白雪姫「女同士入れ替わりと、女同士の憑依が好きです。


by irekawari
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イケイケ夜遊びギャルとブス腐女子の入れ替わり

片桐麗奈(かたぎり れいな)はいつものように街へ夜遊びに繰り出すため、自分が住んでいる高級マンションを出ようとしていた。
玄関に腰を下ろし、玄関に立てかけておいた黒エナメルニーハイロングブーツを手に取り、自分の脚に履く。そしてジーという音を立てながらサイドファスナーをゆっくり上まで上げていく。ファスナーが上がるにつれ、ブーツの革が麗華のカモシカのような脚にぴったり密着していく。ファスナーを一番上まで上げきったら、もう片方の脚のブーツのファスナーも上まで上げていく。
ニーハイロングブーツを履き終えた麗華は腰を上げ、立ち上がる。
ニーハイロングブーツの10センチヒールが玄関の硬い床を踏む、カカッという小気味のいい音がする。
ニーハイロングブーツを履くと、自分の女王様的性格がさらに高揚する。
麗華「うふふ、今年の冬はずっとブーツで外出しようかしら」
麗華は黒のショルダーバッグを手に取り、誇らしい自信に満ちあふれた足取りで玄関を後にした。



電車に乗って友達との待ち合わせ場所に向かっていた。

片桐麗奈は20歳、都内の大学に通う大学生。
美人で、通っている大学の学園祭のミスコンで2年連続優勝したことがあるほど。
当然、男からモテまくる麗奈は、よく街で夜遊びしている。

今日の服装はほとんどを黒でまとめたグラマラススタイルだ。
上着からスカートまで一体化したワンピースは、身体にぴったりフィットしていて、彼女のスタイルの良さをさらに際立たせていた。
ワンピースはいわゆるボディコンと呼ばれるデザインで、スカートにあたる部分も、まるでタイトスカートのように、ゆるやかな曲線を描く彼女の腰にフィットしていた。
ワンピースの上着部分は長袖になっていて、手首のあたりまで覆っている。
脚は黒エナメルニーハイロングブーツを履いている。ヒールの高さは10センチはある。ブーツはサイドファスナーで脱着する、オーソドックスなものだ。
黒のボディコンワンピと、同じく黒いニーハイロングブーツの間から見える白い太ももが艶めかしい。
そしてその黒のボディコンワンピースの上から、ファーつきジャケットを羽織っている。ファーもジャケットそのものも、鮮やかな白で、黒いボディコンワンピによく似合っている。
ジャケットのファーの柔らかい感触が首に当たって、暖かいだけでなくとても気持ちが良い。

麗奈は電車の窓に映る自分の姿を見て、自分にみとれてしまった。
自分の胸元にかかっていた長い髪を慣れた仕草で片手でかきあげ、その後そっと、自分で自分の身体を抱き締める麗奈。
麗奈「うふふっ、あたしって、なんていい女なのかしら」

麗奈は自分の美貌に自信を持っていた。
自分は美人、男にモテて当然、そして男は使い捨て。
それが麗奈の人生における考えであった。
大学に入ってからは、講義だけは真面目に受けていたが、それ以外のときは女友達と遊ぶか、男友達と遊ぶか、であった。コンパ、飲み会、合コン、カッコイイ、かつ金持ってそうな男と知り合える場へは積極的に参加していた。
顔が良くて金も持っていることが分かった男とは付き合ったりもするが、たいてい長続きせず、しかも毎回麗奈のほうからフッていた。
しかしそれでも麗奈に言い寄る男は後を絶たない。性格はやや傲慢であまりいいとはいえないが、麗奈の美しい顔、そして並みのAV女優を上回るかのようなエロスを醸し出すナイスバディは、あらゆる男を惹きつける魅力を持っている。
普通に男と何度も寝ている麗奈だが、身体の安売りはしない。
常に麗奈は男共に対して「遊んでやっている」感覚であった。






麗奈のすぐ隣には、一人の少女が立っていた。
というか、最初は男の子だと思ったほどだ。あまりに髪が短いためだ。普通、女なら、ショートヘアーといってももう少し伸ばすだろう。
服装は、上はなにやら英語のロゴの入った水色のパーカー。下は青いごくノーマルな女物ジーンズ。靴は、靴屋に行けばワゴンで1つ千円で安売りしてそうな、マジックテープで脱着するタイプの雑な造りのシューズ。色は白で、けっこう汚れが目立つ。
彼女はさらに、黒縁の眼鏡をかけていた。麗奈から見ると、眼鏡のレンズの奥に見える彼女の目が、実際より少しずれて映る。ということは、かなり度がきつい眼鏡だ。実際、レンズも分厚い。
背中には、大きくふくらんだ黒のリュックを背負っている。そして手にはなにやら薄めの本を持って、ペラペラめくっている。
少女はその本に夢中になっているようなので、麗奈は少女に気付かれない程度に顔を近づけ、覗き込んでみた。
麗奈(うげっ・・・)
麗奈は思わず心の中でうめき声をあげた。
その少女は裸の美形っぽい男がベッドの中で抱き合っている絵、というかマンガを見ていた。
麗奈(女のヲタクか~、いるのねこんなのが。なにが楽しいんだか・・・)
麗奈は自分に理解できない趣味に心底あきれ、さらに、嫌悪感も感じた。
麗奈(こういう男同士が好きな女のヲタクって何ていってたっけ・・・あー、フジョシとかいうんだっけ)
なぜ麗奈が腐女子なんて単語を知っているかというと、暇なときに自室でネットをしていて、たまたま目に付いたところに腐女子についての説明が書いてあって、それでなんとなく覚えていたのだ。

