に住む自称「発明家」のヨッツァじいさん、通称「ハカセ」が作り出した、この「人と人の身体を入れ替える薬」を。



アニス「ハカセ、家の掃除と洗濯物を干すのと、夕食の準備、全部できたわよ!」
ヨッツァ「おお、ご苦労さん。今日はいつもよりさらにいい匂いじゃのう」
アニス「ふっふっふ、今日はなんといっても約束の日ですからね。最後だから、料理もいつも以上に力入れて作ってあげたわよ」
ここはわたしの家からそこそこ離れたところにある一軒家。
発明家ヨッツァじいさんはここに一人で住んでいる。
妻であるおばあさんは20年前に亡くなったそうだ。わたしも、写真でしか見たことがない。写真でみたおばあさんは、おっとりした優しそうな人だった。

わたしは2年前、ひょんなことからこのハカセの家に入って、ハカセと出会った。自称発明家のハカセはいろんな発明品をわたしに見せてくれた。ほとんどがガラクタだったが、薬のカプセルのようなものの説明を聞いたときは心底驚いた。なんとこれは人と人の身体を入れ替える薬だそうだ。
その説明を聞いた次の瞬間には、わたしはママと入れ替わる計画を立てていた。これでパパと結ばれることができる。
わたしはハカセにこの薬を譲ってもらえるよう頼んだ。
ヨッツァ「そうじゃのう、この薬はあと1回分しかなくて貴重じゃから・・・これから2年間、毎日ワシの家に来て掃除・洗濯・食事の世話をしてもらおうかのう」
アニス「え、えーーーーー!?に、2年間!?」

最初わたしはいやがったが、結局その条件をのむことにした。他にパパと結ばれる、いい方法がなかったからである。
そして今日が、その約束の2年目である。

ヨッツァ「約束って、なんじゃったかのう?」
わたしはずっこけすぎて、まだグツグツ煮えている鍋に体当たりかますところだった。
アニス「他人と身体を入れ替える薬をくれるって約束したでしょ!そのために2年も毎日ここに通ったんだから!」
ヨッツァ「冗談じゃ冗談、ちゃんと覚えとるよ」
アニス「はぁ、2年分の疲れがどっと出た気がするわ」

わたしはハカセから薬を受け取った。薬は全部で4つ。
まず入れ替わりたいときに、自分と相手がほぼ同時に薬を飲む。これで身体が入れ替わる。
元に戻るときに、また自分と相手がほぼ同時に薬を飲む。これで身体が元に戻るらしい。
自分用と相手用、さらに入れ替わるときと元に戻るときで、合計4個必要になる計算だ。
アニス「こっちの赤いのが、入れ替わるとき用ね。それで青いのが、元に戻る用。うん、覚えたわ」
ヨッツァ「それと、これは頼まれていた睡眠薬じゃ。かなり強力なやつじゃぞ。こっちはまあ、2年間がんばってくれたサービスじゃ」
アニス「ありがと、ハカセ。今晩うまくいったら、明日の朝にでも報告に来るわ。じゃ、今日はもう帰ってママを迎える準備するから、帰るわね」
ヨッツァ「ほいほい、今までご苦労さん。嬢ちゃんの健闘を祈っとるよ」
アニス「それとハカセ、2年間の約束だったけど、暇があれば世話しに来てあげるわよ!毎日は来られないけど!一人だと寂しいでしょ!」
ヨッツァ「はっはっは、気長に待っとるよ」
わたしはハカセに向かって大きく手を振りながら、ハカセの自宅を後にした。






パパもママも結婚してわたしという子供がいるけど、二人ともまだ現役の冒険者だ。
魔物がはびこる今の時代、冒険者は立派にメジャーな職業の一つだ。
パパとママは元々は同じパーティーに所属していたが、最近は別々のパーティーに入って、昼間は別行動している。
別にパパとママの仲が特に悪いわけでもなく、パパが別パーティーの女性と浮気しているとか、そういうわけではない。事実、パパが今いるパーティーは男ばかりだ。
結婚してけっこうな年月が経つし、わたしという子供もいるので、パパとママは愛する者同士、というよりはわたしを介して父親、母親として接している、そんな感じだと想う。加えて、ママはパパに対してちょっと強めな態度で接するので、好きで一緒になったものの、少し距離を置きたくなるときもあるのだろう。

今日はママがいつも通りに夕方に帰ってくる予定で、パパは少し遅くなるらしい。

レムリア「ただいまー」
アニス「ママ、おかえりなさーい」
わたしは玄関でママを出迎えた。
アニス「お仕事お疲れ様!ご飯もできてるけど、お風呂はいるなら、お風呂もわいてるよ?」
わたしはママから杖やらマントやら、装備品を受け取りながらママに尋ねた。
ちなみにママは攻撃魔法を操る、魔法使いの職に就いている。魔法使いの制服はレオタードになっていて、マントを羽織っていない状態だとかなり露出が高い。
レムリア「んー、お風呂入ってスッキリしたいけど、お腹もすいてるし・・・やっぱり先にご飯食べるわ」
アニス「じゃ、ご飯の用意するね!」

