白雪姫「女同士入れ替わりと、女同士の憑依が好きです。


by irekawari
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暗黒の女王を討て!!

女王「くっ・・・おのれ!」
レジーナ「じょ、女王様!」

メイビクの剣による攻撃と、エリーゼの魔法による攻撃で、暗黒の女王と女王の部下・レジーナは追いつめられていた。
メイビク「ママ、やったわ!このまま押せば、私たち、暗黒の女王を倒せるわ!」
エリーゼ「メイビク、まだ油断しちゃだめよ。なにか奥の手があるかもしれないわ。慎重に、追いつめましょう」
メイビクは13歳、エリーゼは29歳。
二人は母娘である。
メイビクは剣士として、エリーゼは攻撃魔法と回復魔法を操る賢者として、全世界を支配しようとしている暗黒の女王を倒すため、旅に出た。
そして二人は今まさに暗黒の女王と対峙し、そして絶妙なコンビネーションによって、暗黒の女王を追いつめていた。

対する暗黒の女王は魔族だが、人間型魔族なので、見た目は人間の50代の中年女性に見える。
暗黒の女王は豪華な漆黒のドレスを身に纏っていた。
大きくスカートがふくらんだプリンセスラインで、袖は肩の部分が大きくふくらんだ、パフスリーブになっている。
首まわりと袖、スカートの裾には純白のファーがあしらわれている。
ドレスの胸の中央とスカートの中央には、金の見事な細工の刺繍が入っている。
胸は五角形に大きく開いており、年老いた外見からは意外と思えるほどの豊満な谷間が覗いている。
足はエナメル製のヒールの高いブーツを履いている。
そして指輪、腕輪、ネックレス、イヤリング、サークレットなど、全身に装飾具を身につけていて、派手でケバい、という印象を強めていた。
顔は口元や目尻にはっきり皺が見える。
肌も張りがなくたるんでいて、顔にもシミがたくさん見える。
暗黒の女王はドレスや身につけているものは豪華で綺麗だが、本人は年老いて醜かった。

レジーナは暗黒の女王の親衛隊・隊長である。
レジーナ以外の部下は全てメイビクとエリーゼに倒されて、もう残っていない。
暗黒の女王もレジーナも、既に相当のダメージを受けて、瀕死の状態だった。

女王「おのれ・・・我がここまで追いつめられるとは。くくく・・・敵ながらあっぱれよ」
レジーナ「じょ、女王様?」
女王「心配するなレジーナ。久しぶりじゃが、あれをやるぞ」
レジーナ「女王様・・・!はっ、分かりました!」


メイビク「よーしママ、とどめをさすわよ!」
エリーゼ「メイビク、ちょっと待って!様子が変だわ」
エリーゼは手でメイビクの動きを制止した。


レジーナ「はああっっ!!」
レジーナは剣を振りかざし、主であるはずの暗黒の女王の身体を切り刻んでしまった。

メイビク「ひっ、ひぃっ!な・・・どうして!?」
メイビクは目の前でいきなり起こった凄惨な光景を見て、思わず悲鳴を上げた。
追いつめられ、気が狂ってしまったのか。女王の忠実な部下だったはずのレジーナが、いきなり女王を惨殺してしまった。
エリーゼ「待ってメイビク、なにか、変だわ。あのドレスを見て」
メイビク「ま、ママ。ドレスって・・・?あっ、ああっ!」
メイビクはさらに驚いた。
女王の身体は地面に転がっているのに、誰も着ていないはずのドレスだけが、宙に浮かんでいた。

メイビク「な、なんで!?女王はレジーナに殺されちゃったはずなのに、なんでドレスだけが浮かんでるの!?」
エリーゼ「これは・・・まさか・・・」
メイビクは目の前の異常な事態を把握するだけで精一杯だが、エリーゼのほうはなにかに気づき始めているようだ。


女王(く・・・くくく。人間の勇者達よ。よくぞ我を追いつめた。だが、しかしそれもここまでだ。もう我を倒すことはできん)
突然、女王の声が響いた。
メイビク「きゃあっ、女王はもう死んだはずなのに、ゆ、幽霊!?ママ、怖い!」
メイビクは思わずエリーゼの身体にしがみついた。
エリーゼ「メイビク、落ち着いて。幽霊なんかじゃないわ・・・女王はまだ、生きてるのよ」
メイビク「ええっ!?だって、女王はさっき・・・」
エリーゼ「ええ・・・女王のカラダはさっき死んだわ・・・でも、あれは女王の本体じゃなかったのよ」
メイビク「ええっ!?ママ・・・どういうこと?」

