白雪姫「女同士入れ替わりと、女同士の憑依が好きです。


by irekawari
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女忍者ユズハと女プリーストミリィ

女忍者のユズハは、女プリーストのミリィと2人でペアを組んで冒険者として活動をしていた。
ユズハとミリィは共に16歳。

ユズハの忍者の服は、遙か東の果ての島国の住人が着るという、「キモノ」に似ている。
布自体は1枚の布で、開いている布を身体の前で合わせ、腰の帯で留めるようになっている。
忍者服は袖はノースリーブ。そして着物の裾が、洋服でいうスカートの部分を兼ねている。
袖はなく、着物の胸の部分は大きく開いていて、スカートにあたる着物の裾もものすごく短いため、全体的な露出度はものすごく高い。忍者服は身体にピッタリしたデザインのため、身体のラインもよく分かる。
そしてユズハはそんな忍者服がよく似合う、魅力的な身体をしていた。背はやや低く、顔つきもまだ幼いが、身体は大人といっていいぐらい成熟していた。胸はDカップ、腰は細くくびれ、腰は引き締まっていて、なおかつ女性らしい魅惑的なカーブを描いている。
髪は忍者服と同じ青色で、長い髪を頭の後ろでポニーテールにしている。


ミリィは教会支給の、プリーストの制服を着ている。首周りの白の襟カバーと袖の金色のモールド、そして袖の赤色以外ほとんど黒一色で、ユズハの忍者服と比べると、やや地味な色合いだ。
プリーストの制服はワンピースになっていて、スカートは足首までの長さがある。
スカートは左側だけに、腰から裾までのスリットが入っている。スリットはかなり深く、ミリィが履いているガーターベルトのベルトがそのまま見えるほどである。ほとんど露出のないプリーストの服だが、このスリットの部分だけ露出度が高くなっている。




ミリィ「ねえユズハ、最近、北のガルトラン遺跡で幽霊が出るって噂知ってますか?」
ユズハ「ひゃあっ!や、やめてよミリィ、あたしそういう幽霊とかの類、苦手なの知ってるでしょ?」
ミリィ「知ってますわよ、ユズハの幽霊嫌いは。おかげで、死霊系のモンスターがいるダンジョンは、まだほとんど行ったことないですわよね?」
ユズハ「し、知ってんならなんでそんなユーレイの噂、あたしに言うの!」
ミリィ「そりゃあ、ユズハの反応をみてると面白いからじゃないですか」
ユズハは(あたしはなんでこんなのと友達やってんだろ)と思った。

ミリィ「ガルトラン遺跡で最近、冒険者がよく行方不明になっているらしいんですよ。それが、一体の幽霊の仕業だって、もっぱらの噂なんですよ。その幽霊は美しい人間の女の姿をして人をおびきよせ、おびきよせた人間の魂を食らってしまうんですって。ガルトラン遺跡の奥にある秘密の部屋では、その幽霊が発するこんな声が聞こえてくるみたいですわ」

ミリィ「ちょうだい・・・あなたの魂を私にちょうだい・・・・」

ミリィ「ってね」
ユズハ「ひぃあああああああっっ!聞きたくない聞きたくない!もう、ミリィとは一緒に狩りに行かない!今日はあたし一人で行ってくる!」
ミリィ「うふふ、冗談ですわ冗談。そういう噂があるのは事実ですけど、実際にそんな幽霊がいるかどうかまでは分からないみたいですしね」
ユズハ「居なくていいよ、幽霊なんて!もうその話はいいから、さっさと狩り行くよ、ミリィ!」
ミリィ「あっ、待ってくださいユズハ!」