わたしは手早く夕飯を台所のテーブルに並べていった。
その中には、ある仕掛けも入っている。


レムリア「私の顔になにかついてる?」
アニス「え、な、なんで、ママ?」
レムリア「今日のアニス、やけに私の顔をよく見るから」
アニス「え、えーと」
まさか、今日ママのその身体を借りることになるから、ついついじっくりと見てしまっていた、とは言えない。
アニス「わ、わたしもママみたいな亜麻色の髪に生まれたかったなーと思って」
レムリア「アニスは髪はトーマに似ちゃったからねぇ。でも、可愛いわよ。私も逆に、そういう茶色の髪になりたかったって思うときあるわ」
アニス「そ、そうなんだ」

アニスは心臓がドキドキしてきた。
計画実行のときまであと少し。
あと少しで、目の前にいるママの身体がわたしのものになる。わたしがママになれば、パパと・・・愛するパパと結ばれることができる。
そう思うと、さらに緊張が高まってきた。
しかし、ママにこのことを悟られてはいけない。あくまで自然に、いつも通りにしていなくては。



アニスはレムリアの食事の中に、入れ替わりの薬を混ぜている。
一品料理の中に混ぜているので、注意して見ていれば「薬を飲んだ」というのがよく分かる。
さらにそればレムリアの好物の中に入れているので、必ずといっていいぐらい、レムリアはそれを口にするだろう。
レムリアが薬を飲んだのを確認した後、アニスもこっそり薬を飲み、さらに睡眠薬も飲む予定である。
入れ替わった後、アニスの身体になったレムリアに起きていれられては、トーマと結ばれるどころではないからだ。
睡眠薬もヨッツァじいさんが発明したもので、一度飲めば一晩中眠りっぱなし、という強力なものらしい。
入れ替わりの薬も睡眠薬もすぐに飲めるよう、準備してある。
あとは、タイミングを見て実行するだけだ。


レムリア「やっぱりアニスのご飯がいちばん美味しいわー、あと6年もしたらもうお嫁さん行けるわよ」
アニス「えー、わたしママみたいにそんなに早く結婚しないよぉ」
楽しく談笑しながらの食事が続く。
そしてついに、レムリアが「入れ替わりの薬入り」の一品料理に手を付けようとしていた。

アニス(き、来た!)
アニスは心臓のドキドキが最高潮に達した。額からこめかみ、耳の付け根をつたって汗がしたたり落ちる。フォークを持つ手も少し震えている。
アニス(お、落ち着けわたし)

レムリアは入れ替わりの薬入りの料理をフォークで刺し、口に運んでいる。
それを見たアニスはもう確実だと判断し、レムリアがその料理を口にする前に、自分の服のポケットに忍ばせていた入れ替わりの薬と睡眠薬を同時に、自分の口に素早く放り込んだ。レムリアはやや俯き加減なので、アニスのほうは見ていない。

これで完璧だ。あとは、ママがそれを飲み込んでくれれば、ママと、入れ替わることができる。



カタン。
レムリアは入れ替わりの薬入りの料理を口に入れる直前、突然料理が刺さったままのフォークを止め、テーブルの上に置いた。
アニス(え!?)
レムリアはなぜだか苦しそうな顔をしている。
レムリア「あーーー・・・、やっぱりダメだわ。昼間っからお腹の調子悪かったのよね、ごめんアニス、食事中だけどちょっとトイレ行ってくるわ」
そういってレムリアは素早く席を立ってトイレに向かった。

アニス(と、と、トイレ!?)

アニスは叫びたくなるのをなんとか堪えた。
アニス(ちょ、ちょっと待って、わたし、もう薬飲んで・・・)
アニスがママを追って立ち上がろうとしたとき。
ぐらっ
突然、視界がぐにゃりと歪んで、膝がかくんと折れた。
ばたん。
アニスはそのまま床に倒れ込んでしまった。
視界が暗い。なにも見えない。
なぜ!?と思っていたら、自分がまぶたを閉じていることに気づいた。
そして、急速に考える力が失われていくのが分かる。
自分は今、強烈な眠気に襲われているのだ。
飲めば一晩中眠っている睡眠薬。そりゃ強力だ。
しかし、自分はまだママと入れ替わっていない。このまま眠ってしまえば、明日の朝まで目覚めない。
入れ替わりの薬は、基本的には二人が同時に飲むのだが、ハカセの話だと、1~2分ぐらいなら、飲むタイミングにズレがあってもいいらしい。
しかし、さすがにお互いの薬を飲む時間が10分も20分もずれると、入れ替わりの効果が発揮されないらしい。
自分はさっきもう入れ替わりの薬を飲んだ。明日の朝まで待っていては、確実に入れ替わりの薬の効果は消えている。
なんとしてでも、もう1つの入れ替わりの薬をママに飲んでもらわなければいけない。
しかし・・・この強烈な眠気は。
今こんなことを考えていられるのも奇跡に近い。
ふっと力をゆるめれば、暗闇の洞窟のような眠気の渦に巻き込まれてしまうだろう。
このまま、パパと結ばれないまま終わってしまうのか。
アニスは眠気のギリギリがけっぷちで、自分自身の意識と戦っていた。



続く。
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by irekawari | 2007-05-09 23:52 | 女同士入れ替わり