白雪姫「女同士入れ替わりと、女同士の憑依が好きです。


by irekawari
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

四姉妹+男一人

その時、俺は行き倒れていた。
ついでに、腹が減って死にそうだった。
しかし、ここは人っ子一人こないような荒野。
10歳にして俺は死んでしまうのか。
寂しい人生だったなー・・・と思っていたら・・・

ノエル「だいじょうぶ?」

突然、可愛い女の子の顔が、俺に覆い被さるようにして現れ、さらに俺に声をかけてきた。
「女性」ではなく、まさに「女の子」だった。俺と同い年ぐらいに見える。
ぐるるるるるるる。
俺が返事をするより先に、お腹の虫が鳴って、それが返事の代わりになった。
ノエル「お腹空いているのね。はい、これあげる!」
その子は満面の笑顔で、俺に一房のバナナを差し出した。
なぜバナナ?
俺は一瞬疑問に思ったが、食料は食料だ。
その子からバナナを受け取った俺は、あっという間にバナナをたいらげた。
久々に食べ物を口にして元気が出た俺は、起きあがり、その女の子の前に立った。
モンタ「あ、ありがとうな」
一応お礼を言った。
その女の子はちょっとだけ頬を赤くして照れたような仕草をした後、俺にこう告げた。
ノエル「ねえ、わたし達と一緒に来る?」

これが俺と、ノエルとの出会いだった。




四姉妹男一人

第1話



どごーーーーーん。
ここはアルバニア王国の南に位置するレイクラット草原。その草原で、ひとつの大きな爆発音が響いていた。
モンタ「いってーーーー!ふつー、胸触ったぐらいで隕石降らせるか!?」
アリエッタ「今のはまだ手加減している・・・まだそういうことを続けるなら、いくらノエルが拾ってきたお前でも、簀巻きにして放り出すぞ」
どうやらモンタがアリエッタの胸を触り、それに激怒したアリエッタが、モンタに向かってメテオストーム(隕石を振らせる呪文」を発動させたらしい。
モンタは体中が黒こげになっているが、見た目ほどのダメージはないらしく、すぐに立ち上がった。
ノエル「アリエッタお姉ちゃん、モンタを置いてっちゃやだよ、またどこかで行き倒れちゃうよ?」
アリエッタ「ノエル、そうはいってもな・・・」
モンタ「へへーん、男はみんなスケベな生き物なんだよ!さわってもらえてるだけありがたいだろ!洗濯板娘二人なんて、さわる気も起きねえぞ!」
そう言ってモンタはその「洗濯板娘二人」を指差すべく振り返ろうとした。
ビュオッ!
モンタの頬のすぐ横を、一本の矢がすごい勢いで通り過ぎた。
衝撃で、モンタの頬に赤い線が入り、そこから血が少し出てきた。
スィミ「洗濯板娘で悪かったわね~最初は外してあげたけど、次は失礼なことをほざくその口に命中させてあげましょうか~?」
弓を構えた背の低い女の子が、次の矢をモンタに向けている。
モンタ「わっ!や、やめ!しゃれにならな・・・」
スィミ「問答無用~!!」
ビュンビュンビュン。
モンタに向かって次々と矢が飛んでいく。
本当にモンタに当たったりはしていないが、かなりきわどいところを飛んでいる。
モンタ「飛び道具はヒキョーだろ!」
スィミ「女の敵にヒキョーとか言われなくないわね!」
モンタ「女っていうかまだガキだろ!」
スィミ「あんたもガキでしょーが!」
モンタは走って逃げつつ、スィミは矢を打ちながらモンタを追いかけている。
口でも激しいバトル(?)をしながら、二人はどんどん遠ざかっていく。
ノエル「スィミお姉ちゃーーーん、ほんとに当てちゃダメだよーー!」
どんどん遠ざかっていく自分の姉に、声をかけるノエル。