それから何日か発ったある日、ユズハは突然の風邪で寝込んだ。
ユズハ「あー、熱あって気分悪い・・・」
ミリィ「昨日、川に落ちたまま体を拭かなかったからですよ。治るまで、ゆっくり休んだほうがいいですわ」
ユズハ「んー、ありがとミリィ」
ミリィ「ユズハはしばらくお休みみたいだから、わたくしは斡旋所でどなたか適当な方と組んで、狩りに行ってきますわ」
ユズハ「えー、大丈夫?」
ミリィ「臨時パーティーに入るのは何度もしていますからね、あぶなっかしい戦い方のユズハと組むより、安全に狩りが出来ると思いますわ」
ユズハ「あっひどーい、見てなさい、早く風邪治して復帰して、あたしのありがたさを思い知らせてあげるんだから!」
ミリィ「ふふ、その元気があれば、明日には風邪治っていますね。それじゃ、わたくしは斡旋所のほうへ行ってきますね」
ユズハ「ふぁーい、気を付けてね」



それが、ユズハが見た、ミリィの最後の姿になってしまった。



次の日になって、ユズハの風邪が全快しても、ミリィは宿に帰ってこなかった。
ユズハは最初は、臨時パーティーの人とけっこう意気投合して、臨時パーティーが延び延びになってるのだと思い、2~3日すれば帰ってくるだろうと思い、ユズハも臨時パーティーを組んで狩りに出たり、一人で狩りをしたりしていた。

しかし、4日目の朝になってもミリィは帰ってこなかった。
さすがにユズハもおかしいと思い、ミリィの行方を捜すようになった。
ユズハは斡旋所に行って、4日前にミリィと臨時パーティーを組んだ者がいないか調べてみた。
そして、実際に4日前にミリィと臨時パーティーを組んだ者に、話を聞くことができた。
その者達の話によると、ミリィを含む臨時パーティー一行は、北のガルトラン遺跡に狩りに行っていたらしい。そこで、狩りの途中、ミリィだけはぐれていなくなってしまったそうだ。
ユズハはこいつらをぶん殴ってやりたくなった。
いくら臨時で組んだだけの仮の仲間でも、人一人いなくなっておいて、探しもしなかったのかこいつらは。
しかしなんのかんのといって、冒険者とは、死と隣り合わせの、危険な職業でもある。冒険者としては、そのぐらいのドライな感覚がないとやっていけないのかもしれない。

ユズハは、ミリィが最後に行ったガルトラン遺跡を集中的に探すことにした。
ガルトラン遺跡といえば、ミリィが言っていた、魂を食らう幽霊の噂が思い起こされた。幽霊など、その手のものが極端に嫌いなユズハにとっては、その幽霊に対する恐怖ももちろんあるが、それよりは、大切な仲間、大切な友人である、ミリィを助けたいと思う気持ちが勝った。
それからは、ユズハは毎日ガルトラン遺跡にこもって探索をした。
時には臨時パーティーを組んで大勢で、時には一人で、ミリィを必死で探索した。
朝早く宿を出てガルトラン遺跡にこもり、夜遅くに宿に帰ってきて、身体を休めるためだけに眠る。ユズハの毎日は、ほとんどこの繰り返しになっていた。
ミリィの探索に協力してくれていた人々も、いつしかあきらめてしまい、ユズハが斡旋所でミリィ捜索のメンバーを募集しても、ほとんどメンバーが集まらなくなっていた。
捜索を開始して2週間が過ぎたあたりから、ユズハは一人でガルトラン遺跡を探索するようになっていた。
そして、ミリィがいなくなってからちょうど1ヶ月が過ぎた、ある日。



ユズハは遺跡の最下層の、さらに最深部で、ひとつの不思議な部屋をみつけた。
入り口には扉もなにもなく、ただ人一人が通れるほどの穴が開いているのみ。入り口からは、うっすらと床が石畳であることがなんとか分かる程度。その部屋は、入り口から数メートル先はただひたすら闇が広がっていた。
怖いもの嫌いである普段のユズハなら、一人ならこういう場所へは絶対に足を踏み入れないだろう。
しかし今は違う。この、闇のように暗い部屋の先に、ひょっとしたらミリィが倒れていて、助けを求めているかもしれない。ミリィを助けなくては。そう思うと、わずかながら勇気がわいてくる。ユズハは、そのわずかな勇気を胸に、部屋への歩を進めた。

