白雪姫「女同士入れ替わりと、女同士の憑依が好きです。


by irekawari
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「黒の目覚め赤の胎動 ウナ・ヴォルタ物語」

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「黒の目覚め赤の胎動 ウナ・ヴォルタ物語」
「森崎朝香」先生
講談社X文庫ホワイトハート


女→女の憑依(乗っ取り)があります。


ちなみにこの本はシリーズの中の第2巻。

第1巻のタイトルは「黒の眠り薔薇の約束 ウナ・ヴォルタ物語」。
1巻には憑依はありません。
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主人公フユカは王立魔法学院に通う学生。
ひょんなことでとある棺を開けてしまい、そのことで妖魔ウクソルアーダフィールフラース(通称うーちゃん)が目覚めてしまう。
うーちゃん曰く、フユカは五百年前の大魔導師ブライヘゼルの生まれ変わりだという。
自称、ブライヘゼルの「妻」だといううーちゃんは、ブライヘゼルの生まれ変わりであるフユカに、自分を愛してほしいと言う。しかしフユカは女性、うーちゃんも女性でしかも妖魔。女性の妖魔からの求愛をきっぱり断るフユカだが、うーちゃんは気にせずフユカの周りをつきまとうのであった。

というお話。
2巻になるとベルデ・アウルムという女性が登場。
五百年前に女帝として君臨し、「魔女王」という名で恐れられたグラナダ・ソルシエールは肉体が滅びた後も自分の魂を額飾りの宝石の中に封印し、再び甦る機会を伺っていた。魔女王の新しい肉体に選ばれたのが、ベルデ・アウルム。


ファンタジーもの、しかも悪の女王による乗っ取りということで、久々に自分の好みにドンピシャリな作品に出会うことができました!
女王や王女が乗っ取られるのもいいし、逆に女王や王女に乗っ取られるのもとても好きです。

額飾りに魂を封じ込めて他人の体を乗っ取るというと「ロードス島戦記」の「魔女カーラ」を思い出します。
この作品もそんな感じですが、乗っ取っているのが女王なので、女王らしい威厳があり、徹底的に高飛車であるのがいいですね。

あとフユカはベルデの知り合いなので、魔女王からベルデの肉体を取り戻すべく、フユカは魔女王に挑むのですが返り討ちに遭います。そのとき、なんと魔女王はフユカのみぞおちに拳を一発、続けて膝を一発食らわします。
え!?
拳!?膝!?
す、すげえ!なんてパワフルな女王様だ!!

惚れました。

こう書くとすごい乱暴者の女王みたいに思えますが、普段はとても落ち着いています。目的のためには手段を選ばない、いざとなれば実力行使も厭わない、という彼女の性格を表現するために、こういうシーンがあったのだと思います。

でもほんとに、主人公に拳入れて膝まで入れる女王は、今までに見たことないなぁ。このシーンはインパクトありました。


2巻の最後で憑依は解けてしまいましたが、額飾りは行方不明のままなので、絶対次の巻でまたベルデは魔女王に身体を乗っ取られると思います。ということで続きの巻も楽しみにしています。
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by irekawari | 2007-05-08 07:21 | 入れ替わり作品の紹介・レビュー