ノエル「あれ?アリエッタお姉ちゃん、そういえばフユお姉ちゃんは?」
ノエルはきょろきょろとあたりを見回して、姿の見えない自分のもう一人の姉の行方をアリエッタに尋ねる。
アリエッタ「姉さんなら、そこの草むらにいるぞ」
ノエル「え?草むら?」
見ると、背の高さぐらいある草むらに、女性が顔だけを出しているのが見える。
フユ「はぁはぁ、スィミちゃん、怒りながら走る姿も可愛いわ~、LOVE、妹(はあと)」
草むらから顔だけを出している女性・フユは、息をハァハァさせ、顔も少し赤らめ、でれでれした笑顔のまま、モンタを追いかけるスィミを見続けている。
ノエル「フユお姉ちゃん、なにしてるの・・・」
フユ「はっ!ノエルちゃんに、隠れているところを見られてしまったわ!でもノエルちゃんのあきれている顔も可愛い~」
ノエル「フユお姉ちゃん、隠れている意味がよくわかんないよ」






3日前、モンタは行き倒ているところをノエルに助けてもらった。
そして、ノエルは自分達と一緒に旅についてくることを勧めた。
このままここに居てもまた行き倒れるだけだと思ったモンタは、素直にノエルについていった。
そしてついた先には、ノエルの他、3人の女性がいた。
女性だけのパーティーなんて珍しいとモンタが思っていたら、ノエルを含めた4人は、なんと姉妹だということをノエルから聞かされた。
自分達のパーティーに10歳とはいえ男が加わるのは、ノエル以外の姉3人は最初反対したが、結局ノエルに押し切られる形で了承してしまった。
この姉妹の姉は、妹達にぞっこんラブ、かつ寛大で、基本的に姉は妹に弱いのである。

長女の名前はフユ。
22歳。
姉妹の中で、もっとも妹に対して愛が強い。というか完全にシスコンである。特に、年少のスィミとノエルを猫かわいがりしている。スィミとノエルの、「小さくて可愛い」ところが好きなようだ。妹への愛が強すぎて、時々変な行動をとる。本人は、「変な行動をしている」という自覚はない。
髪は肩ぐらいまでしかなく、普段は首のあたりでリボンでしばっている。リボンはちょうちょ結び。
職業はプリースト(聖職者)。ほとんど黒一色の露出のない衣装だが、スカート部分の左側面にだけスリットが入っていて、そこから足が見える。顔はふつうに美人で、胸も大きく、プロポーションはよい。

次女の名前はアリエッタ。
21歳。
姉妹の中では2番目の年齢なのだが、言動も性格も、姉妹の中でもっとも落ち着いている。しかし、長女のフユほどではないがやはり妹のことを溺愛しているので、妹に害を成す者には容赦がない。
髪はとても長く背中まであり、普段はポニーテールにしている。
職業はウィザード(魔法使い)。魔法を使うための杖を常に手に持っている。服はレオタードにブーツ。身体のラインがはっきり出る衣装だが、その上から、ほとんど身体全体を隠すほどのマントを羽織っているので、普段は中の服装はほとんど見えない。が、プロポーションは姉妹の中で一番良く、胸も、長女のフユよりさらに大きい。あと、小さめのレンズのメガネをかけている。目は常に半開きのような状態で、知らない人がアリエッタを見れば眠そうに見えることだろう。髪飾りとして、左のこめかみのあたりに三日月型のアクセサリーをつけている。

三女の名前はスィミ。
12歳。
気が強く、短気、頭で考えるより先に身体を動かすタイプで、姉妹の中で一番の行動派。長女のフユの妹ラブなところは、表面上ではうっとおしいと思っているが、心の底ではフユのこともちゃんと好きだと思っている。
髪は2つのシニヨンキャップでまとめていて、いわゆる「おだんご」にしている。
職業はアーチャー(弓使い)。弓の命中率は格別高いわけでもなく、そこそこのレベル。半袖の上着、左胸だけを保護する胸当て、スカート、ブーツを身につけている。次女のアリエッタのメガネよりさらに大きい、丸い形のレンズのメガネをかけている。

四女の名前はノエル。
11歳。
性格は穏やかで、誰に対しても優しい。基本的に、怒るということをしない。末っ子らしく甘えん坊なところもあるが、自分が一度決めたことは曲げない、芯の強さもある。
髪は背中まであるストレートで、前髪を同じ長さで綺麗に切り揃えているのが特徴だ。
職業はマーチャント(商人)。長袖と、ふくらんだ長いスカートという服装で、4人の中では一番露出度が少ない服を着ている。左側頭部に中くらいの大きさの赤いリボンを髪飾りとしてつけている。