ユズハは炎の忍術の簡易版を手のひらに発生させ、明かり代わりにしてあたりを照らしながら、部屋の中を探索した。
突然、部屋の中に一陣の風が吹き、ユズハの手のひらの小さな炎がかき消えてしまった。
一瞬にして、あたりは完全な闇に支配されてしまった。
忍者としての訓練を受けているユズハは、暗闇でもある程度夜目が利くが、急な闇にはすぐには対応できない。
イヤな予感がする。
ユズハの忍者としての、そして冒険者としてのカンが、そう自分自身に告げている。
背筋が寒くなる。息も少し荒い。
もう一度炎の忍術を唱えればいいのだが、まわりが完全な闇になったことで恐怖を感じてしまい、うまく口を動かすことができない。
ユズハ「う・・・あ・・・あ・・・」
上の歯と下の歯がかみ合わず、そんな言葉しか出てこない。
ユズハはすっかり腰が引け、全身がガクガクと震えてしまっている。
友人を助けたいと思っていたさっきまでの心意気は、今は微塵も感じられない。


ズ・・・ズ・・・ぺた・・・ぺた・・・


なにか足音のような、なにか引きずっているような音が聞こえる。

ユズハ「ひ・・・ぃ・・・あ・・・」
ユズハは恐怖のあまり、声にならない悲鳴をあげる。
いつの間にか、目からは涙がこぼれていた。

なにかがいる。
得体の知れないなにかが。

ユズハの全身の震えが最高潮に達する。
逃げたくても、もう足が動かない。

い、いや。
怖い。怖すぎる。
誰か、誰か助けて。

ミリィを助けにきたはずのユズハは、誰かに助けを求めるほどになってしまっていた。
しかしこんなダンジョンの最深部に、誰か助けに来るはずもない。



「ちょうだい・・・」

ズ・・・ズ・・・という何かを引きずるような音に加え、突然、この場にそぐわない、美しい女の声が聞こえてきた。

「わたしに・・・ちょうだい・・・・」

いる。
たしかにそこにいる。
足音だけでなく、声まで発するなにかが。
こんな暗闇で現れる者といったら、あれしかない。
幽霊だ。
そして幽霊といえば、ユズハの頭には、ミリィから聞かされた、ガルトラン遺跡の魂を食らう幽霊の話が瞬時に浮かび上がる。
ここはガルトラン遺跡だ。
そして自分のすぐ近くにいるなにかは、その幽霊だ。
ミリィは、あのときなんと言っていたか?

ミリィ「ちょうだい・・・あなたの魂を私にちょうだい・・・・」

まさに先ほどユズハの耳に聞こえてきたとおりだ。
間違いない。
自分は、あたしは幽霊に魂を喰われて死ぬんだ。
それだったら、いっそのこと早く魂を食らってほしい。
こんな、永遠に続くような恐怖を感じながら死ぬのはいやだ。

ぴちゃぴちゃ。
ユズハの足下が水で濡れている。
ユズハの股の下から太もも、すね、足首にかけて、幾筋ものしずくが垂れていた。
死ぬほどの恐怖を感じ、ユズハは、失禁してしまっていた。

「ちょうだい・・・」

なおも言葉を発しながら、「それ」は闇の中からにじみ出るように、ユズハの前に姿を現した。

ユズハの顔の斜め下に、女の顔が現れた。

ユズハ「ひはっっっ!!!???」
ユズハが短い悲鳴をあげる。
ユズハの前に現れたのは、石畳の上に腰を下ろし、上半身だけを起こし、床に両手をつけ、顔はユズハのほうを向けている、美しい女だった。