現実の男には目を向けず、二次元の男だけに没頭するこういう人種はかわいそう、というより気持ち悪い、としか思えない。同じ女として見られることさえいやだ。
まあ、こういう容姿に恵まれない子は、現実の男には相手にもされないだろうし、マンガやアニメに逃避するしかないのかもしれない。

どうせ自分はこういう人種と関わり合うこともないだろうし、関わり合いたくもなかった。



麗奈は、電車が友達と待ち合わせしている駅に着いたようなので、もうその少女には目もくれず、さっさとホームへ降りた。少女はまだしばらくは同人誌を読んでいたが、自分もここが降りる駅だと気付いたらしく、ドアが閉まるギリギリでホームへ降りた。
少女「はー危ない、乗り過ごすとこだった」

この駅は規模が大きいため、外への出口も複数ある。
麗奈は混雑を避けるため、人のほとんどこないような通路を選んで歩いていた。待ち合わせの場所への距離もさほど変わらないので、麗奈はこちらがいいと思った。駅の通路の固い床に、麗奈のニーハイロングブーツのコツコツ、というヒール音が響く。
そして麗奈の後から降りたあの少女も、自宅への帰り道がそちらなのか、麗奈が向かった人通りの少ない通路に向かって、少し小走りで歩いていた。






少女「あっ」
小さな叫び声がして、麗奈はふと後ろを振り返った。
すると、そこには階段で足を踏み外し、こちらへ向かって倒れてきている少女の姿があった。
麗奈「きゃ・・・」
麗奈も思わず叫び声をあげそうになったが、それより早く少女の身体が麗奈に体当たりしてきた。
麗奈は少女の体重とその勢いを支えきれず、自分も階段の下へ向かって突き飛ばされてしまう。
身の危険を感じた麗奈は、なにかしがみつくものを探し、とっさに、自分に体当たりしてきた少女に抱きついた。
少女もまた、助かりたい一心で、自分が体当たりした女性・・・麗奈の身体をしっかり抱き締めた。
麗奈と少女はお互いを抱き合った状態で横倒れになり、一緒になってゴロゴロと長い階段を転げ落ちていった。



麗奈「い・・・いたたたた・・・」
少女「も~なにすんのよ・・・」
階段を降りきったところでしばらく気を失っていた麗奈と少女は、ほぼ同時に目を覚まし、ゆっくりと上半身を起こした。
少女「もう、これから遊びに行くってのに、服が汚れちゃったじゃない!どうしてくれんのよ!って・・・」
麗奈「ご、ごめんなさい・・・て・・・」
少女と麗奈はお互いに顔を見合わせた。
少女「な・・・なんであたしがそこに居るのよ!?」
麗奈「わ・・・私・・・?」

少女「ちょ、ちょっと、あんた、こっち来なさいよ!」
麗奈「わ、ちょ、ちょっと待ってください、本が・・・」
麗奈は床に散らばっていた本を集め、大事にリュックの中に入れた。
少女はそんな麗奈に早くして、と言い、腕をつかんでムリヤリ引っ張っていった。


少女「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ここは駅構内の女子トイレ。
その女子トイレから、大きな悲鳴が聞こえてくる。

少女「か、か、か、身体が入れ替わってるーーーっ!!??」
女子トイレの洗面台の壁全面につけられている鏡に映った自分を見ながら、少女はまたも大声で叫んだ。
少女は自分の顔を両手で掴んで、血の気の引いた青い顔でわなわなと震えている。
麗奈「そ・・・そうみたいですね」
麗奈もまた鏡に映る自分をみながら、自分の顔を両手でぺたぺた触っている。
麗奈のほうは、少女よりまたいくぶん落ち着いているようだ。
少女「こんなの嘘よ夢よ幻よーーーーーーーーーっっ!!あたしが、あたしがこんなブスなわけないわーーーーっっ!!」
少女は今度は頭を抱えて、天を見上げて叫ぶ。