4人の姉妹は常に一緒で、冒険者パーティーを組んで旅をしている。
そして3日前にノエルがモンタを助けて仲間にしたことで、現在は5人パーティーになっている。
しかしモンタは冒険者ではないただの一般人なので、いざモンスターとの戦闘になったときは、モンタは完全にお荷物になっていた。
そのことが、姉3人がモンタをパーティーから追い出そうとする理由の1つにもなっていたのだが、ノエルがモンタをかばいつづけているので、結局は今でも5人での旅を続けている。




スィミ「モンタ!あんた、あたし達についてくるんなら、せめてなにかの職業に就いて、冒険者としての技能を習得しなさいよ!今の世の中、あたしみたいな子供でも、いくらでも職業に就ける時代でしょうが!」
モンタ「やだよ、めんどくさい・・・ごふっ!」
次の目的地への移動中、スィミはモンタを右の拳で殴り飛ばしていた。
モンタ「なにすんだよ洗濯板娘1号!」
スィミ「誰が1号だ!変な名前つけるな!戦闘の手助けすらしない、そのくせご飯はしっかり食べるで、あんた完全に穀潰しじゃない!それでも男!?」」
モンタ「いいじゃねぇか!モンスターはお前ら姉妹でほとんど片づけちまっているし、俺が手伝う必要ねーじゃねーか」
スィミ「ノエルー、やっぱコイツ置いていこうよ。コイツ連れて行っても、何の得もないわよ?」
ノエル「スィミお姉ちゃん!モンタを置いていくのだけは絶対ダメだよ!」
スィミ「もー、ノエルはコイツに甘いんだから」
ノエル「ねえモンタ、なにかなりたい職業ない?なにかの職に就けば、いろいろなことが出来るようになって、楽しいよ?たとえば、あ、あたしと一緒のマーチャントになるとか」
モンタ「えー、マーチャントって商人だろ?商人って弱っちそうだし、なんかやだなあ・・・」
ゴゥッ
ドゴン!
突然アリエッタのほうから炎の塊が飛んできて、モンタの足下で炸裂した。
モンタ「うわあちっ!なにすんだよいきなり!」
アリエッタ「なんとなくだ。あんまり妹をいじめるようなことしていたら、次はもっと強力なのをぶつけるぞ」
モンタ「い、いじめてなんかいねえよ!」

フユ「スィミちゃーーーーーん!!」
突如、遠くのほうからフユが土煙をあげながら走ってきた。
そしてその勢いのまま、スィミに抱きつく。
フユ「スィミちゃん、お姉ちゃん、次の目的地までの道順、確認してきたわ!しばらくモンスターもいなさそうだから、安心して行けるわよ!」
スィミ「あ、そ、そう・・・フユ姉(ねえ)、暑いから離れて・・・」
しかしかまわず、フユはスィミに身体を密着させてぎゅうぎゅうと抱きしめる。
フユ「ああ、スィミちゃん、ちっちゃくて可愛い!お姉ちゃん、スィミちゃんやノエルちゃんのためなら、なんでもしてあげるからね!」
スィミ「ああもうバカ姉!ただでさえこのへんは暑いんだから、さらに暑くなるようなことしないでってば!」
スィミは強引に姉を引きはがした。
フユ「ああん、スィミちゃん冷たいんだから。ノエルちゃん、お姉ちゃん、これからの道順見てきてあげたんだけどー」
ノエル「ふ、フユお姉ちゃん?」
フユは今度はノエルをターゲットにして、ノエルに向かって突進していった。




四姉妹と男一人のパーティー一行は、ロイカ砂漠の遺跡群にある、ギザのピラミッドに来ていた。
ここは比較的最近発見されたダンジョンで、モンスターが少ないわりにお宝が多くみつかるので、冒険者達も多く訪れるようになっていた。