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顔は、美しく整った顔立ち。どこの誰に聞いても、「美人」だと答えるだろう。
背中まで伸びている、流れるような長く青い髪。
体には、この部屋の闇にとけ込むような漆黒のドレスを身にまとっている。袖やスカートの裾など、あらゆる部分にフリルがつけられていて、とても少女趣味なデザインだが、色が黒のため、大人びている印象も受ける。ドレスは胸元が大きく開いており、そこから女のはちきれんばかりの豊かな胸が見えている。スカートは足首あたりまであり、スカートは何段にもなっていて、その段ごとにフリルがつけられている。スカートが長いため足はよく見えないが、少しだけ見えている太ももは、黒のストッキングに覆われている。同じく腕も、ドレスの袖の先から手首までは、半透明のヴェールのような、黒い布で覆われている。首は、チョーカー代わりなのか、黒の革のベルトが締められている。頭の上には、簡素なデザインのティアラがつけられている。
特徴的なのは、その女が着ているドレスがすごくボロボロだということだ。特に袖やスカートの裾がすごくボロボロになっている。何者かに切り裂かれたというよりは、長い年月を経たためにこうなってしまった、という風に見える。
そしてボロボロのドレス以上に特徴的なのが、その女の目だ。
生気や意志の光といったものが一切感じられない。まるで死人が、死んだまま目を開け続けているような、そんな目だ。目は開いているのに、焦点が合っていない。目はユズハの目にしっかり向けられているのに、ユズハ自身を見ていないような、そんな、見ている者を不安にさせるような目。瞳の色も、着ているドレスと同じく、闇のような漆黒だ。

闇の中から現れた女は、下半身を床にすりつけるようにしてしゃがんでいたが、目の前にユズハの姿をみつけると、やがてゆっくりと立ち上がった。その間、女の視線はずっとユズハの目に向けられ、完全に立ち上がってからも、ユズハの顔から視線を外そうとしない。

「わたしに・・・ちょうだい・・・」

女は規則正しく、同じ言葉を繰り返しながら、ユズハのほうへゆっくりと手を伸ばしてきた。
ユズハは必死に女から逃げようとするが、足が、床に張り付いたまま石のようになっていて動かない。
ズル・・・ズル・・・と、ドレスの裾を引きずりながら、ユズハに近づく、漆黒のドレスの女。

そして、女の両手がユズハの頬を包んだ。その手は、氷のように冷たかった。まるで、既に死んでいるかのように。
冷たい感触が、ユズハの両頬に感じられる。感じるということは、目の前の女は幽霊ではないということだ。たしかに、身体が在る存在のようだ。ただし、手の感触を感じた限り、その身体も普通ではなさそうだ。

「わたしに・・・ちょうだい・・・」

さっきから繰り返し言っているお決まりの台詞を言ったあと、女は、ニヤリと微笑んだ。焦点の合っていない、虚ろな目をユズハに向けたまま。
それは、身体の中を逆撫でされるような、言いようもないほどに嫌悪感を感じるものだった。
この女は、なにかをしようとしている。
そして自分は、この女になにかをされかかっている。

突然、女はユズハに抱きついてきた。
全身に感じる、冷たい感触。手だけではない。この女、身体全体が冷たい。
抱きしめられたことによって、ユズハの胸と、女の胸がくっつき合う。
肌と肌、胸と胸が触れ合っても、ユズハは「冷たい」という感触しか感じられなかった。
驚愕の事態の連続で、ユズハは「驚き」の感情さえ感じなくなっていたが、このときばかりはユズハも驚いた。
目の前の女からは、心臓の鼓動が感じられない。
目の前の女は、死んでいる。
しかし、こうして動いていて、言葉もしゃべっている。
なぜ?
どうして?
ユズハの頭の中の混乱が頂点に達したとき。

ふと、疑問が浮かんだ。

この女はさっきから「わたしに・・・ちょうだい・・・」としか言っていない。
「魂をちょうだい」とは言っていない。
それはなぜか、とユズハが考えるより先に。


「わたくしに・・・その身体をちょうだい・・・ユズハ」







続く。
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by irekawari | 2007-05-04 23:51 | 女同士入れ替わり