麗奈「ぶ、ブスって・・・」
麗奈は、たぶん自分のことを言われているんだろうと思い、やや気分を悪くするが、鏡に映る今の自分の姿を見ていると、そんな黒い感情も消え失せる。
そこには、女の「美」を結集させたかのような、女性として完璧な容姿を持つ姿がそこにあったから。
やや、お色気がすぎる気もするが。
今、鏡に映っているこの美しい女性は、「自分」なのだと。
それを理解すると、胸の奥からなんともいえない熱いものがこみ上げてくる。
自然と頬が緩み、笑顔になる。
自分が笑うと、鏡の中の麗奈もにっこり微笑む。
そのあまりの美しさ、可憐さに、同じ女ながら、思わず自分に見とれてしまう。
しかし、さっきからちょっと身体が不安定だ。
この女子トイレに来る途中も何度も転びそうになったので何かと思ったら、自分はブーツを履いていた。しかも太ももまである、ニーハイロングブーツを。このブーツのヒールが、ものすごく高いのだ。
ブーツが膝や太ももなど、足の大部分を覆っているので少し動きづらい。加えてこの、不安定な高いヒール。普通にじっと立っているだけでも少し難しい。
さらに、身体にぴったりフィットしている黒のワンピース。このワンピースの丈が、ものすごく短い。このワンピースの裾をもう少し上げたら、パンツが見えてしまうんじゃないか、というぐらい短い。というか、普通に歩いているだけでも周りの人にパンツが見えそうな、そんな気さえする。

少女「ちょっとあんた、なにあたしの身体でニヤニヤしてんのよ!」
麗奈は少女にドン、と片手で突かれてしまう。
麗奈「そ、そんなニヤニヤなんて・・・」
麗奈は否定しようとするが、麗奈の、今の自分の姿に見とれていたのは事実だ。
少女「ブスでヲタクのくせに!それはあたしの身体よ!返してよ、あたしの身体を返してよ!」
少女は麗奈の両肩を手でつかみ、前後にグラグラと揺する。
麗奈「か、返せと言われても、私もどうしてこうなったか・・・」
少女に、自分の顔にすごい剣幕で怒鳴られ、麗奈はすっかり萎縮していた。
少女「あんたが悪いんでしょうが!!あんたがぶつかってこなけりゃ・・・」
麗奈「あ、わ、私が足踏み外したからですね、す、すみません」
少女「すみませんで済むわけないでしょ!どうしてくれんのよ、あたしの身体!って、そうか」
少女がなにかに気づき、麗奈の身体をガクガク揺するのをやめる。
少女「もう一度あの階段から一緒に落ちればいいのよ!!」
麗奈「ええっ!?」
あの長い階段を、もう一度?
麗奈は戦慄し、一歩下がろうとした・・・が、少女に腕をつかまれた。
少女「さあ、あそこへ戻るわよ!」
麗奈「ちょ、ちょっと待っ・・・」




少女「なんで元に戻らないのよーーーーっっ!!」
長い階段の降りきったところで、少女は床に横座りしたまま、また怒りの叫び声をあげた。
麗奈「い、痛たた・・・も、もうやめませんか?」
麗奈は頭を押さえながら、泣きそうになっている。
少女「なによあんた!!自分があたしみたいな美人になれたから、一生このままでいい、なんて思ってんでしょ!!」
麗奈「そ、そんなこと・・・」
多少は思った。が、そんなこと言えるはずもない。

少女「あーーーーーーーーっっ!!」
また少女は叫んだ。さっきから叫びっぱなしだ。
少女は自分の左腕に巻かれた腕時計を見ている。なんの飾りっ気もない、シンプルなデザインの時計だ。
少女「もう待ち合わせ時間とっくに過ぎてるじゃない!!圭吾くん、あたし狙っているのに!!」
麗奈「え、い、今から・・・待ち合わせしてたんですか?」
麗奈が少女に向かって聞いた・・・が、少女はなにか考え事をしていて、麗奈の事など耳に入っていなかった。
そして30秒ほど経って、突然少女は立ち上がった。
少女「ほら、あんたも立つ!!あたしの服が汚れるでしょ!」
麗奈「は、はい」
麗奈はヨタヨタと立ち上がった。慣れないブーツと高いヒールのため、やはりまだ安定して立てない。
少女「あんた、名前は!?」
麗奈「え、あ、はい、佐藤良子(さとう よしこ)といいます」
良子「なによ、顔もダサけりゃ名前もダサいわね」
麗奈「そ、そんなこと言われても」
顔はともかく、親がつけてくれた名前まで馬鹿にされると、麗奈もさすがに腹が立つ。が、ここはあえて黙っていた。
良子「あたしは片桐麗奈よ。あんたは片桐麗奈として、あたしが待ち合わせしている場所へ行ってもらう。あたしはこれから友達と遊びに行くのよ」
麗奈「え、か、代わりにって言われても、どうしていいか・・・」
良子「分かんないでしょ。だから、あたしも付いていく」
麗奈「えっ!?あなたもですか?でもあなたは今は私の身体だし・・・」
良子「あたしが遊びに行くのよ!あたしが行かなくてどうすんのよ!」
麗奈「・・・・・・・・・・」
なんか、無茶苦茶なこと言っている・・・と思ったが、とにかく逆らえる状況ではない。
とにかく今は、言う通りにするしかなかった。
麗奈「あ、でも、せめてお母さんに遅くなるってメールを・・・」
良子「後にしなさい!!さあっ、行くわよ!!」
良子は麗奈の腕をつかみ、またずんずんと歩き出した。
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by irekawari | 2007-04-17 23:56 | 女同士入れ替わり