スィミ「ピラミッドっていうから、どんな暗くてジメジメしたとこかと思ったけど、中はけっこう明るくて空気も綺麗で、快適ね」
アリエッタ「どうやら、現在では失われている古代の技術が多く使われているみたいだな」
ノエル「え?アリエッタお姉ちゃん、分かるの?」
アリエッタ「ああ、今まで通ってきた通路にもいくつか、古代の技術で作られたらしい装置がいくつかあるのを見た。私も、それがどういう効果を及ぼす装置なのかまではよく分からないが・・・」
フユ「スィミちゃん、ノエルちゃん!お姉ちゃんがついているから、なにがあっても怖くないわよ!」
ノエル「ひゃあっ、ふ、フユお姉ちゃん」
スィミ「急に抱きつくな、バカ姉!モンスターだって、いまんとこほとんど遭っていないでしょうが!」
フユ「だからぁ~、もっと強いのが出てきたら、お姉ちゃんが守ってあげるから、どんどん頼りにしてね!」
スィミ「フユ姉じゃあんまり頼りにできないよ・・・」
モンタ「相変わらずだなこの姉ちゃん」
スィミ「それでも、なにもできない、寝て食うだけのあんたよりマシよ!」
モンタ「なんだと!?」
スィミ「へへーん、事実でしょうが」
モンタ「そこまで言うなら、俺がお宝の1つでもみつけてきてやるよ!」
モンタが駆け出していこうとしたとき、アリエッタががしっとモンタの首根っこを掴んで止めた。
アリエッタ「待て。勝手な行動をするな。こんな広いダンジョンで迷子になられても、ほんとうに助けに行けんぞ。お前がどうなっても私は構わないが、お前がいなくなってノエルが悲しむのは困る」
ノエル「そうだよ~、モンタ、みんなで一緒に行こうよ。みんなと一緒でも、お宝はみつかるよ」
モンタ「ちぇっ、しゃーねーな」





一行はお宝は一つもみつからないまま、そのかわりさして強力なモンスターにも出会わないまま、ピラミッドの奥深くへと進んでいった。
モンタ「はー、疲れた。なんだよ、結局ひとつもお宝みつかんねーじゃねーか」
スィミ「なによ、戦闘に参加もしないで歩いているだけのくせに、あたし達より疲れてるんじゃないわよ」
モンタ「俺は俺で、さっきからダンジョンの地図描いてやってんじゃねーか・・・ってうわっ」
モンタが体を休めるために、近くの壁にもたれかかると、突然人一人分ほどの壁が回転し、モンタの姿が消えた。
ノエル「も、モンタがいなくなっちゃった!」
スィミ「な、なにこれ仕掛け扉!?」
スィミがそっと、モンタがいなくなったところの壁を押してみる。すると、壁に切れ目が入り、壁は直立のままゆっくり回転していく。
90度ほど壁を回転させると、その向こうでモンタがこけていた。
モンタ「いててて・・・誰だよ、こんなところにこんな仕掛け作ったのは!」
アリエッタ「この先はまだ通路があるみたいだな」
隠し扉の向こうには、人一人が通れるほどの通路が奥にずっと伸びている。
モンタ「行ってみようぜ!たぶん、こういうところこそお宝があるはず!」
モンタは立ち上がるやいなや、奥に向かって走って行った。
スィミ「こら、勝手な行動するなー!」
ノエル「モンタ、ひとりだとはぐれちゃうよ~」
アリエッタ「仕方ない、追いかけるしかないな」
フユ「スィミちゃんノエルちゃん、後方はお姉ちゃんが死守してあげるからね!」

モンタ「なんだこの部屋?なにもないじゃねーか」
通路の先には、20メートル四方ぐらいの中規模の部屋があった。
モンタは部屋中を見回してみたが、お宝どころか、ゴミひとつ、ここにはなかった。
スィミ「このアホーーーー!!」
部屋に入ってきたスィミがいきなりモンタを殴り飛ばした。
スィミ「勝手に行動すんなって言ってんでしょーが!」
アリエッタ「スィミの言う通りだ、とりあえず罰ひとつだな」
アリエッタは杖の先から小さめのファイアーボールをモンタめがけて放った。
ボンッ
モンタ「あちゃちゃちゃちゃちゃ!も、燃えてるーーー!」
モンタは小さな火がついた服をはたきながら、部屋中を走り回り始めた。