女王(く・・・くくく。さすが・・・エリーゼという名前だったな・・・お前のほうは察しがいいようだな。そうだ、これが・・・我の本体だ)
エリーゼ「やっぱり・・・女王の本体は、あのドレスだったのよ!」
メイビク「ええーーーーーっっっ!!??あ、あのドレスが女王の本体!?」

エリーゼ「女王の魂は、カラダじゃなくて、あのドレスに宿っているの。でも、ドレスだけの状態では、どんな魔法や剣による攻撃も効かないの。誰かがあのドレスを着て、女王のカラダにならないといけないの。女王がカラダを得ている状態でないと、女王を倒すことはできないのよ!」
メイビク「そ、そんな・・・それじゃ、誰も女王を倒せないじゃない」
エリーゼ「メイビク。でも、たった1つだけ方法があるわ」
メイビク「ママ・・・ま、まさか」
エリーゼ「私が・・・女王のカラダになるわ。」
メイビク「そ、そんな・・・ママ、ダメよ!」
エリーゼ「メイビク、躊躇ってはダメよ。これは世界平和のためなの。その剣で、わたしの胸を貫いてね。
女王も、私の身体をすぐには支配できないはず。でも時間が経てば、わたしのカラダは完全に女王に支配されてしまうわ。わたしが身も心も女王になってしまうまでの間、それまでがチャンスよ。それじゃ、メイビク。頼んだわね」
メイビク「い、いやぁっ!ママ、帰ってきて!」

エリーゼは素早く飛び出し、女王のドレスを手に取った。
女王(お、おのれ、なにをする!)
エリーゼ「わたしが貴女のカラダになります」
女王(な、なんだと?)
エリーゼは女王のドレスの背中のファスナーを開き、素早く、ドレスの中に自分のカラダを入れた。
女王(くくくっ、面白い。貴様自ら、わたしの新たな器になってくれるというのか)
エリーゼ「わたしは女王にはならないわ。わたしの娘が、貴女を・・・女王を倒してくれるわ!」
エリーゼはドレスの袖に腕を通し、背中のファスナーを挙げた。

ビリビリビリッ!
エリーゼ「きゃあああああああああああ!!」
エリーゼの全身に衝撃が走る。
女王による、肉体の支配が始まったのだ。
女王(くくく・・・お前の肉体などすぐに支配してやるわ・・・)
エリーゼ「も、もう・・・ほとんどカラダが動かせないわ・・・こんなに支配が早いなんて・・・メイビク!早く、わたしを倒して!」

メイビク「で、できないわ!」

エリーゼ「な、なんですって!?」
女王(くくく・・・)
メイビク「ママを殺すなんて・・・わたしには出来ないわ」
エリーゼ「ダメよ。今のわたしはもうわたしじゃないの。暗黒の女王なのよ。でも、まだ間に合うわ。まだわたしに、人間の心が残っているうちに・・・私を、倒して!」

メイビク「だ・・・ダメ・・・できない・・・できないわ」
エリーゼ「め、メイビク!・・・ああっ」
女王(く・・・くくく・・・。とんだ茶番だったな。貴様は、我に新しい器を与えただけだったというわけだ。さあ、我を受け入れよ・・・)
エリーゼ「ああ・・・メイビク・・・」

メイビク「マ・・・ママ・・・?」
エリーゼ「く・・・くくく・・・」
メイビク「ま、まさか・・・」
エリーゼ「くくく・・・我は暗黒の女王だ」
メイビク「そ、そんな・・・ママが、女王に支配されてしまったの・・・!?」

エリーゼ「くくく、お前の母親には感謝しているぞ。我に新しい器をくれたのだからな」
メイビク「や、やめて。ママのカラダを、ママに返して!」

豪華できらびやかなドレスを着たエリーゼは、本当に世界を支配する女王のように見える。
平凡な一児の母ではなく、世界を支配する悪のカリスマを身につけた、暗黒の女王になったのだ。
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by irekawari | 2007-03-19 22:27 | 女同士の憑依・乗っ取り