フユ「ほんとうに、なにもない部屋ね~」
スィミ「こんな空の部屋、これまでにもいくつもあったじゃん。ここもハズレだよハズレ」
アリエッタ「特に古代の装置らしきものもないし・・・そう判断しても構わないだろう」
スィミ「そうそう。次行こ次」
ノエル「モンタ~、次行くみたいだよ~」

モンタ「わーったよ、ちょっと待ってくれ。ったくあのねーちゃん、手加減ってものを知らねーんだから」
ようやく服の火を消し終えたモンタが、一息つくために壁に手をあてると。
ズズッ。
手を当てた部分の壁の石が、何十センチか壁のほうに入り込んだ。
それと同時に、すぐ近くの壁から逆に石が押し出され、床に落ちた。
石が押し出されたところからは、一本の金属製のレバーみたいなものが出てきた。
モンタ「び、びっくりした。な、なんだこれ?まだ仕掛けがあったのか?」

通路から出て行こうとしていた姉妹4人が、石が落ちる音に気づいて振り返る。
そして、モンタがいるすぐ近くの壁に、レバーのようなものがあるのも、見えた。
スィミ「ちょっとモンタ、そこでなにしてんの!?」
モンタ「し、知らねーよ。壁に手を当てたら、勝手にこんなのが出てきたんだよ」
フユ「レバーみたいに見えるわね」
ノエル「モンタ、だいじょうぶ?怪我しなかった?」
アリエッタ「おい、何が起こるか分からないから、うかつにそれにさわるなよ。

モンタ「・・・・・・・・・」
モンタはさっきアリエッタに魔法攻撃をくらったばかりで、そのことでまた少し反発心があった。純粋に、このレバーがなんなのか気になる。
こんなのがあったら、やっぱりさわってみたいじゃないか。

モンタ「べーだ、誰がお前の言うことなんか聞くかよ」
アリエッタ「こ、こら・・・」
アリエッタが静止のためにモンタのほうへ走り出したが、遅かった。
ガコンッ
モンタはレバーをつかみ、力任せに下ろした。

突然モンタと4人の姉妹は、宙に浮かんでいるような浮遊感を感じた。
固い地面ではなく、ふわふわと空を飛んでいるような、そんな変な感触。
モンタ「え・・・」
モンタが足下を見下ろすと、足下の床が全部、消えていた。

モンタ「--------------!!!!」
叫ぶ間もなく、落下が始まる。
ノエル「きゃあーーーーーー!!」
スィミ「お、お、落ちるーー!!」
フユ「スィミちゃんノエルちゃん!」
アリエッタ「くっ・・・おいモンタ、お前の近くに妹が居たら、死んでも守れ!」
モンタ「で、できるかーーーーーーー!!」
床のなくなった部屋の底は、完全な暗闇だった。
落下中は他の者の姿が見えず、声しか聞こえない。
上も下も分からないような暗闇の中、モンタの耳に届いたのは。

ノエル「も、モンタ・・・た、助けて」

モンタ「くっ!」
その言葉を聞いたモンタは、暗闇の中、必死で手を伸ばした。落下中なので、身体を動かして相手のほうへ寄るということができない。姉妹4人の悲鳴が聞こえる中、モンタは、ノエルの声が聞こえるほうへ、限界まで手を伸ばした。
すると、今まで宙をつかんでいた手に、なにかが当たった。手だ。
暗くて、姉妹のうちの誰の手かは分からないが、モンタはその手を力いっぱい握りしめた。
次の瞬間、暗闇だった世界は一瞬で光溢れる世界に反転し、モンタは、気を失った。





続く。




後書き。

四姉妹の設定は、「もんちぃ」という方が、双葉社の「ラグナロクオンライン 4コマKINGDOM」というラグナロクオンラインのアンソロジーのシリーズで描かれている、続きもののストーリー4コマで描かれている話に出てくる四姉妹を参考にして書きました。
参考というか、名前以外はほとんどそのままです。
名前は、元ネタとは少しずつ変えています。

リエータ→アリエッタ
フリュ→フユ
スィニ→スィミ
エルノ→ノエル

という風に変えています。
[PR]
by irekawari | 2007-05-06 23:54 | 男と女の入れ替わり小説